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#157 ピアノの先生大募集!〜出会いを信じて

前回の記事で、51歳でピアノを始めたと書きました。とても素敵な出会いと縁に導いてもらったと感じています。ピアノが届いた初日から、今のところ毎日1時間はきちんと練習できています。今後も続けるのみなので、オンラインで日本からピアノを教えてくださる先生を探しています!



音楽歴は長いが、ピアノ歴はゼロ

これまで、フルート製造メーカーに4年間、音楽制作機器製造メーカーに8年間と、12年間音楽業界で仕事をしました。仕事内容は、海外営業・マーケティング、アーティスト・リレーションズ、海外物流と様々な仕事に携わってきました。主に欧州で、音楽大学の教授や著名なオーケストラの主席奏者に近い場所で仕事をする機会にも恵まれ、「質の高い音楽」に触れる機会も多かったです。
 自分で演奏する方も、フルート、サックス、オーボエの三楽器はプロの先生について習い、レベルの高い指導をしていただいたと思っています。ただ残念ながら、ピアノは一度も習ったことがありません。
 楽器を習う多くの人は、まず技術的なことを学び、音楽的な表現を学ぶ領域に後から到達したり、あるいは到達しないままやめてしまったりするのだと思います。僕の場合は流れが正反対です。三つの楽器に触れ、音楽業界にいたことで、「音楽的な表現」の部分を先に少し学べて、技術はこれから、という感じです。

ずっとあこがれたピアノ

ピアノへの憧れは、おそらく幼稚園の時からだと思います。幼稚園の年少組の時、教室に赤いピアノがあったのをはっきりと覚えています。先生が弾いてくれる伴奏に合わせて歌を歌うのが好きでした。その先生とは、つい最近まで年賀状のやり取りをしていました。20歳の時に赤いピアノを選んだのは、谷村有美さんと同じものが欲しかったという理由以外に、「ピアノの原風景」として、幼稚園のあの赤いピアノがあったのかもしれません。

同僚や友人に、「特に好きだった訳じゃないけど、ピアノを習っていた。練習が苦痛だった」という人が多い世代です。そんな話を聞く度に、「いいなあ、僕も習いたい」と思い、一度でいいから「ピアノの練習をしなきゃ」って言ってみたい、「ピアノの練習があるから、一緒に遊びに行けない」と言ってみたいと思っていました。やっとその夢が叶います。

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ピアノの先生大募集!

という訳で、前置きが長くなりましたが、ピアノの先生を探しています。ヨーロッパに一年ちょっといて、こちらの価値観に馴染んでしまったので、「先生が言うことを問答無用で聞く」タイプの指導を受ける気はありません。教えていただいている楽曲の解釈や表現に関しても、対等に議論して進められるような先生に習いたいです。逆に、いい先生に巡り会えたら、長い間お世話になりたいと思っています。ネットで探せば見つけることはできるのですが、まずはこの記事で呼びかけをして、この記事を名刺代わりに自分でも探そうと思っています。

習得したい技術がとてもはっきりしているので、次の8つの条件に合う先生を探しています。とても上から目線に聞こえるかもしれませんが、本来「先生が言うことを一方的に生徒が聞く」のはおかしいですよね。生徒が目的を示して、先生がそこへ至る道筋の計画を立て、生徒個人の趣味趣向や個性に合わせて指導するのが本来の姿だと思っています。先日僕も英語コーチングの受講者を募集しましたが、ちょうどその逆の感覚でいます。

それでは、8つの条件です✨

8つの条件は、少しクセのある並べ方をしました。条件1と条件8が最難関(OKな先生が少ない)だと思います。「私全部あてはまってるよ」という先生がいらっしゃったら、ぜひ下のリンクからご連絡ください!

1)奏法

日本で一般的な「ハイフィンガー奏法」ではなく、いわゆる「重量奏法」で教えてくださる先生。残念ながら、これで日本のピアノの先生の過半数は対象外になるように思います。僕は、手の神経に昔から神経内科的な問題があり、ハイフィンガーで弾くとあっという間に腱鞘炎やバネ指を発症することが分かっているので、重量奏法しか選択肢がありません。音も、重量奏法の音の方が好きです。
 いわゆる、「指をタマゴの形にして構える」のはハイフィンガーです。重量奏法では(多少人によって異なりますが)、指を鍵盤に対して水平に構えて、指の腹を鍵盤にのせ、指の筋肉ではなく肘から先に体重を乗せて弾きます。音の違いを聞いてみてください。電子ピアノでもこれだけ違いが出ます。曲は違いますが、同じ機種(ローランド F701)を弾いている動画です。

重量奏法に近いと思われる奏法(このピアニスト、Stu Harrison さんの演奏は本当に素敵ですね。カッコいいし、英語の発音いいし ^^)

ハイフィンガー奏法(好きではない見本として出すのは申し訳ないのですが、公開されている動画なのでお許しを。「悪い」と言っている訳ではありません。でも、こういう弾き方は、個人的に「ピアノが可愛そう」と感じます)

2)レッスン方法・頻度・費用

普段はオンラインで見ていただき、一時帰国の時に対面で見ていただけるとなお嬉しいです。頻度は、月に一度から二度くらいかなと思っています。変なクセがつかないよう、ある程度の頻度で見ていただく方がいいかなと感じています。費用については、完全に応相談です。

