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「過去思考」を止めて「未来思考」になる方法

あなたは、自分の過去で評価されたことはありませんか?

どこの学校を卒業したのか?
どこの会社に勤めていたのか?
成績はどのくらいだったのか?
どんな性格だったのか?
何をしてきたのか?

そしてその話を聞いて、だいたいの
あなたのことを想像します。

そして、あなたが何かしたいというと、その過去の
データからあなたの達成確率を割り出して
「難しいんじゃない?」
「もっとこうした方がいいよ」
とアドバイスをしてきます。

こんな経験もしかしたらあなたもあるかもしれません。

そのため、ほとんどの人が「過去思考」になっています。

今回は「過去思考」にならずに「未来思考」で
考えるための方法
を解説します。

他人が言う過去のデータはかなりあてにならない

親や学校の先生はあなたにアドバイスするとき、
殆どの場合が「過去思考」で考えています。

しかし、その割り出した計算は、必ずしも
正しいわけではありません。

なぜならその計算に使ったのは過去のデータだからです。

もっとも多いのは、その計算をした人の過去の経験から
推測するパターンでしょう。

当たり前ですが、計算をした人自身の過去の経験は
人によって全く異なります。

例えば子供が「将来はプロサッカー選手になる」と言ったら、
サッカーをやったことがないお父さんなら
「難しいんじゃないか?」
「もっと勉強で頑張った方が将来のためになるぞ」
というかもしれません。

でもこれが本田圭佑選手なら
「プロになるのなんか簡単だよ」
「もっと大きな夢を持った方がいいんじゃないか?」
というかもしれません。

つまり、その人の過去を見て意見を言う人たちは、
自分の経験という関数にその人の過去のデータを入れて、
結果をアプトプットしているのです。

そのため、その人の過去の経験(関数)によって
アウトプットは当然変わります。

しかしそれを聞いた人は「確かにそうかもしれないな」
と思ってしまい、過去から将来を想像してしまうのです。

時間は未来から過去に流れている

多くの人が自分がこれまでやってきたことから
類推して、将来の見通しを立てます。

実はこれは他人だけでなく自分自身も同じように
考えています。

自分がこれまでやってきた実績から想像できる
将来を考えています。

つまり時間は「過去から未来に流れている」
考えているのです。

しかし時間は「未来から過去に流れている」
捉えるのが現在の分析哲学の考え方です。

人はあまりにも自分の過去を気にするあまりに、
未来は過去の延長線上にあると考えがちです。

ですがこれは錯覚です。

「あなた」を中心に時間の座標軸でとらえると、
あなたは過去から未来に向かって進んでいる
ように感じます。

しかし、「時間の流れ」を中心に見ると、
時間は未来から過去に向かって流れています。

つまり「明日」は現在の方向に向かって流れて来ていて、
「今日」はどんどん過去に流れていっているのです。

これは川の中にあなたが立っていることを想像すると
分かりやすいかもしれません。

あなたは川の中に立っているとします。

上流が未来、下流が過去です。

未来からあなたに向かって大量の水が流れて来ていて、
それがどんどん下流に流れていっています。

たとえあなたが川の中で立ち止まっていたとしても
「時間」という水の流れは止まることなくどんどん
上流から下流に向かって流れているのです。

そして、あなたが自分の未来を考える時には、
どの未来を手にしたいかを考えて、それを手に
入れられるように進めばいいのです。

それを過去の統計からみて、手に入れられそうなものを
想像するだけでは、あまりに選択肢を狭めてしまいます。

もっと自分の未来を自由に発想していいはずです。

過去は過去と割り切って、思い切り未来を自由に
想像することが、実はとても理にかなった考え方なのです。

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