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監督、トップに求められる資質、技量

こんにちは。

本日は、雨、曇り、が行ったり来たりの不安定な日ですね。

今朝、CLがあり、バルセロナは、見事5−1でプルゼニ相手に勝利しました。

レバンドフスキは圧巻のハットトリック。

フェラントーレスも途中出場ながら、1得点、1アシスト。

ケシエもバルサ初ゴールを決め、上々の走り出しになりました。

うまく選手も休められ、来週のバイエルン戦に向け、良い試合になりました。

週末のリーガもうまくローテーションして、ベストな形で戦って欲しいものです。

また、昨季CL準優勝のリバプールはナポリ相手に1−4のボロ負け。

元々苦手としていたそうですし、アウェーなのもあり、怪我人も多いのもあったかと思いますが、ちょっと意外な負けでした。

チェルシーでは、トゥヘル監督が電撃解任。

2020ー2021シーズンに、CL優勝したチームを作った監督のまさかの解任。

連敗続きだったのが、CL初戦の敗退で打撃になったみたいです。

バルサから移籍したオーバメヤンがかわいそうだなとクレとしては思います。

プレミアリーグが異常なお金が集まっていますが、

世界3大リーグと言われる、セリエ、プレミア、リーガとある中で、

CLの大会は、ここ10年は、バルサとレアルのどちらが取るかという形だったので、

昨季もレアルが優勝しましたし、リーガが3大リーグの中でも、結果論としては強いチームが出来上がっているのかもしれません。

プレミアは、豊富な資金力でお金はどんどん使っていますが、中々、CLで勝てない。

今年は、大本命は、ハーランド率いるシティでしょう。

初のCL制覇をしたら、グアルディオラ監督も、シティの監督の座を止めるのかもしれません。

リバプールのクロップも、そろそろ潮時になってきたのかもしれません。

去年は、南野選手やオリギ選手などのベンチメンバーが本当にありがたい存在だったのだなと思います。

マネ選手が抜けたのも大きいと思いますが、全体の層が落ち、劣化し、クロップのやりたいサッカーが再現できず楽なってそうです。

監督に求められる資質って難しいなと思います。

では、サッカーの監督に求められる資質は何か?

長期で求められるもの、短期で求められるもの、別れていくと思います。

長期の場合は、若手をうまく活躍させ、年齢の若返りを図りつつ、

戦術の引き出しをうまくしながら、クラブへのロイヤリティを増やす選手、クラブに所属するプライドを増やす選手を育成していく必要があります。

そのためにも、クラブとして、こういうサッカーをしていくというビジョンと、

戦術の引き出しの多さが必要となり、

また選手起用も公平性を保たないと、不満が出やすいので、

選手をうまく起用しながら、それぞれの良さを生かしてあげるというのが大事になります。

短期では、勝利をするために、結果を出す選手の起用、選手交代のタイミング、

戦術の切り替え、それは引き分け時、勝っている時、負けている時で、

変えられる引き出しの多さが大事になります。

つまり、修正力。

試合を大局的に見て、細部をいじっていくこと。

長期で一貫したコンセプトの元、選手の若返りをしながら、チームをつくること。

短期では、柔軟に試合を修正できる、勝てるチームをつくること。

この二つが非常に重要となります。

前チェルシーのトゥヘル監督は、短期で抜群の力を見せ、CLを優勝させたのですが、

長期は得意でないのかもしれません。

現レアルマドリード監督のアンチェロッティ監督も、短期が素晴らしい成果を出し、CL制覇に導きました。

長期の特に、若返りをサボっていると、ツケがきます。

それが、リバプールの今なのかもしれません。

主力であるサラーやフィルミーノ、ファンダイクは軒並み30代前後、

ジョタやディアス、今季はヌニェスを補強しましたが、若すぎてバランスが悪かったり、怪我がちだったりと、不安定です。

若手への大金の補強は大きなリスクとなり、ハマればいいですがハマらない場合は損しかしませんし、チームのバランスが崩れます。

チームに忠誠心を持ち、ベンチでも腐らず出れば全力で試合をしていた、オリギや南野選手の放出は、チーム自体の全体の士気を下げたのかもしれません。

チェルシーも大型補強を繰り返しますが、

ルカクやヴェルナーは結局放出(ルカクはレンタルですが)、

プリシッチ、ツィエク、と中々フィットしきれません。

これは、監督というより、クラブ側のオーナーの責任も大きくありますが。

一貫性がないチームはいずれダメになっていきます。

一番良いチームづくりは、下部組織出身者をトップチームに昇格させ、

その選手中心にチームを作り、

足りないポジションを、補強するやり方でしょう。

その点で、バルセロナというチームは奇跡的なクラブでしょう。

ある時期は、選手スタメン全員、カンテラ、下部組織出身者ということもありました。

バルデス、プジョル、ピケ、ジョルディ、セルジ、ブスケツ、シャビ、イニエスタ、セスク、ペドロ、メッシ、

こういうメンバーがカンテラというのは凄すぎることだと思います。

特に、メッシという世界最高の選手がいたという事実だけでも、

バルセロナというチームを推す理由になります。

バルメトウ会長になってから、見事バルセロナは崩壊させられ、

ネイマールのパリSG移籍に、慌て、

コウチーニョ、デンベレ、グリーズマンと、150億円以上の補強、高額年棒を契約させ、さらに既存選手の年棒を次々とあげ、クラブ財政を大きく逼迫させ、

メッシの退団、1年で監督の3度の解任、さらにバルメトウ逮捕になりました。

そこから、改めて、ラポルタ会長指揮の元、

長期スパンでのチームづくりと、短期でも勝てるチームづくりに着手し、

まずは、カンテラの象徴である、シャビを監督に招集し、

バルサらしい美しく勝つサッカーを目指す。

そして、勝てるチームづくりと財政再建で、アレマニーSDが、

年棒の削減、余剰戦力の放出、そして、未来の財産を今受け取り、

勝てるチームにするために、的確な選手補強に着手しました。

私個人的には、お金を使わず、カンテラを起用増やし、CL圏内獲得すればいいかなと思ってましたが、

クラブもシャビも、全タイトル目指すメンバーが必要とのことで、

高くても獲得に乗り出しました。

そして、今の所全補強選手があたりでしょう。

フリーで獲得した選手は、リスクもほぼないので、いいでしょう。

シャビは、守備では、ラインを高く保ち、ハイプレス、即時奪回、

攻撃では、ボールを保持し、サイドのアタッカーが崩し、中で仕留める。

シンプルですが、選手の質次第で、相手は相当嫌なサッカーになります。

守備ではカウンターリスク、攻撃では、相手にドン引きされると崩しにくいリスクがありますが、

守備は、スピードがある、アラウホやクンデ、クリステンセン、バルデの起用、

攻撃では、ハフィーニャとデンベレという個で崩せ、一撃で仕留められるレヴィの起用で、

ここ数試合は複数得点での勝利が続いています。

カウンターは危うさが多少ありますが、GKテアが神がかりセーブを連発してくれているおかげで、失点も少ないです。

負けている時には、選手交代で、リスク覚悟で攻撃の選手を次々といれ、得点に結びつけているので、シャビ監督の修正力も評価できると思います。

と、気づいたら3000字超えていたので、今日はここら辺で終わろうと思います。

監督求めらるのは、短期の結果だけでなく、長期も必要で、

それぞれ、違うことが求められる。

これは、経営でも同じで、経営者は両方持っていないと、会社が潰れるし、

優秀な人材が残らない。

即戦力も必要だし、生え抜きの人材も必要。

両方のバランスをうまく活かすことが大事なのだなと思います。

おしまい。

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