さんまと金魚
長男が幼稚園の頃、金魚を飼っていました。
名前はきんぎょさん、とすくいさん。
お察しの通り、金魚すくいがご縁です。
長男は2匹をずいぶん可愛がりました。
でも、ある日すくいさんの様子がおかしくなり、すくいさんは亡くなってしまいました。
悲しむ長男は折り紙で船をつくり、その上にすくいさんを載せて、川に流すことに。
すくいさん、ばいばい。
手を振り、見送ります。
船が見えなくなるまで、見届けようと思っていたら…
パクっ。
すくいさんが、川にいたカモに食べられました。
びっくり!
私も息子も、言葉が出ませんでした。
夜ご飯は、さんまを焼いて食べました。
長男が言いました。
どうしてさんまは悲しくないんだろう?
すくいさんと、さんまの違いは、何なのか?
今でもその問いは、私の心の中にあります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?