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【デザイン基礎かるた:ろ】

ロジカルに
視覚と印象で
説明を

早いものでもう『ろ』です!あと3 回!頑張れおれっち。
今日のテーマは『デザインのプレゼン(説明)』です。

『プレゼン』は苦手な人が結構な割合でいらっしゃるんですが、聞いていて説得力を感じるデザイン説明の方法には、しっかり必勝パターンがあるのですよ。その型を覚えてトレーニングを行えば、もうプレゼンも怖くない!
その必勝パターンとは…テーマ川柳の通り、
説明の中に『そのパーツが視覚的にどう見えて、人の印象にはどんな影響を与えるのか』この2つを文章の中に盛り込むこと。です。

まず視覚効果と心理効果について、知っている人も多いと思いますが復習。
画面を構成する要素である形・色・線はそれぞれ「視覚効果」「心理効果」を持っています。

スクリーンショット 2021-09-02 22.32.01

上図のように「赤」という色が画面の中にあると視覚的にどう見えるのか、の効果がブルーの吹き出しの内容ですね。
そして黄緑の方は、赤が人の心理に与える印象。
たぶんこのあたりは全部ひっくるめて『赤の効果』として聞いたことがあるかもしれません。

デザイナーはそれぞれの色や形が持つこの2つの視点の効果・効能をできる限り多く把握しなくてはならないよ、と私はいろんなところでしつこく言っておりますが、ただ覚えればいいのではなく、上のように「視覚的に」「心理的に」この区分けをしっかりした上で覚えておくとなお良き。

それがきちんと分かっていればデザインの方程式(雑)にも当てはめやすくなるし…

スクリーンショット 2021-09-02 23.00.57

逆にこの式に入れられたなら説明も簡単にできるだろ、ということになります。

しかしそこは、言葉が不器用な人が多いこと多いこと…。
新人デザイナーさんは、先輩やお客様からいつ何時「なんでこの色なんですか?」「なんでここに置いたの?」と聞かれてもいいように常に準備しながら画面に要素を置いていきましょう。

その説明の準備の仕方ですが、

スクリーンショット 2021-09-02 23.20.06

説明下手な人って、
「淡い暖色系のパステルカラーをベースにしました」
とか、
「アクセントにキャンディカラーを使って目立たせました」
とか、足りないことが多いの!圧倒的に…!(個人の感想です)
それが前提条件とどう繋がっているのか不明なまま話す人も多し…。

仮に自分がデザインを知らない、ともすると苦手意識がある…という状態でそれだけ聞いたらどう思います?納得できるでしょうか?
否!
私は無理。「だから…なんで全体にパステルカラーを使ったのよ?!」という理由が絶対に知りたいです。
ルールと正しさの意味分からないまま従えない世代なので!
戦うよ…僕達の場所この手で掴むまで!

逆に、このロジックで丁寧に説明をして、分かってくださらなかったお客様はこれまでいないですね。
この説明をすることで、お客様の想像と少し違うものが上がってきても、「ああ、この人たちはそう解釈してこう作ったのか」という理解のベースができ、軌道修正やブラッシュアップしていくための土台になる。

『言語化』は苦手な人が多くなってきてるな…という感覚が年々強くなってきていますが、これはトレーニングで上達できるのよ…!
まず見た画面の中の色や形の印象を『視覚』と『印象』で分けて細かく観察してみてくださいませ。

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