ささでぃ

ある日突然、体が動きませんでした。心と体がバラバラになっていた私が回復した今だから、お…

ささでぃ

ある日突然、体が動きませんでした。心と体がバラバラになっていた私が回復した今だから、お伝えできることを配信しています。鬱って一体どういうものなんだろう?鬱の人どうやって接したらいいのだろう。が少しわかるページです。

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  • 鬱のすべて

    鬱はどんな状態で始まったのか。どんな心境なのか。回復の過程はどんなことが起こるのか。鬱とその前との違いは?

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最近の記事

父とハイタッチした日

鬱からの回復後の私。 ブラックボックスの過去と現存している今の人間関係はどうなったのか。 生きているこの瞬間にできること。を味わえているのか。 順番に一つ一つと向き合って、許せることを学んだら楽になった話。 大人になってから父にも母にも触れた記憶が殆どない。 殴らずに優しく触れてもらいたいという願望をもっていたのは6歳。 でも無理なんだと諦めたのが12歳。 生きていくなら、殴られないぐらいの物理的距離を取る決意をした14歳。 許せないという毒を抱えて爆発し鬱になった30歳

    • 幸せの心を感じれるようになる変化

      鬱後半期。 数々のブラックボックスを引っ張り出して泣いて泣いてきた。 向き合って、そのたびに1歩すすんで3歩さがる感覚だった。 体が動けるようになっても頭の中はすぐ雲って、明日が来ないで欲しいと願い、やっぱり死にたいを繰り返してギリギリもあった。 それでも、なんとか寝れるようになって、食べれるようになって、陽の光を浴びれるようになって、宛てのない暗闇が晴れる日がくるなんて希望は一筋も見えなかった。だから励まさない。ただ、私は辿り着けた。 その経験の事実のまとめ。 言われて当

      • 鬱初期にしないほうがいいこと

        初期は診断されてもまだ自覚がない上に鬱についての知識もない。 状況が飲み込めず「まさか私が」と自覚がないまま1週間を過ごした。 その間は普段の生活と変わらず人に会っていたことで、後悔したことをお話しする。また、鬱初期にしないほうが良いこと、して良かったことも合わせてどうぞ。 後悔したこと /なんとなく言わなきゃと思って人に「鬱」だと打ち明けたこと 理解はしてもらえない。 無知のアドバイスが飛んでくる。 ちゃんとしなきゃダメだと追い討ちをかけられる。 しないほうが良いこと

        • 鬱が教えてくれた人生についての答え 

          鬱になって 気づいたこと 答えがでたこと 向き合う期間だったから。 鬱の前は 時間もなく 他のことに忙しく  向き合わなくても生きてこれたけど  人生において大切なことにも答えを持っていなかった。 回復には受容が必要 5年かけて 鬱から回復したこのブログを書いている。 回復は螺旋階段。今も思い出しながら泣けてくることがある。 1年目はなかなか進めることができなかった。 けど、2年目よりは3年目の方が、泣けても書きおこせた。 そして、3年目より5年目の今が最も伝えられている

        父とハイタッチした日

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        記事

          どうして、私がお父さんを選んだか

          鬱になる原因 「あなたのお父さんが鬱の原因になったとは思わないの?」 そう聞かれることがある。 鬱のきっかけになる出来事はある。 でも原因は鬱に向かう思考システムが私の中にあったからだ。 これは親を責めたくないから言っているのではなく、私が得た答えだ。 この世界では出来事は瞬間、起こり続けている。 それに対して、良し悪しを決めているのは人だ。 天気が良いとか悪いとか。天気自体は巡り変わり続けているだけ。 物事はただ起きているだけ、人がそれにどう反応するかだ。 思

          どうして、私がお父さんを選んだか

          Oから始める自分を探し

          鬱の後半期における「②自分探しステージ」のお話。 ☆1年分の月ごとの状態についてはこちらへ ☆4ステージ別の回復ステップはこちらへ ①ステージで崩壊が起きているのため、0から自分を探している状態。 本当の自分がわからないので、本来の私を探している。 能力としてできることと、私らしいことは違う。 まずは「いままでの人生において投げ掛けれた私をあらわすと思う言葉」を書き出した。履歴書の長所に近い。良いところを挙げてみたのだ。 /理解力が高い /共感力が高い /判断能力が高

          Oから始める自分を探し

          「無理しないで。」の意味の無さ

          「無理をしないで」ができる人なら「鬱」になっていないかもしれない。 という話。 なざなら、私もよく、言われてきたと思う。 「無理しないで」 無理しない。 🟰自分の限界を超えて挑戦しない。 🟰努力しない。 🟰価値がない。 鬱になる前の私の思考では、こう変換されていた。 無理と努力 目指したいもの、成ると決めたものには全てなってきた。 叶えてきた自分の意志で。 目指す目標に対しての現状を分析し、たどり着くためのステップを計画し、 逆算をし到達できなかった場合のもしもの予

          「無理しないで。」の意味の無さ

          鬱から回復する4ステージ

          「鬱」って人によって期間はバラバラ。 スペインでは回復に少なくとも6ヶ月は、かかるというのが定義。 私は1年かかり、その中で大きな4ステージに分かれていたのでまとめをこちらへ。全体図が分かると、どう見守ればよいのかヒントになるかもしれない。1ヶ月ごとの「月別回復の様子」が知りたい方はこちらへどうぞ。 ①崩壊ステージ /以下が崩れる。   プライド 経験 私と決めてきたもの 思い込み 守ってきたもの 価値観 アイデンティティ ②自分探しステージ /本当の自分ってどんなだ

