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grapeAward2021最優秀賞「お菓子便」

ぐだぐだな一年だと思っていた2021年。

まるでリハビリのように、「書く」ことで自分に向き合い、「書く」ことで表現した昨年秋。そんな「新しいチャレンジ」が、今、思わぬ結果をもたらしてくれました。


「grapeAward2021~心に響くエッセイコンテスト」

 最優秀賞を受賞!!



「私の書いた文章、ひとりよがりじゃなかったんだ」

この文章が、読む人に「優しい気持ち」「あったかい気持ち」など、少しでもシェアできたのなら、私はとても幸せです。素直に嬉しいです。


これまで、セミナー講師を長くやっている私は、「書く」ことより、「話す」アウトプットの方が得意だと思っていました。だから、よほどのことがない限り、多分「書く」というチャレンジはしていなかったと思います。


もし、初めましての方はこちらからどうぞ。
私の仕事は「話す」ことがメインでした。


さて、まずはその作品をご紹介させてください。

最優秀賞のエッセイ『お菓子便』

これが今回の受賞作品のタイトルです。今回は「コロナ禍で心温まるほっとするエピソード」がテーマでした。

まずは今回最優秀賞を受賞した作品を読んでいただけると嬉しいです。Podcastでも聴くことができます。アナウンサーの方の朗読と音楽で、また違った雰囲気の「聴くエッセイ」です。さらに素晴らしい作品にしてくださいました。


では、こちらからどうぞ↓

grape Award 2021 『心に響く』エッセイコンテスト | 株式会社グレイプ (grapee.co.jp)



書くことに没頭した2021年秋

これを書いたのは昨年秋。いくつかのエッセイコンテストに応募しました。それまで、エッセイを書いたことも、そのようなコンテストに応募したこともなかった私。なぜ書くことを選んだのか…。先日のnoteに書いてみました。そして、これがnoteを書くきっかけにもなりました。そう、その「よほどのこと」がいろいろあった2021年でした。

そんな中で、「書く」って、「癒される、面白い」って思いました。


「小さな幸せを見つけられる」ことの幸せ

「お菓子便」の主役の次女は、ただいま受験直前!
(正確に言うと、本日受験。来週は本命の受験!)

大好きなお菓子作りもさすがにしばらく封印中です(当たり前)。そして、マイペースながらも受験勉強に取り組んできました。

でも、このエッセイにでてくる頃の娘は、自分ではコントロールできない、周りの環境の変化や、ざわざわしたものに振り回されて、ヘトヘトになっていました。自分のこと以上に、周りにエネルギーを使わなければいけない状況…。コロナ禍での学校や、家族とのこと、自分の変化などいろいろ。

しかも受験生。ただの「受験生」というだけでも、大きなストレスなのに、それ以外の色々なものを抱えすぎていました。受験勉強どころではない状況で、それを考えることすら難しい…そんな中で、こんなエピソードをみつけられたこと(なんでもない日常としてスルーしないて見つけられたこと、心にとめておけたこと)、そしてエッセイにできたことは、今の私たち家族にとっては勲章のようなものでした。「みんなでよく乗り切ったよね!」と。

このエッセイに出てくるように、「お菓子」だけで全てを解決するのは無理だけど、それでもやっぱり「大好きなもの(お菓子づくり)」があることは、心の支えになったり、力になってくれたことは間違いありません。

そして、「おばあちゃん」とのちょっとした交流も。

当たり前のように毎日を過ごしている中で、自分が気付いてないだけ、見えてないだけで、様々な関わりでたくさんの人々に支えられていきているんだな、ということを改めて感じました。

そういう小さなものが、いくつも作用しながら、少しずつ、少しずつ…ゆっくりではありますが、こわばった心をとかしてくれたように感じました。


朝ごはんにヘルシースイーツは現在お母さん担当。元気のもと。


違う環境だから、新しいこと見つけられた

このエピソードを「書く」ことにした私。「書く」という表現をしたくなった私。何もなければ、「書くことが好き」ということに気付かなかったと思います。もしかすると、「書きたい」と思うことは、心の隅っこにはあったかもしれません。でも、「それは違う」「私には関係ない」「できっこない」そんな見えない壁をいくつも自分の中に作っていたように感じました。

今まで通り、自宅でチーズ教室ができていれば、そちらに目を向けることはなかったでしょう。今まで通りできていれば、「目の前にあるもの」しか目に入っていなかったかもしれません。

でも、少し立ち止まったり、さまよったりしている間に、よくよく目を凝らして、自分が持っている武器(才能・好きなもの)を見つけたり、転がっているチャンスを見逃さずキャッチできたのではないかと思います。

昨年、「ぐだぐだな一年」だと思っていたけれど、もしかしてゆっくり考えるために必要な時間を与えてもらったのかもしれません。今、そう思えていることがとても幸せです。

これからもチーズやはちみつ、など食に関わりますが、いろんな表現方法ががあることに気付きました。他にもやってみたいことがたくさんあって、そのどれにもチャンレンジしてもいいんだ、と思っています。

先日のコンサルティングでは、私は「表現すること」が好き、そしてお客様に「感動」を与えることで喜びを感じる仕事が好き、と言われました。たしかに、ずっとそういう仕事です(笑)これからもそれらはかわらず、いろんな表現でみなさんに喜んでもらえるような仕事をしていきます。そんな成長の過程を、noteで感じてもらえるよう、これからも書き続けていきます。


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