16歳「これ作文じゃない」と言われた私は、48歳で「書く」ことに目覚める
我が家の絆を試された2021年
昨年、ある理由で仕事をセーブしていました。いや、私の中のエネルギーが限りなくゼロ状態で、できなかったというのが正直なところかも。
…と、これが
「我が家の絆を試された」発端となる出来事ですが…
これについてはまた改めて。
すみません、中途半端で。
でも、このエピソードは、もう少し落ち着いた頃にゆっくりじっくりnoteに書いてみたいと思っています。
それは決してマイナスな内容ではなく、「めっちゃいい話やん!」というテンションで書きたいです。なので、もう少しだけ時間をください。
当時は、正直「わたし大丈夫か??」とヘロヘロな時もありました。何度泣いていたかわかりません。
でも、しんどい時期を乗り越えて「やっぱりこの家族さいこー!!」
という境地にいきついた我が家(それまでもさいこーと思っていましたが、まだまだそれ以上にいい家族だと発見)。
いいことばかりじゃないし、もちろん色々あります。でも、やっぱりここが家族みんなにとって「安全基地」になっている、と思えたことが幸せなだなあと。
…と、そんなこんなで、
「めっちゃいい話!」については、今日は潔く端折ります。
思わせぶりですみません。いつかぜひ。
その代わり、そういう期間に、私がどうして「エッセイコンクール」にチャレンジし続けたのかを振り返ってみますね。
もう少しお付き合いください。
「チーズ、好きじゃなくなったらどうしよう?」
そんな波乱万丈な(?)一年でしたが、じわじわとちょっとずつですがいい方向に向かっていきます。そんなこんなで、夏休みが終わる頃から私も少し元気が戻ってきた時、
「あれ、私なんにもしてへん!」と気づくわけです。
それまで、悩んだり考えたり、落ち込んだりでめちゃくちゃ忙しかったわけですが、「最近いい感じになってきたな」と少し余裕が出てくると、ふと自分のことが気になってきました。焦り始めます。
とはいえ、100%の元気はないため、ガンガン仕事をがんばるぞ!セミナーするぞ!という境地でもなく、大好きなチーズプラトー作りも、チーズと蜂蜜のマリアージュを考える作業も、いまいち向き合えないでいました。
「私このままチーズと蜂蜜好きじゃなくなったらどうしよう?」そんな風にさえ思えてきて、怖くなった時期もありました。心が弱ってるとエネルギーは湧いてこないんですね。
夫はそんな私をみて、「疲れているとそんな風に思ってしまうよね。ゆっくり休むことが大事だから。焦らなくていいよ。」と言ってくれました。いつも、そう。全力で家族を守ってくれているし、無理やり引っぱり出さないで、自分で一歩踏み出す勇気が湧いてくるまで、ガソリン満タンになるまで待ってくれます。
それがへなちょこな私には本当にありがたいのです。
ちなみに今はめっちゃ元気です。
チーズ食べまくっております。
新たなチャレンジに突入です!うぉー!!
そして、「愛の手紙」をかきました
さて、このどうしようもなく落ち着かないぞわぞわした期間。何をしたらよいのか全くわからず、子供達のテンションを上げる為に、おやつ作りやヘルシースイーツ作りに没頭します(しているつもり)。喜んでくれるし、楽しいし、それに大好きな作業だけど…それだけでは満たされない。
そして、同時に、特別じゃない毎日の中で、色んなことを感じていることにも気付きます。
普通ならさらっと忘れそうな日々の小さな出来事ですが、そこに私の感情がめちゃくちゃ動いてる、そんな感じです。
動的なアウトプットは今できないけれど、心の中では静かに私が動いている、感じている、ちゃんと自分の真ん中に温かいものがある、エネルギーがある…そんな感じです。その静かで小さなふつふつしたエネルギーが、少しずつ大きくなってきて、わくわくしてきて、「書きたい」という思いにかられました。
日々の小さな出来事や感じたことを忘れたくなくて、大切なものにしたくて、その気持ちを残せたらいいなとしだいに思うようになります。
私が絵を描ける人なら、それで表現したかもしれません。でも残念ながら絵心は皆無なので(そのわりには子供達はみんなアーティスト。なぜ??)、言葉にし、文章にしたくなりました。
そんなことを夫と話していたら、
「せっかくやし、コンクールとかに出すのを目的にしたら?テーマあるし書きやすいかも」と。
ふむふむ、そうだよね。いいかもしれない。と思っていたら、早速ググって「こんなんあるよ。俺宛てにかいたらいいやん。」と超絶笑顔で勧めてきたのは、
「愛の手紙コンクール」!!
