佐々木珈琲

珈琲屋さんに住んでる妄想をしてみたら毎日がちょっと楽しくなった、ただの珈琲好き。

佐々木珈琲

珈琲屋さんに住んでる妄想をしてみたら毎日がちょっと楽しくなった、ただの珈琲好き。

最近の記事

クリスマスの猫

    • 母から貰ったもの

      来月、母が1週間ほど入院することになった。母は身体が丈夫なほうではなく、私が幼い頃から何度となく入院していた。 たしか私が10歳の時だった。引っ越して間もない頃、入院中の母は子供たちが寂しくないようにと病床でそれぞれにあみぐるみを編んでくれた。まず下の弟に、次に上の弟。父から手渡された2人のあみぐるみを見て羨ましいとともに悲しくもなった。私はいつも最後だ。 「おねえちゃんだから、しっかり弟達の面倒をみてね」 わかってる、わかってるけど、しっかりってなんだろう。あの頃、他

      • 迷宮のコーヒー

        定期的に訪れる「毎日飲んでるコーヒーがおいしくない」現象が2週間ほど前に来てしまった。以前は3銘柄をローテーションしてたのだけど、そのうち1銘柄は店頭から消えて久しく、もう1銘柄はすっかり好みに合わなくなってしまった。とりあえず今飲んでるメーカーのちょっといいやつを買ってみた。香りは良さげ、おいしい、、?ような気がするけど、これじゃないな。 オーガニックなどの間違いなくおいしくてお高いコーヒーはたまに買う分にはかまわないけど、毎日少なくとも3杯は飲むコーヒーはお手頃なお値段

        • みんなのフォトギャラリー用

          窓辺のねこさんです。せっかくなので描きたしました。

        クリスマスの猫

          窓辺のねこ

          窓辺のねこ

          約50年前の大分県安心院で定時に現れる火の玉の話

          これは、去年の秋頃に夫から聞いた話です。 火の玉の話自体はわりと聞いた事があると思います。私も母から、母が若い頃銭湯の屋根からオレンジ色の火の玉が飛んでいくのを見たことがある、と子供の頃に聞きました。しかし、今回の話はちょっと違っていました。 およそ50年前の話で場所は大分県安心院。山から山へ、毎回決まった時間に同じルートで火の玉が飛んでいくというのが何日間か続いたんだそうです。話を聞きつけ見物人が集まり、露店まで出てくるほどだったそうで、あげく新聞に写真まで載ったという

          約50年前の大分県安心院で定時に現れる火の玉の話

          【小説】スノードームと灰色猫の冒険(4)

          🐈 第4話 頼もしいドアーフ 🐈 西の海岸から少し北の方にある岬へ向かっていた女王達は異変に気づいた。 「なにかしら?鳥達が騒がしい。何かあったのでは」 「じゃが、今はドラゴンもおらんし、気にはなるが確認しようがないな」 「メアリが心配だわ、、あの子、何も知らないんでしょ?」 「うむ、ジェーン。前に取り決めたとおり、お前さんは死んだことになっとる。すまんの」 「いいえ、メアリを守る為に私が決めた事ですもの」 女王は立ち止まると振り返り城の方角の空を真剣な目で見つめながら

          【小説】スノードームと灰色猫の冒険(4)

          【小説】スノードームと灰色猫の冒険(3)

          🐈 第3話 ショコラ 🐈 真っ白なドラゴンに乗って4人と1匹が西の海岸まで来ると、波打ち際に白い灰で覆われた白いクジラが横たわっていた。メアリはクジラの実物を見るのも初めてだったが、それが白いクジラであることにも驚き、その大きさと圧倒的な存在感、さらに打ち上げられて弱っている姿を見て胸が張り裂けそうになっていた。おじいさんはそんなメアリを気遣い、 「メアリ、大丈夫じゃよ、女王は魔法が使えるでの。クジラは大丈夫じゃ」 「そう、私は回復魔法が得意なの。安心してメアリ」 「メア

          【小説】スノードームと灰色猫の冒険(3)

          【小説】スノードームと灰色猫の冒険(2)

