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現在ニートの24歳のTさんが、自信をどうすすればつけられるかについて相談に乗った回。インスタライブ配信の記録。
今日実はちょっとしたノリでインスタライブの配信をしました。
理由としては、僕自身の強みというものが人と対話することによって最大限表現されるだろうという仮説からでした。
そこで今回下記のような募集をしたところ、Tさんが「ボッコボコにして欲しいです!」ということで、DMが来たのでなんとなく実施することになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716291649060-43UGUtfKiB.png?width=800)
結論ボコボコにしませんでしたし、超絶建設的な回になったのでその記録をご覧いただければと思います。
なにかしら悩んでる人がいたり、キャリアで迷子になってる人がいたらぜひ見てほしいなと思います。
Tさんについて
本題に入る前にTさんについて背景を少し描いておこうと思います。
Tさんは現在24歳で、実家暮らしでアルバイトを転々としていてものの現在は無職です。
ここだけ切り取ったらちゃんと仕事している人からしたら「だいぶヤバい人」に見えるかもしませんが、実はぼくらは人間としては対等なので人のことを馬鹿にしたり見下す資格なんかありません。
しかし、本人は当然ながら「このままだとヤバい」と思っており、その状況をどうにかしたいと思っていました。
そこで、なんでこのままだとヤバいと思うのかということについて聞いたのですが、「流石に親にも迷惑がかかるし、自立しないとな」という感じの回答が返ってきました。
そこでぼくが「自立ってどういう状態なの?」とか聞いてたのですが、詳しいことは忘れました、ごめんなさい。
ただ本人に「結局どういう状態になりたいの?」ということは聞きました。
そこでTさんから帰ってきた回答は以下のような感じの回答でした。
お金を稼ぎたい
好きな服を着ていたい
お金を稼いで、時間が充分にある状態にしたい
ということでした。
でもここで勘の言い方は「ん?」と思ったかと思います。
ここでぼくが突っ込んだのは「今ニートなんだから時間あるじゃん」です。
そう、お金がなくても時間を作ることはできます。
つまり彼の悩みはそんなこと(時間が欲しい)ではないのです。
何もしていなくて不安な状態が苦しいから、お金という手段を使ってその心配をしたくない状態というステップがまず存在してしまっているのです。
しかし、この不安を解消したところでTさんが自分の人生に対して幸福度を上げられるのかを考える必要があります。
さらにいうと、ぼくがTさんに「なぜ好きな服を着たいのか?」ということを聞いた際に、Tさんは「自分のことを表現したい」という回答をしました。
恐らく、Tさんは自分のことを表現できていないと思っていたのかもしれません。
しかし、その好きな服を着ることによって何がしたいのかという「目的」がハッキリしないことがちょっとマズいかもと思いました。
ここで挙げた問題点をしては、それら両方を達成したときにどういう状態になっているのかということです。
そこでやっとTさんは「自信がつくと思います」と言ってくれました。
ぼくはそこから更に「自信てないとやばいの?」とか、「自信ってお金や自分の好きな服とか着て身に付くものなの?」という問いを更に出しました。
なんでこんなことを聞いたのかというと、自信というものは根拠がなくても持てるし、自分を表現する方法も実は無数にあるとぼくが知っていたからです。
ただ、自信がない状態はまずいという風には思っています。
自信がないと思考回路がネガティブになるし、前進する際に絶対に妨げになるので、自信をつけていくためにどうするかみたいな話になっていきました。
どうすれば「自信」がつくのかについて議論した
最初のテーマは「どうすれば"自信"がつくのか」ということについて話しました。
とは言っても、ただ単にどうすれば自信がつくのか話したわけではありません。
なぜ自信が欲しいのか
Tさんにとって自信とはなんなのか
そもそも自信がないとなぜダメなのか
こういう根本的なことについて結構ちゃんと議論しました。
ぶっちゃけぼくは結構適当なので、「自信なんて生きてるだけで儲けもんやん」くらいにしか思ってなくて根拠のない自信の塊みたいな人間なのですが、ここはちゃんと話し合いました。
問1:これまでに挑戦したことがあるのか
ここからは「自信がつく過程」をめっちゃゴリゴリに言語化します。
挑戦した経験はぶっちゃけなんでも良かったので聞いたところ、Tさんは「ヒッチハイクした経験がある」と話してくれました。
大事なのはここから。
『なぜヒッチハイクしようと思ったのか』
これが超絶重要だったのです。
きっかけは「先輩がやっていたから」なのですが、ぼくはここも超深掘りしていきます。
ワイ「その先輩ってめっちゃ極端だけど、陽キャか陰キャでいうとどっち?」
Tサン「どっちかというと陰キャです(失礼)」
ワイ「動機ってなんだった?こいつができるなら俺もやろうとか色々あるじゃん?(もっと失礼)」
