人が毎年桜が見たくなるのは、感謝が湧いてくるから
子ども達の風邪がうつったのか、少し体調を崩していた数日。
子どもが突然病気をもらい、それがうつるのはワーママの避けられない宿命だ。なんとか仕事に支障が出ないよう、乗り越えた1週間。
体調を崩すと、人は何かと弱気になる。そんなときは早く寝るに限る。あらためて、健康か大切だと思った今回。特に個人で仕事をするなら、心身の健康は何より大切だ。
昨年の反省点や途中から働き方を変え、今は
夜はなるべく仕事をしない(一定の睡眠時間を確保)
予定を詰め込みすぎない
を徹底している。
すると、日中の集中力やパフォーマンスが高まっていい感じ。(不思議と収入もそんなに変わらなかった)
幸福度も上がるので、今は最善の選択だと思っている。
在宅ワークを副業から本業にして、軌道に乗せるまでの過去数年は、経験や実績を増やすために一生懸命だった。ふり返ると「一心不乱に仕事」だったのかもしれない。
自分と家族、そして周りのために。
あの時期も大切で必要なことだったし、後悔はしていない。
でも、その期間を少しだけ抜けた今は、しっかり休むようにしている。運勢でも、私の場合は今年はペースダウンして体調管理を心がけるといい一年らしい。
……と、文字にすると当たり前のことなんだけど、私たちはついつい忙しくし過ぎたり、何か予定をつめすぎてしまう。
「あ、また忙しくしてしまった!」って気づく。
理想的に自分の時間を使えている人って、どのくらいいるのだろう。
本当に大切にしたいものや人、時間を後回しにして、理由のわからないイライラ、モヤモヤしてしまう人は多いのかもしれない。
今年は「自分がやりたい大切なことに勇気を持って時間を使うのだ」と決めている。意識的に自分で決めて、納得して動いていきたい。
「忙しくし過ぎない」「休む時間作る」……わたしにとっては、意識しないと難しいからこそ、何度も何度も言語化して発信しながら、自分に浸透させていきたいところだ。
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ということで、今年も家族でお花見へ行ってきた。青空に淡いピンクの花が揺れていて、心もふわふわと柔らかくなる。
眺めながら「日本人でよかったなぁ……」と毎年思う。
自然に触れると、すっきりしてパワーが湧いてくる。
大切な人たちと、ただ「今」を楽しむ時間って、なんと贅沢でしあわせな時間なのだろうか。
胸がいっぱいになった。
簡単にお弁当も作って、桜の木の下でむしゃむしゃモグモグ。
少しだけ、手間をかけて作るお弁当。「おいしいね」と、笑顔で食べる目の前の家族たち。
(そうそう、私はこういう時間を大切にしたいんだ)
ハートがとっぷり「うれしさ」で満たされた気持ちになった。
なぜ人は、毎年桜や紅葉など、毎年同じような景色を見に行くのだろうか。見たくなるのだろうか。
子どもの頃、大人を見ていてそんな疑問を持っていた。
(今年も桜を見させてくれて、本当ありがとうございます)
多分、こんな風に感謝が溢れて心が満たされるからかもしれない。
今年も変わらぬ景色が見られたことや、一年過ごした自分、忙しい中でも美しい景色を自分へ見せてあげたことに、無意識に「ありがとう」を感じるからではないだろうか。
景色でなくとも、普段の何気ない生活でも「ありがとう探し」をすれば、不思議と楽しなり、現実も良きほうに変わっていくと常々感じる。
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明日から長男はいよいよ入学だ。新たなスタートが始まる我が家。
我が子たちと、自分の節目。家族の歴史にも大切に過ごしたい。
目の前の小さな変化や当たり前の日常に、心から感謝したいなと思う。
今を美しく咲き誇る桜を見て、そんなことを考えた週末でした。
季節の始まりの春。
そう、桜たちに問いかけられている気がした。
最後までお読みいただき嬉しいです♪ありがとうございます!これからも心を込めて執筆していきます。