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スターリンク衛星を撮影しました

まずはこれをご覧下さい。
この動画は2020年4月27日20時過ぎ、仙台から撮影した動画です。
月と金星近くを飛ぶこの物体を実際に見たら、
「UFOの編隊が攻めて来たー!」
と腰を抜かすか、
「月に向かう銀河鉄道を見ちゃったよ!」
とロマンをかき立てる人が多いと思うんですが、実際は人工衛星の隊列なんですね。

ここに写っている光の点は、イーロンマスクのスペースXが4月22日にFALCON9ロケットを使って打上げた60機のStarlink-6の内、39機の隊列です。
打上げ時のニュースがこちら。

で、そもそもスターリンクって何?と言うのは、この辺を読むと分かります。
12,000機の通信衛星で地球を覆って、地球のとこからでも高速通信ができるようにしよう!って言う壮大な計画なんですね。
試験打上げだったStarlink-0を合わせ、今回のStarlink-6が7回目の打上げだったってワケです。

また、これを打上げている企業「スペースX」とは、イーロンマスクが2002年に創業した民間宇宙ベンチャーです。
主に大型ロケットの開発と今回ご紹介しているスターリンク計画に力を入れていて、すでにNASAを最大顧客にしているほど実績のある企業になっています。

このスペースXが打上げたスターリンク衛星は、一度に60機ずつのセットで打ち上げられるんですが、軌道に放出された直後は隊列を組み、徐々に時間をかけてばらけて行きます。
なので、打上げから間もない今回のStarlink-6はまだ2つの隊列に固まって飛行中で、しばらくの間、冒頭の動画のように日本からは毎日夕方に見ることができます。

次回は、実際にこのスターリンク衛星の隊列を見るにはどうしたら良いの?と言うことを詳しく書こうと思います。

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