Ryo Yamada

日常の中で感じたことや考えたこと、生きづらさに関してなど、あまり暗くなりすぎずに綴って…

Ryo Yamada

日常の中で感じたことや考えたこと、生きづらさに関してなど、あまり暗くなりすぎずに綴っていきます。

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最近の記事

東京ドールズがサービス終了した件についての想い

――人は失ってから、ようやくその存在の価値の大きさに気づかされる。 もう使い古されたような言い回しを、今日、身を持って痛感させられたように思う。 スクウェア・エニックスが運営するソーシャルゲーム・東京ドールズ(以下ドールズ)が本日、2021年10月29日の午後12時をもって運営サービスを終了した。 長らく、当たり前のようにプレイしていたゲームが終演を迎え、二度と立ち上げることができなくなるという経験を初めてした。 予め断っておくと、僕はこのゲームのガチ勢ではない。累計

    • 映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』  私の見方と感想

      今月Netflixに加入したので、ネットで酷評されていたドラゴンクエスト・ユア・ストーリーを今さらながら観た。 映画の内容や展開については情報を遮断していたものの、酷評されていることは知っていたので期待値はあげないようにしていた。 まぁ、ドラクエⅤ好きやし一回は観とかないとアカンやろ、という感じで。 率直に述べると、僕はこの物語が大好きになった。 ドラゴンクエストⅤのゲームと同じくらい、良い作品だと思う。 極めてどうでもいい個人的な感想(読み飛ばしてもらってOK)リ

      • 『珈琲の世界史』との格闘

        序章と終章を除いて十章で構成される『珈琲の世界史』、その第一章を読み進めながら、私は激しく後悔していた。 本書の内容を面白く感じることが、まるでできずにいたのだ。 それもそのはずである。 珈琲を飲むことは年に数えるほど。私にとってコーヒーとは眠気を覚ますために飲むものであり、インスタント製品で十分と感じる”違いのわからない男”なのである。そんな私にとって、本書を読む作業は眠気を誘引する以外の何ものでもなかった。 そんな私がなぜ『珈琲の世界史』を手にしたのか。 長くな

        • 自分の拙さを受け容れる

          1月も気がつくと残り一週間を切った。 ついこの間、はじまりを迎えたばかりだと思っていた2021年。その十二分の一が瞬く間に終わろうとしている。 「歳を重ねるにつれて時間の経過は早く感じる」という、説教くささを含んだ年配者の警鐘を、どこか他人ごとのように聞き流していた自分は、もうどこを探しても見当たらなくなってしまった。「光陰矢の如し」という言葉の意味が、年中、頭の中を駆け巡っている。 死ぬまでにやりたいことがある。 それは、”人の心に響く物語”を書くことだ。 先日、

        東京ドールズがサービス終了した件についての想い

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        • 社会
          11本
        • 創作
          14本

        記事

          書くことは丁寧に生きることに繋がる

          スーパーの生鮮食品コーナーにずらりと並べられた野菜の山を見て、僕はそこに自分の姿を投影することがある。 多種多様な商品が取り揃えられ、廃棄品がでるくらいの食品の山で溢れかえる生鮮品売り場の光景は、まさしく資本主義(大量生産・大量消費)によって発展した社会を如実に体現した現場の一つだろう。 ある日、僕は巨漢の男性の手によって買い物カゴに雑に投げ入れられる大量のもやしを目撃した。その現場を見た僕の胸に、何か、ザワザワと強烈な得体のしれないものがふっと沸きあがってくるのを覚えた

          書くことは丁寧に生きることに繋がる

          山登りの思い出

          山の麓まで辿り着くと、辺りは自然に囲まれた。 冷気を孕んだ秋の風が吹いた。 木々のざわめきと小鳥のさえずる声が響き渡る中で、澄み切った空気を目いっぱいに吸い込むと頭の中が冴え渡っていくのを感じる。 僕にとっては二年半ぶりの二度目の登山だった。前回登頂した山より高さも難易度も低いとのことだが、それでも山に入るときの心持ちはドキドキとワクワクが募る。 麓の小さな駐車場で山登りの準備を済ませ、僕と高校時代からの友人二名(計三名)の一向は、冒険に出る旅人のような心境で山道に足を踏

          山登りの思い出

          心のソーシャルディスタンス

          コロナで日本だけでなく世界中が揺れ動く最中、こんな時に自分でも発信できる価値あると思えるものってなんだろうと、ふと考えてみた。 世界が今後どうなっていくのか、日本が今後どうなっていくのか、僕たちの生活はコロナによってどう変わっていくのか、興味はあるけれど、それを僕よりも的確に語れる人はnote内にも外側にもたくさんいる。 思えば、現状は自粛によって日本全体が疑似的に半引きこもり状態にあるかもしれない。それは外部要因からかなりの圧力がかかっているためだ。引きこもりに苦しむ人

          心のソーシャルディスタンス

          思いのかけら2 〜弱さとつよさについて〜

          槇原敬之の『どんなときも。』が好きだ。 ぼくは音楽に関して精通しているわけでもないし、槇原敬之の歌を全て網羅しているようなファンでもない。 ただ、ときおり、偶然に耳にするきっかけがあって、心に突き刺さり、なんどもなんども繰り返して聴いてしまう歌に出会うことがある。 そういう音楽からは、とてもつよいエネルギーをもらうことができる。 デジモンの進化曲『brave hear』、ミスチルの『終わりなき旅』や『名もなき詩 』、最近では映画を観に行ったことをきっかけにあいみょんの

