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against all odds

ちょっと聞いてくれるー? 前から予感していた事がやっぱりそうだったんだーになっちゃってー、心では受け止めたつもりでその事を書いておこうかと思ったんだけどー、書こうとしたら出来ないのよねー。もうこれは書ける時が来たら、というか書く必要ある?と気づいてしまったのよー。でもなんだか記しておきたいので具体的には書けないけどー(泣いて止まるから)書いておく。(この口調にしたのも気持ちを落ち着かせるため)



お気に入りのポンデライオンのマグカップが壊れてしまった事もショックだったけど、その数日後、人生的にショックな事が発覚し(聞かされて)その瞬間は、なんでもないよというそぶりで泣きそうになるのを抑えながら言葉を返せた。夫は手続きやらで出かけてしまい、残された私は「うん、そっかそっか」と自分で自分を落ち着かせた。落ち着かせたつもりだった。

その後で連絡しなければならない所へ電話したのだけど、その一言が出ない。流れる沈黙。早く言わなきゃと思って一度深呼吸したら涙が先に出てしまい、相手もただただ優しく「うん、うん」と、聞いてくれたのでなんとか涙声だったけど伝え終えた。電話を切った後も涙が止まらず、自分が思っていた以上にショックが大きくその事にもショックだった。とりあえず号泣してみたら少しスッキリした。

そういえば、非常時はいつも通り目の前の事を粛々とこなすほうがいいと見聞きしたのを思い出し、いつも通りにいつも通りの家事やら雑事を淡々とこなした。今までも色々あったけど、いつの間にかずいぶん遠いとこまで一緒に来てたんだな。と、夕焼け空を見ているような切なくて幸せな気持ちになった。

夫がいつもより少しだけ遅く帰ってきて「いやー、待ち時間長かったーー(笑)」「おかえりー!おつおつ!」いつも通りすぎて拍子抜けしたけど良かったほんとに良かった。もしかして帰って来ないかもしれないとほんの少しだけよぎったので、本当に良かった。


その日から数日経って、気持ちも完全ではないけど前向きになり、なんだかさっぱりとした清々しい感じもあり、なぜ私はあんなにショックだったのかなと考えてみたけど、当たり前だと思っている事は当たり前じゃない。という事ではないかなと、大好きなマグカップが壊れて悲しいのだから、当たり前だと思っていた日常がそうではなくなったとしたら悲しいよね。ちょっと違うかもしれないけど、好きな人が自分を好きだとわかっているのに「好き」と言ってくれなくて、やっと「好き」と言われた時に感じる嬉しさと同じタイプの心の揺れではないだろうか(方向は違うけど)。この辺はうまく説明できないのでまたの機会に。


夫からその事を聞かされた後で「これからも、この人と生きていこう」という気持ちが強くなったという事。普段はあまり考えてないけど大切な存在だと改めて思えたので、これもいい経験だったと思える日がいつかくるといいな。とりあえず、今までより優しくしてあげようと思いました(笑)


書き出してみたら落ち着いてきたから、書く事ってやっぱりいいね!

※タイトルが決まらなくて、書いてる時に脳内BGMだったフィル・コリンズの曲名にしました。

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