成功と幸せのための4つのエネルギー管理術―メンタル・タフネス
□読んで欲しい人
・次から次へと押し寄せてくる仕事をひたすら頑張っている人
・忙しい毎日のお陰で自分を見失っている人
・朝から晩まで休みがなく、休日も仕事の事を考えてしまう人
□学び・気づき
・燃え尽きない為の対策は定期的にリフレッシュする為の自分なりの【儀式】(ルーティン)を持つこと。
・エネルギー量を増やすには短期的な不快感(ストレス)には進んで耐える事が必要。
・優れたパフォーマンスの為にはフル・エンゲージメント状態にいる事。
・相反する情動を受け入れる事
・現実を直視する面と常に目標に向かって取り組む面の相反するベクトルをもつ。
・【他者への関わり】と【自分への適度な思いやり】のバランスをとる。
□行動計画
・人間はリズムを刻む宇宙に生きる、リズムの生き物だという事を認識する。人間の体にはリズムが息づいているという事。
・エネルギー量を増やすため、自らに負荷をかけ追い込んでいく。
・フル・エンゲージメント状態とは、肉体はエネルギーに満ちている。頭脳は正しい方向に焦点を合わせている。情動は前向きである。精神は本当に大切なものは何か自覚している状態。
・反対の気持ちを無視しない。強さを過大評価し、優しさを過小評価したりなど情動に奥行きを持つ。
・現実的な楽観主義の考え方を身につける。
・自分が一番大事と思う【価値基準】を認識し、私利私欲を超えた使命感をもつ。
□メモ
私たちのエネルギー状態に、1日の中で【満ち引き】があることも納得がいく。心拍数やホルモンレベル、筋肉の緊張、脳波の動きといった生理学的な数値は、サイクルの前半ではみな上昇する。ところが、1時間ほど経過すると、これらの数値は下降を始める。90分~120分の周期で、体が休息と回復を要求しはじめるのである。そのシグナルはあくびや伸びをしたくなる、ミスをしやすくなる、などだ。こうした自然のシグナルを無視して作業を続けると、必ず燃え尽きてしまう。
エネルギー量を大きくするには、計画的により多くのストレスに自分をさらし、そのあとで適切な回復の機会を持つことだ。今の限界を超えて筋肉を酷使すると、【スーパーコンペンセーション】と呼ばれる現象を促進する事になる。現在のエネルギー量を超えたものを求められると、人の体は【次も同じような刺激(ストレス)があるかも知れない】と予測して、より多くの筋肉繊維を作るのである。
人生における至福の時というのは、たいてい、何か難しい事や有益な事を成し遂げようとして、体や心の限界まで進んで背伸びをした後に訪れる。そうした経験がある人は多いだろう。受動的に得た喜びは、時間とともに薄れていくものだ。確かに、変化を経験する事は怖い。しかし、深い満足感は、新しい課題や高貴な経験に自ら飛び込んでいくことによって得られるのである。
人の情動の奥行きを一番よく表すのは、相反する感情を受け入れる引き出しをどれだけもっているかという事だろう。正反対の衝動を抱え込むのは、心にとって難しい。そのため、人はある気持ちを高く評価すると、その反対の気持ちを無視したり、さげすんだりする傾向がある。どちらも私たちの生活の中で必要な情動の【筋肉】なのだ。
頭脳のエネルギー状態を最適にもっていく為に大切なのは、【頭脳の準備】【視覚化】【自分に対する前向きな語りかけ】【効果的な時間管理】【創造性】といった頭脳の【筋肉】働きである。
自分の目先の利益を犠牲にして動く事で、より深いレベルでの生きる目的を再確認し、自分の価値を再認識できるという大きな見返りが得られるのである。心の奥底にある価値基準に従って生きようとすると、人生にしっかりとしたよりどころができるだけでなく、様々な困難に直面した際にも賢明な判断ができるようになる。
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