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高校生のためのオンラインコミュニティ「とびこむ」ってどんな場所?

こんにちは、地域を旅する さとのば大学 編集部です。

さとのば大学では、高校生の頃から対話したり、探究を深めることに触れてもらいたい!と、さとのば大学の学びのエッセンスを取り入れたオンラインコミュニティを運営しています。
今回は、さとのば大学で学生の学びをサポートするラーニングアシスタントであり、オンラインコミュニティ「とびこむ」の運営メンバーも務める千葉桃子さん(通称:ちばもも)にお話を聞きました!

千葉 桃子(ちばもも)
さとのば大学のLA(ラーニングアシスタント)と広報担当。埼玉県出身、岩手県洋野町在住。アイスが好きすぎて1日5個食べたり、走るのにハマって月200キロ走ったり…好きなものをとことん追求するアクティブな人間。

高校生のためのオンラインコミュニティ To become -とびこむ-
毎週木曜日 19:30-21:00(5週目はお休みです)
1・3週目:高校生のための探究ゼミ
2・4週目:全国のU-25と語ろう!
https://satonova.org/archives/events/tobecome


とびこむはどんな取り組み?

ーまずはどんな場所なのか教えてくれますか?

高校生を中心とした若者のためのオンラインコミュニティです。高校生だと、授業や部活で忙しい人も多いのかなと思うんですが、毎日同じ場所で同じ人と過ごしてばかり…もっとたくさんの人と関わって価値観を広げたいなと思ってる人もいるんじゃないかと思います。
そんな全国の高校生たちが、気軽に集まって話したり、学び合ったり、世界を広げる場所になったらと思ってます。

「To Become」というネーミングも、新しい場所に飛び込んで世界を広げるという意味と、「〇〇になる(to become )」の二つの意味をかけ合わせて名付けたんです。

自分を知る、スキルを高める「探究ゼミ」

ーとびこむでは、「探究ゼミ」と「全国のU-25と語ろう!」の2つのテーマがあるんですよね。探究ゼミの方ではどんな活動をしてますか?

学校で取り組んでいる探究学習は様々で、高校生の中には、「学校でやってる探究学習にはまってる!」という人も、「つまんない・・・」という人もいますよね。
「探究ゼミ」というと気構えしてしまうかもしれませんが、ここではワークショップや対話を通して、”自分を知る”、”探究にも生かせるスキルを高める”ことをしていきます。
もちろん単発での参加でも大丈夫ですよ!

実は探究って学校の授業でやるだけではなくて、一人一人の中に「これ面白い!」と思う好奇心が潜んでいる、それを深めていくのが探究なんです。

まずは、自分って何が好きなんだろうー?の種を見つけたり、他の高校生ってどんなことに興味あるの?何してるの?を知ったりする中で、私らしい何かが見えてきたり。

だから、アクティブな高校生じゃなくても、一歩踏み出して外の世界覗いてみたいなという人、進路迷ってるけどみんなどんな風に道を歩んでるのか知りたい人にも来てもらえたら嬉しいです。

実際に扱ってきたテーマはこんなのがあります。
・偏愛マップ作り
・プレゼンについて学ぶ&発表
さとのば大学の授業で扱っているワークをやってみることも。

雑談から生まれる発見!「全国のU-25と語ろう」

ー2・4週目に開催している「全国のU-25と語ろう」はどんな内容ですか?

普段関わっている家族や学校の友達以外の同世代と出会って、それぞれの内にあることを語り合う気軽な場です。
「Open space technology」というワークショップ手法を使って、雑談から気づきを生み出す場を作っています。具体的には、参加者が今話したいテーマを出し合い、テーマに関心ある人同士が集まって語り合います。

ー例えばどんなテーマが出されるのですか?
集まる人によって出るテーマが異なるのも面白いところなのですが、例えばこんなものがあります。

  • 自分が好きなこと・趣味

  • 学校の**って当たり前?

  • 進路、将来のこと

  • 悩み

  • 日常の中で出来た問い

  • 人間関係やコミュニケーションのこと

いつも気になっているけど学校では話題に上がらないものを改めて話すきっかけになったり、他の人の考え方を通して自己理解が深まったり。
夏休みやりたいことを書き出したり、「18歳って大人なの?」「自分らしさって?」のようなテーマ回を設けていることも。

やってみたい、考えてみたいけど、一人ではなかなかできないこともあって、そういうテーマをみんなで楽しくやるから前に進められる機会にもなってます。

コミュニティとして大切にしていることは?

