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(9/17-9/30)Web,UI,グラフィック,CI,VI,デザインの私的見解を言語化する!

だいたい前の週に見つけたWeb、UI、グラフィック、プロダクト、ジャケット、映像などのデザインを感想とともに掲載していこう思います。そうすることで直感的なアイディアやディスカッションに役立てていけることを目的としています。

概要
・あくまで僕が見つけたタイミングなので、新旧問わず掲載いたします。
・いつまでやるか、いつ更新するかは未定です。
・note書くときにリンクが辿れたもののみ紹介させていただきます。
・追記するかもしれません。
・少なくても怒らないでください。

Webデザイン

名古屋エステイト社 | 不動産の総合コンサルタント

名古屋の不動産業者のコーポレートサイトです。

低明度、低彩度の配色の不思議な世界観の中で怪しげなキャラクターが語りかけます。「特技を見る」の先は同社の特徴をタロットカード風に広げるインタラクションでコンテンツを展開しますが、情報量の割にインタラクションが大きいような…と思いますが、「どの手でいきますか?」からの、タロットカード。面白みのあるインタラクションと、不穏な配色にどこか温和なイラストレーションと、ぐっとコンテンツに引き込まれるような印象です。

このバランス感を成すデザイン力には感服です。
しかも、アートディレクターの方がイラストとサイトのデザインも兼務しているとのことで、コミュニケーションに不純物のないアウトプットがいかに精度につながるかの何よりの証明をしているという、裏の面白さもあるサイトです。

個人的にさらに好感をもったのは、

ナビゲーションにデザインがあります。
サイトの雰囲気をさらに助長しますね!

425 Park Avenue

ニューヨークのマンハッタンにある複合ビル。2015年から再開発がはじまり今年竣工予定とのことですがまだ作ってるっぽいです。

スクリーンショットではわからないですが、キーヴィジュアルは建物の完成予定CGで、上空に伸びるビルからその下まで全部写りきっています。

キャッチコピーやスクロールを誘うエフェクトなど一切なく、建物の美しさと完成度のみが、何より、スクロールを誘うデザインとして機能しています。
そのようなサイトはあまり見かけなかったので、これには感動しました。

三井不動産

日本発でグローバル展開してる企業のサイトを見て回る機会があったのですが、三井不動産、野村不動産あたりはかなりキレイなデザインだったなと感じました。

たとえば企業のサイトならコーポレートカラーを使うとか、コンセプトを表現したキャッチコピーと相性の良いヴィジュアルを使うなどのデザインの方針がありますが、株主とかそういったステークホルダーをふくめ誰にとっても偏見の生まれにくいデザインという印象でした。

このメインヴィジュアルの動画にはコンセプトとかスローガンが入っているのですが、それにデザインが引っ張られることがないというのがメリットだと感じました。
例えばスローガンを変えたときにサイトのメンテナンスがほぼ必要ないですし、動画を差し替える、バナーを差し替えるだけでガラッとデザインでの印象操作の舵を切ることができます。

なぜ野村不動産のサイトではなく三井不動産のサイトを選んだかと言うと、三井不動産のほうが、前述の良さがより際立っていたからです。野村不動産のサイトはクラシカルな印象の配色と、メインヴィジュアルに常時表示されるキャッチコピーがあるということで、前述の観点では劣ったと感じました。
コンテンツ幅や余白の具合は野村不動産のほうが時代に合ったスマート差を感じとれて好みではあるのですが。

事業紹介コンテンツの大胆な写真の使い方による事業スケールの演出や、スクロールするとテキスト情報がオーバーレイするなど、情報の与え方に「なるほど」ポイントはあったので、どちらも素敵なサイトではありました。

事業紹介コンテンツ。シンプルに配されたスケール感のある美しい写真をスクロールすると、

事業の内容が見れる。
スケール感と情報を与えることを、ほぼ同時におこなう設計。

写真の下にテキストがあってもいいと思いますが、それよりも、写真のようにしたほうが情報を得るスピードが早いですよね。
あまり見かけない仕様ではありますが、そう考えていくと「なるほど」です。

以上です

今週先週とちょっとあまりブックマークできませんでした…
瞬間のインプットが少ないなと感じますが、1つのサイトについて考えることはその分できているので、このシリーズのnoteの目的としては達成してるんですかね。量が少なくて、読んでくださった方には申し訳ないのですが。
まぁ最新デザインのギャラリーサイトではないので…(言い訳)

前述のようにリンクが辿れて記事に残せるものから選んでいるので、優劣をつけているわけではありません。他にも皆様のいろいろなクリエイティブからインスピレーション、刺激を得ています。

その他日々感じてることはTwitter(@satohmsys)で発信することが多いので、ピンと来た方はフォローしていただけると幸いです。


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