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サスティナブルな暮らし|別れた理由は「魚屋」に対する考え方の不一致?

デートしてたカナダ人(イケメンだった…)にお別れを告げた。性格の不一致など色々理由はあるけれど、どうしても相容れなかったことがある。それは私がわざわざ、魚屋に行くこと。

私の庭、モントリオールのジャン・タロンマーケット

彼は魚屋をはじめとした肉屋などの専門店には一切行くタイプではなかった。簡単に何でも手に入る大手のスーパーに行き、一番安いものを買う。「めんどくさくない?暇だから行けるんだね…僕はピッキー(選り好みする人)じゃないから…」と言われた瞬間に、私の中で終了の鐘がゴーンっとなった…(割愛)。〈あ、彼はとてもいい人で、ただ生活のスタイルなどが合わなかっただけw〉

さて、私の恋愛話はこれくらいにして、本題。なぜそこまで私がピッキー、いやあえて専門店に行くことに「こだわりたい」のか。決して暇なわけではない(根に持つタイプ)、仕事もしっかりいただいているし、何なら「どうしてそんなにいつも働くの?日本人は仕事・仕事、働きすぎだ」とフランス人に言われる。

全部綺麗にパッキングされてる、プラスチックで!

一つ目の理由は、魚屋さんに行くと新鮮な「地元のお魚」が手に入るから。簡単にいうと、おいしいから!モントリオールは海に面してないので、日本みたいに簡単に魚が手に入らない。大手のスーパーに行くと、輸入の安いお魚たちが並んでいて、島国から来た私にとっては、全くおいしそうじゃない…。いつ届いたのかも、冷凍されていたのかも、ほぼ不明。

反対に魚屋さんであれば、新鮮な魚が「いつ」入るのか聞くことができるので、その日に合わせて買いに行くこともできる。

ケベック州の海でとれたサーモンたち、うまそ。

二つ目の理由は、プラスチックをなるべく買わないようにしたいから。大手スーパーは冷凍された魚を含めて、ラップなどのプラスチックで包装されている。一度開けると、再利用不可。反対に魚屋さんはプラスチックの袋(洗えば何度も使える)か、紙に包んでくれるところ、または容器を持っていけばその中に入れてくれる。私は「紙でお願いします」という場合が多い。

やけ酒ならぬ、やけ寿司?(笑)

この日はなぜか刺身が無性に食べたくなったので、仕事終わりにマーケットへ。カナダでは生魚を日本みたいに毎日食べないので、念のため買うときは「寿司を作りたいから、寿司用に使える魚はどれ?」と聞くようにしている。魚屋のおっちゃんは「良いのが入ったんだよ〜ラッキーだね、今日届いたばっかりだよ」とサーモンをすすめてくれた。

ちなみに値段もスーパーに比べてそんなに高くはない、同じくらいの量で多分100円、変わるか変わらないかくらい。100円しか違わないなら、美味しくて身体にも良い、環境に良いものを選びたい!

日本では、大手スーパーでも新鮮な魚を買うことができるけれど、今一度、「魚の買い方」について、考えてみてほしい。

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