3)音楽性

ここも大きなハードルかもしれません。音楽の好みは次のような感じです。

・クラシックピアノを弾くことにはほぼ全く興味はありません
・ショパンやベートーベンを弾くことにはほぼ全く興味はありません
☆ですが、クラシック音楽そのものは大好きです
☆ジャズピアノのメソッドで始めたいです
・しかし、ジャスピアノにもほぼ全く興味はありません
・いわゆるポピュラーピアノにもほぼ全く興味はありません
☆弾きたいのは「フュージョン」ピアノです

4)最終的に習得したい技術

まず習いたいのはピアノ演奏の技術ですが、その先にあるものは少し異なります。ここに書く内容を教えていただきたいという意味ではありません。

*「ピアノ曲を弾けるようになる」が最終目的ではありません
・ピアノを作曲の道具として使うための技術
・初めて聴いた曲にその場で即興で伴奏をつける技術
・ピアノソロ以外の作品をピアノソロに編曲して演奏する技術
・言うならば、「音楽の基礎体力」としてのピアノ技術

5)具体的に何をやるか?

*問答無用に、「このエチュードをやれ」は続かないのでやりません

・サックスを習っていた先生がそうでしたが、「なぜこのエチュードをやる必要があるか」を論理的に説明してくださる先生がいいです。逆に、説明が腹に落ちれば、ひたすらハノンでも文句言わずにやります。「面白くない基礎練習」大好きです。管楽器出身なので、慣れています(タファネルとかね^^)

・今の電子ピアノは優秀で、バイエル、ハノン、ブルグミュラー、ツェルニーは全曲の譜面と模範演奏が内蔵されていて、タブレット経由ですぐに呼び出せます。「〇〇の何番」と指定して頂ければ、すぐに準備できます。

・おそらくですが、クラシック的なアプローチ(ハノン等)と、コードから入るジャズピアノのアプローチの合わせ技が、最短距離ではないかと思います。

6)具体的に弾きたい曲5曲

具体的に弾きたい曲があるので、ピアノを始めました。

Etude(国府弘子さん)譜面あり、すでに練習開始しています
 → 原曲はピアノ+ギターなので、一部アレンジしながらの練習です
Kei's Song(David Benoit さん)おそらく譜面あり
Every Step of the Way(David Benoit さん)おそらく譜面あり
1989(KANさん、原曲は歌入りなので、ピアノソロにアレンジ)
Root Beer Rag(ビリー・ジョエルさん)おそらく譜面あり

7)憧れのピアニスト

音楽性の方向が合っているかどうかを見極める材料として、憧れのピアニストを挙げておきます。基本的に、自分で作曲して自分で演奏するタイプのピアニストです。海外のピアニストの中では、この5人です
 David Benoit さん、Dave Grusin さん、David Foster さん、
 Nelson Kole さん、Richard Tee さん(全員フュージョン奏者)
日本人で挙げるとすれば、この4人です
 国府弘子さん、西村由紀江さん、村松 健さん、そして和泉宏隆さん✨
(全員フュージョン&ニューエイジ奏者)
見事に一人もクラシックと本流ジャズの奏者が入っていませんね……
何人かの演奏をご紹介します🎵

Dave Grusin さん『Mountain Dance』

Richard Tee さん『(Do you) Want Some of This?』ピアノソロは 3:33〜

上の曲は、日本では谷村有美さんのこの演奏でかなり有名になったのでは?

和泉宏隆さん『Omens of Love』〜 ジャンルは違いますが、日本のポール・マッカートニーはこの人だと思います。どれだけ多くの人が、彼のメロディに救われたことか……2021年4月にお亡くなりになった、たった二週間前の演奏です。一度だけ、NHKホールでライブを観たことがあります。

上の5人には入っていませんが、ゴキゲンなこの曲も弾きたい曲です。この曲も谷村有美さんがステージで弾いたことで新たなリスナーを開拓したのでは? こちらは本家ビリー・ジョエルさんの『Root Beer Rag』です。

8)将来の目的

この項目を読んで、「それなら教えられない」という先生が多いのではないかと思います。でも一番重要なポイントなので、やはり書いておきますね。

定年後(欧州では現在65〜67歳なのを少しずつ遅らせて、70歳にする動きがあります)、70歳から音楽大学への進学を希望します(学部 or 修士)。その目的に合わせて教えてくれる先生。音楽大学はサックス科あるいは作曲科で、ピアノを専門に弾くつもりはありません。また、クラシック科ではなくジャズ科です。その頃にはAI 関係の仕事も引退しているはずなので、自作曲を演奏して、オンラインで販売することが夢です。

「大人のピアノだから、趣味として楽しめる程度で」という先生には習いません。「ピアノを道具として使えるプロ」になれるところまで引き上げてくださる先生を探しています。19年あります! 3歳でピアノを始めた子どもが19歳で音楽大学へ入るまで以上の時間があります! すでに、47歳で文系 → 理系に移って、50歳で欧州の大学へ研究員扱いで転職した実績があります。音楽もできるはずと信じています。そしてそれを若い人たちに見せるのが、ライフワークの一つです。

なかなか難しいことは承知の上で、「じゃあ私、教えるよ!」という先生からのご連絡、お待ちしております。下の問い合わせフォームからお願いします✨

今日もお読みくださって、ありがとうございました🎹
(2024年8月30日)

サポートってどういうものなのだろう?もしいただけたら、金額の多少に関わらず、うーんと使い道を考えて、そのお金をどう使ったかを note 記事にします☕️