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詩作、過去作品 公開保存用

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#冊子

公開

また、沢山の励ましのメッセージや応援、ご支援を頂きましたこと、厚く御礼申し上げます。本当は、おひとりお一人にお会いして、しっかりお礼をしたいと思っております。この場で、大変恐縮ですが、感謝感激の気持ちを皆様にお伝えしたいとおもいました。

そしてここに、全文、というかデータを公開します。
冊子で読んでいただいた方が、モノろして保存できますし堪能できるのかな、とか思っていますので、プレ詩集、ひきつづ

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中年の恋愛

悪く言うと、あなたが悪いです。木製の選挙カーが具体例のように素通りする、ここは中選挙区です。あなたに似合います。猫をころした話。水はけのよい土。世間話の絶えないところで、あなたは、噂の美味い人。トイレの行き方が上手です。

論理的な口紅。春風のようなあなたの歯並びが、極論を受け付けないことを知っています。わたしの口調は、ボランティアのように冷酷だったでしょうか。あなたがおもむろにトイレへ立とうとす

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水田(失敗作なのか?)

水田が わたしの子を 孕んだ
水田はずっと 故郷での暴力を 恥じていた
その頬は 色彩が簡素で やわらかくはなかった
わたしは 水田におりるときはいつも 迂回することにしていた
迂回によって 舌で 
水田の窪んだ眼窩を 愛そうとする行為が
はじめられるような 気がするからだった
夕暮れのあらゆる父親の 浮き上がった鎖骨を 
撫でながら水田が 抱いてしまう不安は 
うつくしく 草花は 衝動でしかなか

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表紙と目次 (おわりに)小詩集の中身・保存用として


目次

井戸の訪い                   4
原色の幼なじみ                 6
あぜみちの風                  10
木通・無花果・柘榴・花梨            12
(果物についての私的ディテール)
鹿の残響                    16
蚕に纏わる伯母の幻視              18
パンを食う            

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牧師のオルガン

これは、前奏。そっと鍵盤にそえる指。牧師の手の甲は、いとも簡単な月のようだった。毛筆のような遠視の伯母が訪ねてくる。脳裏によるしなやかな手紙をたずさえて。家族のなかだけの言葉をつかい、リッタイテキな本棚を何個もつくるように言った。伯母がねむるとき、夏の頸動脈が深淵な川に到着する。その先で白紙に並べられた数式は、水脈のようにみえた。一斉に、蝶々結び、できるだろうか。図工が苦手な人たちとともに高山植物

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