Tさん「いや、本当にやってるんだて人がいてビックリしてぼくもやってみたいと思ったんですよね」
ワイ「答えこれやん」
Tさん「え?」
そう、「ぼくもやってみたいと思った」というこの箇所に全て答えがあったのです。
誰かに強制されるわけでもなく、自分の意思に基づいて行動したいという欲求に動機を与えることを「内発的動機づけ」と言います。
そこでTさんはなぜ「『ぼくもやってみたい』と思ったのか」について深掘りすることが重要になります。
ぶっちゃけ理由はなんでもいいのですが、ここで確かなのはTさんの「好奇心」が刺激されたという事実です。
ここからがもっと大事なのですが、この好奇心はTさんが「好奇心を持ってやろうと思って好奇心を持ったわけではない」ということです。
つまり、好奇心自体は「外部からの刺激」として発生した感情ということになります。
人間は意外と自分で物事を考えていないです。
その証拠に、お腹が空いた人は「これからお腹が空くぜぇぇぇえ!!」と思ってお腹が空くわけがないですし、ドアを開ける時も「俺はこれから、このドアノブを回してドアを開くんだ!行くぜ!!!」とか思わないんです。
というかこんな人いたら恐怖でしかありません。
その人の人生がちょっと劇場版なのかなと思うくらいです。
冗談はさておき、このように人は基本的に外部の環境や刺激に対して「反射」的に行動していることがほとんどで、その際に人間の意識というものは介在の余地すらありません。
なので、この「外部からの刺激で好奇心が刺激された」という事実を抑えることがめちゃくちゃ重要なのです。
これさえわかってしまえば、あとは何かチャレンジしようとか思った際に「どうやって好奇心に火をつけてやろうかな」と工夫すれば挑戦そのものに対するハードルを下げることができるようになるのです。
みんなが大好きな『再現性』というやつです。
そして、自信は「挑戦して達成すること」で徐々に身についてくるものです。最初から全てに対して自信のある人は珍しいです。ブッダですら厳しい修行の末「自分なんてねぇよ」という結論に至っているので間違いないはず。
では、なぜ「挑戦して達成すること」で「自信がつく」のでしょうか?
答えは「経験が残るから」でしかありません。
これに関しては成功したか失敗したかはそれほど重要ではないのです。
なぜなら、ぼくはヒッチハイクをしたことがないし、できるとも思ってないからです。
これが全てで、ぼくはいくらニートで無職のTさんにもこの経験値で勝つことができないのです。
仮にぼくが「ヒッチハイクしたくらいで偉そうにすんな!」とか「で?それだけ?」とか言ったところで、Tさんは経験値があるのでいくらぼくの方が収入や他の分野の経験があっても「やってから言ってもらえますか?」と反論ができてしまうのです。
はい論破って感じです、チクショウ!
これが「自信の正体」です。
自信は経験すれば身に付く、そもそも自分なんてこれまでやってきたことの積み重ねでしかない、だからこれから何者にでもなれるという結論に至れば実は自分の人生を勝手に息苦しくしているのは「テメェ自身」ということがわかります。
そう、人生というのは基本的に虚構だし空っぽだし、役割で自分を演じているのであたかも「何者かである」という錯覚を起こしやすいです。
確かに過去に歩んだ経験が稀有なものであれば「尊敬」はされるかもしれません。
でも過去がすごいから未来が保証されている人はどこにもいません。
可能性の間口が広がるくらいで、結局新しいことや未知のことに挑むことの重要性は何一つ変わらないのです。
自信がつくためには「挑戦」が必要、でも挑戦するためには「好奇心」が必要という構図がここに誕生しました。
皆さんが本当に気がつかなければならないことは、この「好奇心」にどうやって火をつけるかということにあります。
それさえ見つかってしまえば、その先が気になってきて止めたくても止まらない状態になったという経験をほとんどの人がしているはずです。
あとは年齢とか性別やこれまでの家庭環境によって、自分自身に対する評価や認識の仕方について「メタ認知」することに影響が出てきますが、これに関しては今回のテーマから外れるので書かないことにします。
まとめ
このように壁打ちしていった結果、「なんか前提とか全部そこまで考えてなかったのでめっちゃ視界がクリアになりました」と嬉しいことを言ってくれたTさん。
そう、実はこのように視界がクリアになるようにすることが最も重要で意外とこれができない人が多いのです。
できる人はそれでいいのですが、ぼくは自分で要素分解してこのように勝手に解像度を上げられるので「別に世の中でそんなに求められてないんじゃね?」と思っていたのです。
でも蓋を開けてみればいろんな人から「すごいタメになった」とか「考える機会があっていいです!またやってほしい」とか言っていただけたのでやった価値はあるなと思いました。
こんなふうにみんなで考えて参加して考えて自分と向き合えるようなコンテンツをもっと作れたらなと思えた1日でした。
話してみたいと思った人はぜひTwitteとかみてください!
特にテーマとか決めずにフリースタイルな感じでできたらと思ってます。
これからもオネシャス!
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