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創作

44
つくりだした言葉の羅列
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#作詞

最果てにて

最果てにて

消えそうな光が目の前にある
手を伸ばしても届かない光が
目に見えるから愛しいこと
ずっと前から知っていた

涙ばかり追いかけないで
前をみれば ほら

最果てで再び会おう
そこはどこかなんて
野暮なことは聞かないでね?
最果てで抱き合って眠ろう
だからそこで待っていて
明日はきっと雨

消えてしまった光がここにある
手は届かなくても感じられる
目に見えなくても大丈夫
ずっと前から知っていた

でも

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忘れえぬ人

忘れえぬ人

早朝は独特なにおいがする
鼻腔の奥がツンとする
乾燥が目を刺激する
この感覚はなにかに似ている

そのせいで誰かを思い出す
遠くに人影が見える
知らない人に違いない
なのにどこかで期待する

イヤホンから流れるノイズ
少し音量を下げる
そうしたらどうだろう
鳥の鳴き声がした

結局すれ違ったのは
思い出した誰かではなかった
それでもこの早朝に
同じ道を歩く人だった

いつか思い出すだろうか
今日す

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S_mmer

S_mmer

また
今日も僕は空を見て
遠い君の髪を思う
あの頃は肩までだったけど
今は伸びたのか 切ったのか
ほら
僕はあの頃と同じまま
それでも背丈は少し伸び
足首が見える学ランと
夏服の中の青い花

近く見える花火の下
君の色香が翻る
それでも隣はいないまま
うしろで彼岸の花揺れる

ラムネの中のA玉を
取り出し そこに君を眺む
少し残った泡沫の
思いは遥か 藍のそばへ
無色透明の夏の気が
どこかでそっ

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偶然でいいから

偶然でいいから

例えばの話 君と僕の遺伝子が
全部一緒だったとして
僕ら付きあったかなあ
例えばの話 君と僕が
共に生きるべきだって神様にお告げされたなら
僕は君のこときっと
知らないままずっと
嫌いとまではいかないけど
あんまり好きにならなかったんじゃないかなあ
つまりは 僕が言いたいのは
偶然出逢えたこの奇跡に
心からありがとうってこと

また会える日が来るかな
来世でも
そんな日が来るといいな
偶然で

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vigil

vigil

形はいつだって歪だった
ぼやけた視界は何を見つめる?
明日の夜の夢を
今日の朝からずっとみている

深夜3時はオレンジ色
口の中に酸味があふれる
種を飲み込むな
脳裏で誰かが警告する

幽霊がいるならいますぐに出てきて
その目の前で大好物をたいらげるから

確実なものだけが欲しかった
全ての色を手にしたかった
ああ、そう 過去形なのは
もう手に入らないことを知ったから

不確かなものばかり手

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