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見つめる日々

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世界と自分とを、見つめ続けた「私」の日々綴り。陽光注ぎ溢れる日もあれば暗い部屋の隅膝を抱える日もあり。そんな日々を淡々と見つめ綴る。
クリシュナムルティの日記やメイ・サートンの日記から深く深く影響を受けました。紆余曲折ありすぎの日々… もっと詳しく
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2021年5月の記事一覧

2009年10月29日(木)

真夜中何度か娘に蹴られて目が覚める。子供の頃ってこんなに寝相が悪かったっけか、と娘の寝相…

2009年10月28日(水)

娘に何度も蹴られる。夜通し蹴られ続け、結局私は早々に起き上がる。一体何度蹴ったら気が済む…

2009年10月26日(月)

細く開けた風呂場の窓から滑り込んでくる冷気で目が覚めた。夜中何度か、娘に布団を掛け直した…

2009年10月25日(日)

濃紺一色だった世界に水平線が現われる。空と海とを分ける一本の線。二色の色。その色が徐々に…

2009年10月23日(金)

聞いた覚えのない音が、がりりがりりと部屋に響く。何だろうと思い身を起こす。音が出る場所と…

2009年10月22日(木)

二重のカラカラという音が途切れ途切れ耳に滑り込む。カラ、ラという音がミルク、カラカララと…

2009年10月21日(水)

何か耳元で動いた、その気配で目が覚める。何だろうと横を見れば、足。足? 確かに足だ、そしてようやく気づく。娘の足だ。身体を起こして見てみれば、娘がいつの間にか逆さになって眠っている。私は娘の足の甲をぱちりと軽く叩き、寝床から立ち上がる。まだ街は眠りの中、午前四時半。 Tシャツのまま玄関の扉を開ける。そこに広がるのは夜明けの気配。青と燃える橙とが交じり合う部分が、まるで輝いているかのように見える。日が昇る直前の茜色も好きだが、私はどちらかを選べといわれたらこの、交じり合う空の色

2009年10月20日(火)

風の音で目が覚める。びゅうびゅうと吹き上げるように吹いて来る風が、窓を叩く。街路樹の葉が…

2009年10月19日(月)

窓を開ける。途端に肌が粟立つ。日はまだ昇っていない、午前四時半。昨日は早々に横になった。…

2009年10月18日(日)

厚いカーテンに守られた眠りはおのずと明けた。ベランダに出てみると目の前には海。小さな島と…

2009年10月17日(土)

寝過ごした。耳元でアラームが鳴っている。急いで止めて時計を見る。四時十分。まだ間に合う。…

2009年10月16日(金)

枕元でアラームが鳴っている。セットしたのは四時。ちょうどプリンターにセットした用紙がなく…

2009年10月15日(木)

午前四時半。まだ外は夜闇の中に沈んでいる。隣で眠る娘が寝がえりをうち、布団をすっかりはい…

2009年10月14日(水)

おのずと目が覚める。午前四時半。まだ外は夜闇の中。すっかり明かりの消えた街はしんしんと眠っている。街灯に照らし出される街路樹の下葉が、ほんのり橙色に染まっている。私は髪を梳かしながら、そんな街の様子を見るでもなく眺める。東の光が伸びてきたとき、一番最初に明るむのがあの白い向こうの丘の一番上に建っている建物。そしてその光の筋は徐々に徐々に辺りに広がってゆくのだ。 薔薇は切り詰めることができた。今薔薇は、短く短くなって、まるで幼い子供のようだ。早いものはもう新芽をむずむずさせてい