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僕の茶碗には何合の米が入っているのか

「おか〜ん? 俺の茶碗にごはん、いっつも何合入っとると?」

「え? そんなん知らんし」
小学四年生の次男からの突然の質問に私は動揺した。
茶碗に何合の米が入っているかなんて考えたことはなかったし、まさかそんな質問をされるとは思ってもみなかったのだ。

学校の授業かなんかで調べよると? と聞いたら、ただなんとなく気になっただけ、とのこと。
そう言われると気になってしまうではないか。

我が家の米事情としては、一日4〜5合の米を炊き、適当に茶碗によそう。大雑把な私は昨今の炊飯ジャーの優秀さを完全に当てにしており、すり切れいっぱいなどときちんと米を量ったりはしない。

あ、入れすぎた!
次は、減らしとこ。
今、何杯入れたっけ?
まあ、最近のジャーはすごいけん、適当にやってくれるやろ。

てなもんで、ちゃんと量ってない。
だがしかし、マジで勝手に調節してくれてるのか、米はちゃんと美味しいご飯へと変貌を遂げている。

米太郎が言う。
「ねえ、レオンさん今日も適当だったね」
米花子も言う。
「いつものことでしょ」
炊飯ジャーが囁く。
「大丈夫だって、俺がなんとかしてやっから。任せとくんジャー」
米粒たちが沸き立つ。
「さすが、ジャー親分! かっこいいんジャー!」

ぴーぴーぴー。ぱかっ。
私はジャーで何が行われているかなんかお構いなしで蓋を開ける。
「今日も、美味しそうだな、おい」(よだれ)

という日々が繰り広げられている。

そう言うわけで、私は彼の茶碗に何合の米をよそっているかはわからない。きちんとした母の顔を装いながら、茶碗に適当な量の米をよそうのだ。しかし、私の目には標準装備されているスコープが存在している。多分、彼の茶碗には0.7合分のご飯がよそってあると予想する。

左が私
右が息子
とりあえず二人分で二合ぐらいあればいいだろう。
今回は、ちゃんとすり切れいっぱいにしたんじゃー。
たけたんじゃー。
適当に二等分にするんじゃー。
ご飯を入れる前。
とりあえず一合と思われる量を入れてみた
大体、いつもの量に減らす

我が家のご飯は概ね一合350gぐらいだと判明。
そして、息子のご飯はいっぱい280gだと判明。

と言うことは?

280➗350=0.8

おお、0.8合!惜しいな、私!もうちょいだった。
ちなみに私は、180ぐらいだったので、

180➗350=0.5
普通の茶碗いっぱいってとこ。

いただくんじゃー。

最近お気に入りの塩昆布とごま。

ご馳走様でしたんじゃー!




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