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マーケティングのフリーランスが、新卒1年目は『営業職』を勧める理由。

みなさんこんにちは。
笹本康貴(ささもとこうき)です。

今回は、現在就職活動をしていたり、これからキャリアについて検討する『学生さん』に向けたお話です。

私は学生時代、大学を休学して「ビズリーチ(※現ビジョナル)」「ウォンテッドリー」といった人材会社で長期インターンシップ(フルコミット)をしており、主に『ウェブマーケティング』について経験を積みました。その活動が朝日新聞の教育面に取り上げられました。笑
(添付:朝日新聞 朝刊 2016年1月9日 発行)

朝日新聞

また、インターンシップと同時に、休学生向けのウェブメディアを運営しながら、独学でライティングやSEO関連を勉強しており、周りの学生よりかは多少精力的に活動していました。学生時代について気になる方は下記の自己紹介をご覧ください。

そんな学生時代からご縁もあり『マーケティング』に触れていた私ですが、新卒で入社した会社では『新規営業』を自ら希望し、テレアポから施策の立案〜クロージングまでを行う業務を約3年間勤めました。

今振り返れば『最適な選択をした』と心から思いますが、当時は毎日が必死でした。なので、今回はなぜ学生時代から『マーケティング』に触れていた私が、新卒1年目は敢えて『営業職』を選んだ理由についてお話しします。

新卒1年目で『新規営業』を志望した理由

営業

まず新卒1年目で『新規営業』を志望した理由は、元々営業力が『弱い』と自覚していたからです。

私は、今となっては人並みかそれ以上にコミュニケーション能力はあると思いますが、これは後天的に身につけた力であり学生時代は人とコミュニケーションを取ることがあまり得意ではなかったです。人が嫌いかと言われたらそうではないので、恐らく「シャイ(恥ずかしがり屋)」であり、自ら率先して色んな人と関係を持つというよりかは、『狭く深く』のタイプでした。

そんな人とのコミュニケーションがあまり得意ではないと認識していたからこそ、新卒1年目は『マーケティング職』”選択してはいけない”と考えていました。

なぜならば、1年目でマーケティング職を選んでしまうと、今後一切『営業職』にチャレンジしないと確信していたし、今後の人生において『営業的スキル』は必ず必須になると感じていたからです。

そもそも新卒で入社した会社に定年まで勤める意識は最初からなく、いずれは『自らの手で事業を起こしたい』と漠然と考えていました。

そのためには主に2つの力が必要だと考えており、それは商品・サービスの認知を高めたり戦略的に適切な人に適切な情報を届ける『マーケティング力』と、商品・サービスに価値を付けて売る『営業力』です。(※新卒1年目の考えです。)

自分で事業を起こすのであれば、必ず『営業力』は必要になるし、自分が不足している能力と思うならストレスを掛けてでも新卒の貴重な期間で業務を通じてスキルを磨くべきと考え、私はデジタル広告媒体の会社で『新規営業』として新卒1年目は配属されました。

『新規営業』で学んだこと

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そんなこんなで新卒1年目は”苦手な”営業職にてキャリアをスタートさせた訳ですが、想定通りとてもストレスが掛かり日々四苦八苦しながらがむしゃらに目の前の業務をこなしていました。そんな私が『新規営業』を通じて多くの成功や失敗から学びを得ましたが、特に学びが大きかったをお伝えします。

それは『テレアポ力』です。当時の業務内容は、大手食品・飲料メーカー中心にテレアポでアポを取ることでした。もちろんそれまでは電話経験も特にないので、まずはビジネスパーソンとして適切な電話対応の仕方を学びました。

電話先の企業が「大手企業」の縛りがあり主に自社サービスに「リプレイスをかける(他企業のサービスから自社サービスに切り替えさせる)」ことがメインミッションだったことより、電話先では「既に他社サービスを使っているので大丈夫です」とお断りされることが当たり前。『営業電話』なんて忙しくて聞いてももらえません。

ここからが力の見せ所です。テレアポの経験が豊富な上司に付き合っていただき、まずはトークスクリプトを細かく作りストーリーを描く、そして練習をしながら自分の電話対応を録音、その録音を何度も何度も聴きながら不自然な部分をしらみ潰しに改善していきました。

様々な試行錯誤の結果、アポイントがどんどん取れるようになり、最終的にはアポ取得率が脅威の40%まで上げることが出来ました。テレアポについて関心がある方は別の記事でまとめているので参考にしてみてください。

迷ったら『営業職』を選べ

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テレアポのスキル向上は営業職の仕事の中でもごく一部にしかすぎませんが、営業職を通じてコミュニケーション能力はもちろん、一番はビジネスパーソンとして適切な振る舞いを学べたことは今振り返れば大変貴重でした。

ビジネスパーソンとしての適切な振る舞いと言っても様々ですが、例えば外部顧客に対する電話やメールの対応方法はじめ、会食での食事のマナーや、TPOを弁えた服装など、ビジネスパーソンとしては『当たり前』のことを沢山の叱咤を受けながら身を持って学べたことは大変感謝してます。

もちろんこれらを他の職種で学べないと言っている訳ではありません。ただ営業職は上記に触れる機会が業務的に多いと思います。

たまに社会人経験が豊富な方で電話対応がガサツだったり、TPOを弁えない発言や服装をしていると一気に『この人に仕事を任せて大丈夫かな?』と不安に思います。だからこそ、『当たり前』のことを当たり前にこなす力を社会人の早い段階で叩き込むことは個人的にとてもオススメします。

まとめ

いかがだったでしょうか?本日は、”マーケティングのフリーランスが、新卒1年目は『営業職』を勧める理由”という題でお送りしました。

現在私はマーケティング職でフリーランスとしてお仕事させて頂いてますが、新卒時代に培った『営業スキル』がとても活かされていると感じることが多々あります。

それは、個人で仕事をする上で大事なことは『自分を売り込むこと(営業すること)』なので、どうしたら対象顧客(企業様)に対して自分を買ってもらえるか(仕事を依頼いただけるか)を熟考して実践するのみだからです。

現在学生で、今後のキャリアが不透明であり、特にやりたいことがないと考えている方はぜひ『営業職』にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?きっと目先の業務は大変なこともあるかと思いますが、中長期的に考えたら必ずビジネスを行う上での血肉になっているはずです。

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笹本康貴


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