色んな人がいるので、価値観が違うのは当たり前。どんな人でも参加しやすい場になるように工夫しています。

その工夫の1つがグランドルールです。初めて参加する人も、継続参加の人も、心地よく、安心して過ごせるように、基本的なルールを設定しています。

会話の中では普段話しにくいことを打ち明けてくれることもあるし、逆に無理に話す必要もない。気分によっては聞き専でも大丈夫。

オンラインではリアクションや間の取り方が難しい面もあるけど、一人一人が大事な話をしてくれるので、今に集中してみんなと時間を共有することを大切にしています。

初めて参加した人でも「居心地よかったー」と言ってくれることもあって、嬉しいです。いつでもウェルカムなので、気軽に今日行きたいな!って時に来てもらって、色んな人が交わり合う場になったらと思ってます。

参加者の感想をご紹介!

人それぞれ持ち帰るものが違いますが、今までの感想の一例をご紹介します!
■探究ゼミ
「他の人の言葉を聞いて、刺激を受けた」
「スキルを他の場所でも生かしたいと思った」
「学校とは違う視点で取り組めた」

■全国のU-25と語ろう
「初対面なのに全然緊張せずに話しやすかった」
「集まるメンバーによって話の内容も変わっておもしろかった」
「話したいと思ってたテーマを深められて良かった」
「みんなの考えていることが知れてワクワクした」

Q&A形式で色々質問します!

Q. どんなメンバーで運営してますか? 
A. 
今は、さとのば大学事務局のメンバーに加え、さとのば生、大学生の若者メンバーで運営しています。その他のさとのば生も遊びに来てくれることもありますよ!

Q. 参加者はどんなメンバー?
A. 
全国の高校生で、特にこんな人たちという共通性はないです。
課外活動に関心がある人やさとのばのLearning Journeyに参加したことがある人が多いかも。
U-25と語ろうの回では、大学生、専門学生、高校卒業後就職した人の参加もあって、高校生にとってはどんな風に進路を選んだのか、その後どう感じているかなど、実際の体験談を聞ける機会にもなっています。

Q. 参加者は毎回どれくらいの人数ですか?
A. 日にもよりますが、10~15名ぐらいの回が多いです。
毎回新しい人や久しぶりの人もいたりして、どの回も楽しみです。

Q. とびこむ参加者とのコミュニケーションは取れる?
A. 初回ウェブから申込で参加してもらった後、希望者にはSlackのコミュニティにご招待しています。とびこむがない日も「みんな○○ってどうしてる?」「こんなことあったよ」みたいなコミュニケーションが生まれています。

Q. オンラインやZoomに慣れていないけど大丈夫?
A. 初めての人でも、最初に今の気分などをシェアする「チェックイン」でどんな人を知り合い、雰囲気に馴染んでいくことがほとんど。
雑談のテーマだしをするのにタイピングすることがあるので、PCやipadでの参加がおすすめだけど、スマホでもOK!分からなかったり慣れてない人がいたら、みんなで練習したり、サポートするので遠慮なく!

これから来てくれる人へのメッセージ

この人はどんなところが好きなんだろう?と聞いてみると、深い想いが出てくることがあって。深く話していくと、自分の言葉があふれてくるんです。
それ自体が探究していく楽しさ・面白さだし、自分の好きを出していいんだと思える、そのきっかけが「とびこむ」で生まれたら嬉しいなと思ってます。

高校生が周りの大人を見て、働いてて楽しくなさそうって思ってしまうのは残念なので、自分自身も一大人として「こんな生き方あるんだ!」「楽しく働くってできるんだ」と思ってもらえたらそれもまた嬉しいです。

とびこむは毎週開催してるので興味あるテーマの時に、来たい時に来れるのがいいところ。初めての人も久しぶりの人も自分のタイミングで気軽に来てください。話せるのを楽しみにしています!

■毎週木曜開催!「高校生のためのオンラインコミュニティ To become -とびこむ-」

7月のテーマはこちら!
「探究ゼミ」
【7/4】自分が大事にしていることって何だろう?「価値観ワーク」で自分を知ろう!
【7/18】新しいアイデアを生み出す!「ブレインストーミング」を体験しよう!
「全国のU-25と語ろう!」
【7/11】「みんなのストレス解消法」
【7/25】「好きな言葉」

■暮らしながらプロジェクトを実践する、さとのば大学の学びのフィールドは全国各地

さとのば大学では、4年間1年ずつ多様な地域へ留学し、地域での様々な人との出会いや対話を通して自分自身の関心を探り、マイプロジェクトへと繋げて実践していきます。ぜひあなたらしさが活かせる地域を、見つけに行きませんか。

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