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【デザイン基礎かるた:を】

を、に、の、へ、が、
助詞の工夫で
際立つ前後

おお、無理矢理どうにかしたなって感じでしょ笑。
今回はデザインの中でよく使う『助詞の扱い』をテーマにしてみました。
鬼が屁をしたみたいないい感じの語呂が出来て川柳の出来は満足です。

みなさんは、デザインの中の「てにをは」、意識していますか?
まず「てにをは」についてが朧げな方はこのあたりで記憶を呼び起こしてくださいね。絶対義務教育でやってるやつなので…!

この『助詞』デザインで使う時、何を気をつけるのか。
主にタイトルやキャッチコピーなど、大きく使うところのみでも、文字の組み方に気を使って欲しいのです。
たとえば、「◉◉の▲▲」といった形で2つ以上のセンテンスを繋いでいるような文言を使う時、格助詞である「の」を小さくするなどしてメリハリをつけてあげると、前後の◉◉と▲▲が情報をとして受け取りやすくなります。

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ね。「の」が小さい方が前後の単語、頭に入ってきやすくないでしょうか?
このデザイナーのひと工夫があるかないかで、見ている人の理解しやすさが変わります。

じゃあ、画面内の情報全てにか!?作るデザイン全てにか!?というとそうではありません。
長い文章はこういった処理をされると非常に見にくいしうっとおしく、読み辛くなりますし、扱うテーマによってはそぐわないリズムが生まれてしまう可能性がある。
気を使うのは、2〜3センテンスで出来ているタイトル・見出しのみ、でOKですし、キャンペーンや勢いを出したい時など、かならずコンセプトに従ってやる・やらないを判断してください。

見せ方としてはあまり多くはありません。
・助詞のみ少し小さくする
・助詞のみ色を変える
・前後の言葉のあしらいや書体を変更する
・助詞だけ何かしらのあしらいを入れる

など、いくつか代表的な例があり、それぞれの商品やサービスに合ったあしらいがされています。

身近で分かりやすいところで言うと、お菓子や食品のパッケージによくその手法が使われているので、ぜひスーパーやコンビニで『小さい助詞探し』してみてください。


ジブリ作品のタイトルも、格助詞が小さくなってるものの多いですね。
ナウシカ、千と千尋、ラピュタ、トトロ他。

紅の豚や魔女の宅急便は、大きさママ。
(前後が両方漢字なので、大きさの差をつけなくても十分〜〜の〜〜が見やすいからなのかな?と勝手に推測。)
小さいものやアレンジされたものと、大きさママのもの。違いを感じたら必ず言語化してみてくださいね。

それぞれ自分の好きな分野で、『小さい助詞探し』してみると面白いと思います。
ちなみに私はたまに、スーパーで助詞が小さくなってるものだけを買う…という誰も得しないルールで買い物遊びをしていたりします。
コロナが長引いててどんどん1人遊びが巧みになっていくわよ…。

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