なにっ、なんか恥ずかしい感満載なんやけど!!
「愛の」って…、苦手やわ。
でも、まあ400次詰め原稿用紙1枚、というのはハードルが低いし、たしかに夫には色々言い切れないほどの感謝の気持ちとたっぷりの愛情はあるからな、ここは書いとこか、となりました。
で、なかなかいいものできました。
あ、先に言っておくと、入賞はできませんでした。
でもその手紙はコンクールに提出したのと、夫へも封筒に入れて渡しました。記念のラブレターです。
そのかわりに「私だけはずるい。私にも書いて」と催促し、ちゃんといただきました。ちなみにこちらもダメでしたが、私たちは大満足なお手紙交換ができました。
そんな二人をみて、子供達もなんだか嬉しそうでした。
そんなことをきっかけに、「書く」ことが楽しくなります。慣れてないので、最初は時間がかかったりしていましたが、それでも自分の中にある記憶を呼び戻して、その時の感情を思い出す作業も愛おしく、そして書き出すと没頭するほど夢中になれました。
これは私にとっては意外な自分の発見でした。こんなの好きだったんだ!って。
16歳「これ作文じゃない」と言われ、48歳最優秀賞もらう
そこから調子に乗って、片っ端からエッセイコンクールに出します。「暇つぶし」という説もなくはないですが、自分に向き合ってみたくて、9~10月は「エッセイ強化月間」みたいになっていました。
しばらく何かをアウトプットする、という作業をしていなかったので、「書く」ことで自分がどう感じているのかを整理し、それを文章で表現するのは、とても新鮮でした。
結局、その2か月で色々かいて、、、最近2つほど書いて、全部で26作書きました。正確に言うと、エッセイや絵本ストーリー、手紙など、私がなんとか書けそうなものを選びました。
書きすぎて、もう出せるコンクールがないというのもありますが、ひとまず「コンクール」というものは落ち着きました。お題をだされて、それに沿って書いてみる、という練習もたくさんできたので、今度は自由に書いてみたいなと思うようになります。
そして「書く」ことで自分に向き合い、気持ちを整理することで、しっかり台地を踏みしめているような、ちゃんと立って走り出したいようなエネルギーが湧いてきたのです。
だから、ひとまずコンクールが終わり。次のステージです。
仕事に向き合いたい、そしてnoteを書きたい、
そんなステージへ。
…めちゃ元気です。
そして、今(2022年1月)の時点で結果が出た、
12作のうち2つ入賞!!
しかも最優秀賞&優秀賞!!
(その作品については今後発表されるまでは言えませんが、その時には読んでもらえたら嬉しいです)。
※そしてこちらが最優秀賞のエッセイです。
書くことに関しては全くのド素人な私。
がんばりました。
えらい~
残念ながら「昔から書くことが得意だった」とか全くなくて。。。その証拠に、高校生の時に書いた作文を、当時の現代国語の先生に
「これは作文とは言えませんね。。」
なんて、苦笑いしながら言われたこともある私。
(はずかしすぎる~たしかに作文系嫌いでした)
でも、そんな私がエッセイコンクールで入賞。
「人間、いくつになっても成長できる」というやつですね。素直に嬉しかったです。
もちろん適当に書いたわけではなく、めちゃくちゃ真剣に向き合って取り組みました。だから「いいのができた!」と思って応募したことは間違いないです。
でも、ほかの人が読んでも「ほっこりあたたかい気持ちになれた」なんて少しでも思っていただき、優しい気持ちをシェアできたのであれば、気持ちや言葉を丁寧に書いてみてよかったと心から思います。
そして、「そんなエピソードが生まれる日々がある私は本当に幸せだな」とも思いました。もしかするとそこが一番嬉しかったのかもしれません。
そんなこんなでnote始めました。
そんなこんなで、「書く」というアウトプットが楽しくなった私です。
書いているときは、まだまだ脳みその筋トレをしている感じで、書きたいのにいい言葉が見つからない時は「うー!!」となりますが。頑張ります。楽しみます!
つたない文章ですが、優しい言葉で日常を切り取っていきたいなと思っています。そして、私が愛する日常(家族、優しい人々、チーズ、はちみつ、ヘルシースイーツ…)や、仕事のこと、チーズに関わったことで世界大会へいったお話など…色々かいてみたいなと思っています。
ということで、今日は「noteを始めたきっかけ」でした。
それでは、改めてこれからもよろしくお願いいたします。スキ、フォローいただけると、嬉しいです。励みになります。
また見にきてくださいね。
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