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子どもの病気と子育てについて読者と対談してみた 〜助けてくださいと言える今〜

小説「毎年5月31日、私は決まっておすしを食べている。」を連載してから、嬉しいことに、同じく病気や障がいのある家族をもつ読者からも様々なコメントを頂いています。読者のひとりでもあり、病気をもってうまれた息子さんの子育てに奮闘するMさんと対談してみました。

M:Vol.1 おすしは、自分の経験や思い出が重なって泣きながら読みました。

Sato:ありがとうございます。Mさんの息子さんにはどんなご病気が?

M:予定日から2ヶ月も早くうまれて、心臓には2個穴が開いていたの。心房中隔欠損症という病気で。成長が進んでからも、血液が逆流しない為にあるはずの心臓の弁が閉じていないということもわかったの。

Sato:それを出産直後に医師から伝えられることは想像するだけで辛いですね。

M:とてもショックだったし、産後まだ体力的にもボロボロの時に夫婦で呼ばれて...。それ以外にも、目が見えないかもしれない、耳が聞こえないかもしれないなど、今後息子に起こりうるあらゆるリスクが一気に伝えられて...。

Sato:それは余計にショックですね。Mさんはどうやってそのショックを乗り越えたんですか?

M:先生から話を聞いた後に、夫が息子を抱き上げて「俺がちゃんと育ててやるからなー。」って言ってくれたのを見てだいぶ救われました。

Sato:それは何よりも心強いですね!!旦那さん素敵です!!

M:子どもが病気になると逃げてしまう旦那さんも多いみたいだから、うちは本当に助かった。あと、私の妹が医療福祉関係の仕事をしているから何でも相談できることが大きな支えになってるかな。

Sato:ひとりで抱え込まないこと、大事ですね。

M:「できないからこそ周りが助けてくれる」と考えることも必要なのかと。今息子は成長して小学校に通っているけれど、いつも友達に囲まれていてありがたい。

成長がゆっくりなところがあって、3年生の時に普通学級から支援学級に移った時は、クラスのお母さん達や子ども達の方が「行かないで」と心配してくれたの。息子がいることで周りに良い影響があったようで。とても良い人達に囲まれているのが本当にありがたい!

Sato:息子さんのおっとりした優しい性格が、周りの人達を癒しているのかもしれないですね。

上のお姉ちゃんは反対にしっかり者ですっかり自立している気がしますが。

M:息子が小さかった時はウイルスにも弱いから、上の子と一緒に外に出かけることもなかなか出来なくて、たくさん我慢させちゃったかなと思う。

今はコロナでみんなが家に篭らないといけないけれど、その時は自分たち家族だけ家に篭らないといけないのがちょっと辛かったな。

Sato:なるほど。しっかり者のお姉ちゃんになった理由が少しわかる様な気がします。

Mさんご自身は、息子さんの子育てをしている中で変わったことなどありますか?

M:私は元々姉気質で、人に頼ることもできなければ、弱みを見せることも苦手だった。でも今は息子のおかげで、人に「助けてください」が言えるようになったかな

思っている以上に助けてくれる人っているんだよね!
自分の殻さえ破れば(笑)
前は「自分だけ苦しい」「なぜうちだけ?」と本当に思っていたけどね。

Sato:本当に。「なぜ?」って考えても答えは無いのに考えてしまいますよね。

でも声をあげれば助けてくれる人は意外と近くにいるものですね。何かあったらお互い様!ひとりで抱え込んでしまっているお母さんがいれば、是非知って肩の荷をおろしてもらいたいです。

Satoの連載小説 「毎年5月31日、私は決まっておすしを食べている。」20歳まで生きれないと言われた兄にまつわる数々のストーリ。読者との対談や制作日誌も気まぐれに更新していきます♪気軽にメッセージくださいね☺︎





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