          鬱から回復する4ステージ

          良かれと思ってが1番迷惑

          鬱の人に対して、どのように接していいか分からないと悩んでいる人むけ。 鬱の人にとっては、初期段階で知っておいて方が良いこと。をお話しする。 なんと答えますかゲーム この他にも、違った捉え方や意見、アドバイスはあると思う。 しかし、この鬱ブログだからこそ、私が言いたいことは。 「人の回答にはバリエーションが生まれてしまう。」ということ。 カウンセラーとそれ以外の人の差 カウンセラーは鬱の人に対してアドバイスをしているんじゃない。 鬱の人へかける言葉と態度を知っている専門

          良かれと思ってが1番迷惑

          鬱になって学んだこと

          向き合ってこなかった自分と向き合うことの繰り返し。 それはエグい経験だ。見たくないもの、うすうす壊れそうだと沈めてきたものを掘り起こす作業だから。でもね、限界が来た時に立ち止まれたことがラッキー。そのまま進んでも何処かで必ず立ち止まるタイミングは来ていたから。辛いから2度と繰り返したくないけど学びは大きい。 心と体/自分に「心」があることを感じ取れた。 感動するのとは違う。あったんだけど忘れていた。 心を無視して生きてきて、死に絶えていた感覚だった。 人は生きながらにして

          鬱になって学んだこと

          それって本当にそう?

          最終的には自分を愛することができるようになれるのだが 通常の状態でも愛するって何?と具体的なステップがよく分からなくないだろうか? 鬱の状態の時は自分のことや世界のことが嫌いではあっても、 好きになれるなんて可能性は微塵も感じなかったりするのだ。 通常へ回復していくステップですら落下しているように感じるのに、 通常以上の愛せる状態にまでいく道のりなんて全く見えないものだ。 励ましの言葉が逆効果なのはそういう状態だからだ。 ゴールが見えない道のりは、たとえ外野に進んでいると言

          それって本当にそう?

          甘えたくても甘えられない

          カウンセリングが進んでいくと、見ないようにしてきた本音が浮かび上がってくる。今までは生きていく上で避けておかないと、自分が保てず壊れそうだった本音。「もう限界なんだよ。」と体と心が教えてくれている。それらに寄り添ってあげる時を「鬱」の人は過ごしている。何もしてなくないよ。 「甘える」の定義について 甘えるって どういう事だろう。 一体 どんなことをしたら甘えることになるんだろう。 辞書によると (人の好意を期待し)慣れ親しんで人なつこくする、またわがままをする。  人の

          甘えたくても甘えられない

          理想の父は存在しない(続き)

          こちらは 『殴らなくなった父との散歩』 の続き。 どういうことか、聞いた瞬間では理解できなかった。 まさに雷が落ちたようだった。 先生の言葉が頭の中でグルグルした。 何周も何周も回って、しばらく何処かに行ってしまったような時間が過ぎて思った。 ぼーっとした。 たくさんたくさん悔しい思いをして、痛いのを我慢して、嫌いだと怒りを膨らませて、許せないを溜め込んで生きてきた。 諦めるっていう発想がなかった。 その日を境に理想の父を頭の中で描き続けて、嫌うことがなくなった。

          理想の父は存在しない(続き)

          殴らなくなった父との散歩

          憧れ 本当はずっとしたかったこと 「父との散歩」 他にもある。 穏やかに父さんと話すこと。 父さんにありがとうと言ってもらえること。 父さんに褒めてもらうこと。 冗談を言い合うこと。 二人っきりで美味しいねってごはんを食べること。 思い出を話すこと。 ずっとずっと 私は父さんに認められたかった。 殴られるのではなく、抱きしめてもらうように触れて欲しかった。 でもそれは、鬱が回復してかなりの時間が経って、やっとやっと 認められるようになったのだった。 長い間、置き去

          殴らなくなった父との散歩

          美味しくて涙が溢れるようになるまで

          「鬱」回復後、半年経っての出来事。 何がどうなったら、泣いてしまうのか? 不思議に思っていた私が、体験した話。 美味しくて涙が出るに至るまで 鬱から回復していく中で、起こったある変化がある。 それは感謝を毎日書く。唱える。 最初は1行書くのに、時間がかかった。 有難いなんて思っていることがないから、 今日も朝日が登ってくれて嬉しいのではなく、悲しいのだから。 でも、カウンセラーの勧めで書き始めた。 「一つでも良いから、今日これが良いなと思ったことがあったら書き留めて、貼

          美味しくて涙が溢れるようになるまで

          できる子の本音

          鬱の後半期の話。 今までの知人でない人や子供とだけなら、数時間は一緒にいられるようになった時の出来事での気づき。 褒めたい すごいね。えらいね。かっこいいね。 できたね。上手だね。 ベビシッターで子供と一緒にいる時間内は、とにかく褒めてあげたくて、常に褒めるところを探していた。 特に気をつけたていた事がある。 できる子ほど1回1回褒めることを忘れない。 なぜなら、 できる子ほど、できるからと、ほったらかしにされてしまう。 すぐに、何でもできることが当たり前のように思

          できる子の本音