          思いのかけら2 〜弱さとつよさについて〜

          思いのかけら1 〜向き合うことについて〜

          向き合うのは、恐い。 たとえば、歯の痛みと向き合うのは、僕にはとてもおそろしいことだ。 時おり、食事中に歯が痛いと感じることがあるけど、歯医者に行くのが恐くて行けずにいる。 「あー、これは相当ひどい虫歯ですね。すぐ治療しないと」 なんて言われて、あの脳裏にこびりついて消えないドリルの音が耳に飛び込んでくるところを想像するだけで鳥肌が立つ。 『これは虫歯じゃない。ちょっと歯の調子が悪くて痛むだけ』と思い込んで、現実に蓋をしてしまう自分が居る。 そして、何より、人の心

          思いのかけら1 〜向き合うことについて〜

          理想の人物像

          今の自分は、『こんな人みたいになりたい』と『こんな奴にはなりたくない』という取捨選択によってできている。 そう何かに書いてあったのを記憶している。 なるほど、そうかも知れないと思わされた。 そして、今回は『こんな人みたいになりたい』のお話。 任天堂の元社長、岩田聡さんの本を読み、『こんな人みたいになりたい』、と僕はつよく思った。 岩田さんはファミコン黎明期からソフト開発に携わり、大乱闘スマッシュブラザーズやMOTHER2の開発にたずさわった天才プログラマーである。さ

          理想の人物像

          言葉とフィクション

          言葉は平気で嘘をつく。 現実を何ひとつ変えてくれはしない。 薄っぺらで、無価値で無力なものだ。 投げた言葉は信じてもらうことによって、ようやく価値を持てる。 だからこそ、言葉には相手との信頼関係が不可欠だ。 心に響いた言葉はその人の人生を、たとえほんの少しだろうと変えることができる。 そうして、言葉は現実を切り開く力に変わる。 無価値だったはずの言葉が、無限の可能性を持つ。 フィクションも同じだと思う。 フィクションは所詮、作り話だ。 現実を何ひとつ変えて

          言葉とフィクション

          目立つのは手段であって、目的ではない

          せっかくブログとして発信するからには、一人でも多くの人に見てもらいたい! そういう思い、ブログを書いている人なら一度は持つことだと思います。 てなわけで、現在、マイブーム中の勝間和代さんの著書『目立つ力 インターネットで人生を変える方法』を読み漁った次第なのです。 ロジカルに問題を解決する力、人間関係において誠実であろうと努め、日頃から様々なところにアンテナを張りめぐらせ、思ったことや気づいたことはどんどん試してみる。 そんな勝間さんの前向きな姿勢からは、とてもたくさ

          目立つのは手段であって、目的ではない

          生きづらいをなくしてくれる、ぺこぱの笑い

          2019年のM1グランプリでファイナルステージ進出を果たした”ぺこぱ”の漫才に、今さらながらですが触れようと思います。 リアルタイムで観ていた僕は、審査員達が口を揃えて言ったように、最初は『苦手なタイプの漫才が始まったなぁ』という印象を抱きました。 それがあれよあれよと”ぺこぱ”の作り出す世界に引き込まれて、漫才が終わる頃には印象ががらっと一変していたのです。 ボケた相手を否定せず、肯定し、さらに思わずツッコミを入れそうになった自分の先入観を疑うというメタ認知を笑いへと

          生きづらいをなくしてくれる、ぺこぱの笑い

          引きこもりあるある。 自宅警備員と揶揄されるも、家族の留守中に来客が訪れると自室に籠もって居留守を決め込むので自宅警備すらできないという現実。 そんな現実、変えてやれ〜!!

          引きこもりあるある。 自宅警備員と揶揄されるも、家族の留守中に来客が訪れると自室に籠もって居留守を決め込むので自宅警備すらできないという現実。 そんな現実、変えてやれ〜!!

          一日一実験を目標にしたので、さっそくブログで試してみる

          たった三日ほどではあるけど、ブログを書いていて思ったのは、ついつい時間をかけすぎてしまうということだ。 できることなら、何かしら思ったことを簡単にまとめて毎日アップしたい。他にもやりたいことが山ほどあるなかで、それを実現するためには書きあげる時間の短縮が必要になる。制限時間を設けないと、人はいつまでも作業を続けてしまうので、モノはなかなか完成しない。特に完璧主義のきらいがある自分は、ついついいつまでもいじくり回してしまう。 というわけで、今日は制限時間を20分に設定して、

          一日一実験を目標にしたので、さっそくブログで試してみる

          1日1実験を目標にすれば、小さくても、何かが変わる気がする

          問題を解決するためには、「こうすれば良くなるんじゃないか」という仮説を立てることが重要だと聞いた。 なるほど、と思った。 そして、仮説を立てると、人はその説が正しいか確かめてみたくなるようだ。このことについては、以前から薄っすらと気づいてはいた。 オンラインゲームで負けたとき、「こう動けばいいんじゃないか」「次はこう動いてみよう」という方法論が浮かぶことで辞め時を見失うことが多かった。自分で立てた仮説が見事に的中して相手を出し抜けたりすると、恐ろしい高揚感に包まれて、ゲ

          1日1実験を目標にすれば、小さくても、何かが変わる気がする