          🐈 第2話 スノードームの国へ 🐈 「スノードームの国はどこにあるの?」 「この中じゃよ」 おじいさんはニッコリ微笑むと、メアリに小さなスノードームを手渡した。 「この、、中?たしかにこれはスノードームだけど、、?」 「さあ、行くなら急ごう」 灰色猫は二人を急かすように玄関へ駆け出した。 「待った待った!メアリ、弁当は持ってきとるか?」 「うん。二人分だけど、猫ちゃんは干し芋でいい?」 「メアリ、実は猫の私は干し芋を沢山は食べる事ができない。さっきみたいに一口だけな

          【小説】スノードームと灰色猫の冒険(2)

          【小説】スノードームと灰色猫の冒険

          🐈 第1話 灰色猫が現れた 🐈 メアリは夜明け前のほんのりと薄暗く霞がかってひんやりとした空気の中、牧草地を横切りおじいさんの家へと向かっていた。 おじいさんの家にはアトリエがあり、装飾品や人形や小物などを作っている。メアリはそれらをおじいさんに習いながら、助手として手伝うため日々通っていた。 あと数日で10歳の誕生日を迎えるメアリにはとても楽しみにしている事があった。それは、おじいさんから特別な免状を貰える事。今までは助手だったけれど、まだまだひよっこではあるが一人前

          【小説】スノードームと灰色猫の冒険

          ペンタブのドライバ入れ忘れてたのでインストールしたら快適になった

          WIN10最終日にWIN10にした佐々木ですこんばんは 私のペンタブIntuos3なんですけど、ドライバの更新終了してまして、数年前にwacomさんの公式見たらWIN7までしかドライバがなかったんですね。なのでWIN10にしたら使えなくなるなー、どうしよー?新しいの買う?でもまだ使えるのになー、なんて思って先延ばしにしていたんですね。 PC起動時の怖い警告に焦ってWIN10にして、そのままUSB繋いでみたら普通にペンタブ動いたんで、なんだー使える使えるーーと、お絵描きして

          ペンタブのドライバ入れ忘れてたのでインストールしたら快適になった

          against all odds

          ちょっと聞いてくれるー? 前から予感していた事がやっぱりそうだったんだーになっちゃってー、心では受け止めたつもりでその事を書いておこうかと思ったんだけどー、書こうとしたら出来ないのよねー。もうこれは書ける時が来たら、というか書く必要ある?と気づいてしまったのよー。でもなんだか記しておきたいので具体的には書けないけどー(泣いて止まるから)書いておく。(この口調にしたのも気持ちを落ち着かせるため) お気に入りのポンデライオンのマグカップが壊れてしまった事もショックだったけど、そ

          against all odds

          さよならマグカップ

          数日前、マグカップが壊れてしまった。食洗機から取り出すと取っ手がなくなっていた。取っ手はかごに引っかかるように隠れていてすぐには見つからなかった。修理できないかな?と、壊れた取っ手を合わせてみたけど少しパーツが足りないようで無理だった。なんだか悲しくてすぐ捨てる気にはなれなくてテーブルの端に置いておいた。 お気に入りでレギュラーだったそのマグカップは某ドーナツ屋さんのノベルティでとても可愛かった。私はドーナツはあまり好きではなかったので正規ルートで手に入れる事はできなかった

          さよならマグカップ

          クリエイターヘッダーテスト

          こんばんは、妄想珈琲屋の佐々木珈琲です。昨日は初日からいきなり「スキ」をいただきまして、押して下さった方、ありがとうございます。 今日はですね、note初心者ですので色々設定やガイドを読ませていただきまして、まずはクリエイターヘッダーというものを作ろうかと。そこで今現在書き溜めている物語のキャラクターを描いてみることにしました。 これから少しづつキャラ絵を増やしてそれをクリエイターヘッダーにしようかなと考えておりまして、考えながら自分でもちょっとワクワクしているので楽しみ

          クリエイターヘッダーテスト

          noteはじめました

          はじめましてこんばんは。佐々木珈琲と申します。珈琲屋さんというわけではなく珈琲屋さんにいるような気分で毎日過ごしたいなという妄想珈琲屋さんです(笑)コーヒーが好きで毎日5杯ほど飲んでます。以前はもっと飲んでいたけど今は5杯に落ち着いてます。胃の安全のために最初の1杯の前にホットミルクを飲んでます。冷たいとお腹壊すんですよねなぜか。 10代の頃、おいしい珈琲を淹れる喫茶店で少しの間バイトしてまして、当時はコーヒーはあまり好きではなかったのだけど、マスターの淹れてくれたアイスコ

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