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制作会社un-T factory!がお送りする「みんなのデザイン筋トレ」講師のサトキチ…

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制作会社un-T factory!がお送りする「みんなのデザイン筋トレ」講師のサトキチです。 アートディレクター|講師(大学・企業研修)業界経験25年、現在フリーにて活動中! https://www.street-academy.com/steachers/38299

最近の記事

【デザイン基礎かるた】全記事まとめ50音index!

この夏、1日1記事で完走しました『デザイン基礎かるた』。 記事のインデックスを作りましたので、 ・デザイン勉強中の方、新人デザイナーさん ・ちょいとデザインに興味があるわ、というノンデザイナーさん は参考資料の一つとしてお使いいただければ幸いです。 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 まとめてみたら、最初の方はだいぶ記事が短いな笑。 デザインの基礎をデザイナー以外の方にも理解していただき、制作に関わるメンバーの歩み寄る基盤とする

    • 2021夏の自由研究「デザイン基礎かるた」完走! all読札・絵札のpdfデータ、よろしければどうぞ♪

      みんなのデザイン筋トレ 2021夏の自主プロジェクト、完走しました! さ行からは1日1記事、40日連続投稿、久しぶりに毎日絵日記を書いている気分になりました。 実は最初にnoteに宣言した時から、ちょこちょこ読札は変わってる。。 言い回しを変えたり、テーマ自体を変えたり。 今のところnoteさんしか褒めてくれてないけど、まず『デザインの基礎』というしばりで50音分川柳揃えたのは頑張ったんじゃないかしら。 本当に少数の方からですが、『揃ったらプリントします!』と言っていた

      • 【デザイン基礎かるた:ん】

        ん〜微妙 そうなる前の すり合わせ『ん』の付くデザイン用語なんてないさ! でもこの言葉を先輩やクライアントから言われている新人デザイナーは結構いるんじゃないかしら?!(実は同僚だったあるADの口癖。彼は完全にダメだなと思ってる時に言うのを私は知っている。) デザインチェックや第1稿提案の時の反応はドキドキしますよね。 『ん〜微妙』『なんか…ちょっと違うんだよね。。』 デザイナー側からするとショックな言葉、実は先輩・依頼側も言わねばならない時はとても残念な気持ちです。 「あれ

        • 【デザイン基礎かるた:を】

          を、に、の、へ、が、 助詞の工夫で 際立つ前後おお、無理矢理どうにかしたなって感じでしょ笑。 今回はデザインの中でよく使う『助詞の扱い』をテーマにしてみました。 鬼が屁をしたみたいないい感じの語呂が出来て川柳の出来は満足です。 みなさんは、デザインの中の「てにをは」、意識していますか? まず「てにをは」についてが朧げな方はこのあたりで記憶を呼び起こしてくださいね。絶対義務教育でやってるやつなので…! この『助詞』デザインで使う時、何を気をつけるのか。 主にタイトルやキャッ

        【デザイン基礎かるた】全記事まとめ50音index!

          【デザイン基礎かるた:わ】

          ワックワク にぎやか元気 ビビットカラートーンシリーズ最後は原色系。 白も黒も混ざっていない原色のビビットトーンは最も彩度高いグループで、そこにあるだけで目立ち、目を引く色合い。 彩度の低いトーンよりも『派手で賑やか』な印象を見る人に与えます。 私が昔から大好きな色合い。 ビビットトーンが人に与える効果・効能は ・元気、活発 ・楽しい、POPな ・勢い、スピード感 ・キッパリとした潔さ、強さ など。どのトーンよりも上記印象が強く伝わります。 ビビットトーンは、フラットな着

          【デザイン基礎かるた:わ】

          【デザイン基礎かるた:ろ】

          ロジカルに 視覚と印象で 説明を早いものでもう『ろ』です!あと3 回!頑張れおれっち。 今日のテーマは『デザインのプレゼン(説明)』です。 『プレゼン』は苦手な人が結構な割合でいらっしゃるんですが、聞いていて説得力を感じるデザイン説明の方法には、しっかり必勝パターンがあるのですよ。その型を覚えてトレーニングを行えば、もうプレゼンも怖くない! その必勝パターンとは…テーマ川柳の通り、 説明の中に『そのパーツが視覚的にどう見えて、人の印象にはどんな影響を与えるのか』この2つを文

          【デザイン基礎かるた:ろ】

          【デザイン基礎かるた:れ】

          例外が 活きる秘訣は 法則にあり人は『繰り返された同じデザインのものを同じ役割と感じる』デザイン4原則の一つ、反復の法則です。 く〜。。テーマが被らないようにしてたのに『す』と被っちゃった。 けど微妙に言いたいことは違ってるからセーフ!反復Part2です。 さて、『れ』の回なのでなかば無理矢理『例外』と捻り出しましたが、今回お伝えしたいのは『画面の中でそのものを立たせる』ということ。 「もっとここの見出し、立たせて」なんてアドバイスは新人デザイナーさんだったら一度は経験があ

          【デザイン基礎かるた:れ】

          【デザイン基礎かるた:る】

          ルックスに かかるバイアス 利用せよ見た目に騙されちゃいけないよ。 見た目で判断してはいけないよ。 など、『見た目』に対する教訓は世の中にたくさん溢れてますね。 これは裏を返すとそれだけ人は無意識で見た目に先入観を抱いてしまうからに他なりません。 この先入観=バイアスを逆手に取って、制作物に利用している例も山ほど。 いくつかある傾向を知っておきましょう。 ベビーフェイス効果丸みを帯びた輪郭や大きな瞳、体に対して大きな頭など、赤ちゃんのようなフォルムと顔立ちは、大人びた特徴

          【デザイン基礎かるた:る】

          【デザイン基礎かるた:り】

          リアリティー 光と影の 使いよう私がデザイナーになったのは約四半世紀前ですが、当時の私にとって『広告』とはキラキラしていて、必ず撮影をしてビジュアルを作るものと思っておりました。(たぶん、巨匠の仕事系のそういう本ばっかり読んでたから) ところが現実、そんなにキラキラしてねえ…!! もちろん業界長いので、それなりにしっかり撮影や絵作りを経験する機会もありましたが…。 プロのカメラマンさんやモデルさんを使って撮影するなんて数え出したら両手両足の指で間に合っちゃうくらいの回数です

          【デザイン基礎かるた:り】

          【デザイン基礎かるた:ら】

          ランダムが 作る世界の 楽しさよ『ランダムとは』で辞書を引くと無作為にすること。任意にすること。手あたり次第、などが出てきますが、デザイナーが画面・紙面を『ランダム』で作ろうとした時、完全に無作為や任意の形に任せて作るわけでなく『不揃いに見えるように』作っていくことが多いと思います。 きっちりと規則性のあるグリッドデザインが、整然とした・とても真面目できちんとした雰囲気を出せるのに対し、ランダムに見えるデザインは ・ワクワク、期待感 ・自由でのびのびとした ・楽しい、遊びの

          【デザイン基礎かるた:ら】

          【デザイン基礎かるた:よ】

          様式を 知れば引き出し 増えにけりここで言う様式とは、『美術様式』のこと。 中学校あたりの歴史や美術の授業で触れられてるので覚えている人もいますかね? ビザンティン、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、この辺のワードだけはなんとなく記憶の隅に…という方が多いかもしれません。 デザイナーを目指す方、またスキルアップを狙うデザイン初心者の方は、少なくとも西洋の大きな美術史の流れとその傾向を頭の中に入れておいた方がよいでしょうね。 私たちが日々制作するものに直接取り入れる機会や、そ

          【デザイン基礎かるた:よ】

          【デザイン基礎かるた:ゆ】

          指先と 目線の先には 見せたい情報最初に言っておくと、「これ絶対こうしろよ」っていう意味ではありません!「人間の性質を利用した見せ方の一例」と覚えておいてもらえると良いです。 人が本能的にまっさきに認知してしまう「人の顔」。 ですが、さらにその人が向いている方向にも、無意識に目が行ってしまうのです。 赤ちゃんと「会員登録はこちら」が一塊に見えるのはどっち? この質問は講義の中でも行うのですが、圧倒的に「上」と答える人が多いです。赤ちゃんが右を向いているか、左を向いている

          【デザイン基礎かるた:ゆ】

          【デザイン基礎かるた:や】

          柔らかに 軽く魅せるは パステルトーントーンシリーズの3つ目は、原色に白を混ぜて明度を高くした色のグループ、パステルトーン。ペールトーンとも言いますね。 トーン図で見ると左上の方『明度は高く、彩度は低い』というややこしい説明が必要な位置にいます。 メインで見えてくる色にパステルトーンが使われていると ・ふんわり、柔らか ・優しい、穏やかな ・軽い、軽やかな など、なんだか画面全体が「ウフフ」って可愛らしく微笑んでいるような、そんな印象に。 私はビビットカラーの方が好きなの

          【デザイン基礎かるた:や】

          【デザイン基礎かるた:も】

          文字詰めて 魅せる画面の 美しさ私が最初に文字詰め地獄にはまった…もとい、文字詰め徹底特訓をしたのはアシスタントデザイナー時代、とあるパッケージの裏面の情報がみっちり詰まった画面でした…。 Webが出始めた頃は「Webに文字詰めなんて必要?」勢が結構な割合でいらっしゃいましたが、「必要!」と声を大にして主張したいと思います。 文字詰めは、書体の構造により任意の文字を並べた時に生まれてしまう不揃いな空間を調整することにより、言葉や文章を読みやすく、受け取りやすくするための技

          【デザイン基礎かるた:も】

          【デザイン基礎かるた:め】

          メリハリで 関係伝えて ジャンプ率「もうちょいメリハリつけて」 新人デザイナーさんであれば必ず年に何回かは言われるセリフではないでしょうか? 私も例に漏れず、アシスタント時代はよく言われておりました。 でも、「一言で『メリハリ』っていうけどどこをどうしたら〜!?」 っていうのが新人デザイナー・ノンデザイナー側のあるあるセリフ。 『メリハリ』とは、物事の強弱や緩急、明暗などの抑揚のこと。 デザイン上でその抑揚を作ろうとすると、色・レイアウト・テキスト要素など複数の要素が絡まり

          【デザイン基礎かるた:め】

          【デザイン基礎かるた:む】

          無よりも有 絵からテキスト 大から小最初「無から有」と読み札の方を作ってあって、 絵を入れた時に気がついた『反対じゃん!!!!!』 じゃあ「ゆ」にすれば良いんじゃん…と思ったものの「ゆ」は「ゆ」でハズしたくない項目が…! その結果、全部「〜から」で揃えられなかった悔しい一句。 今日は人がものを見る時の順番がテーマです。 人が情報が書かれた画面・紙面を見る時、数ある要素の中でも、 ・有彩色のパーツから 無彩色のパーツに ・画像やイラストから文字情報に ・大きなものから小さな

          【デザイン基礎かるた:む】