最後は自分のココロが決める。どの道を選んでも正解だよね。
土曜日、夫と娘が珍しく朝から出かけたこともあり、一日集中して仕事ができた。
すると、毎週憂鬱に感じていた土曜の仕事が楽しく感じられた。自分の心持ちがいつもと違うことが気になり、その理由を考えることにした。
いつもの土曜日。夫と娘は休み。私は先に起きて仕事を始める。そこへ、娘が起きてきたら仕事の手を止め、朝ご飯や身支度をする。娘と少し遊んだ後、私は仕事に戻る。夫は昼前まで寝ているため、娘は一人でテレビやiPadを見て過ごす。その間、何度もママ〜と呼ばれたり、仕事部屋に入ってくる。仕事モードの私は「ごめんママ仕事だから、あっちで遊んでて」とお願いしている。
早く今日の仕事を終わらせるためにも集中してやりたい気持ちと、休みの日に一緒に遊べなくてごめんねの気持ちを溜め込みながら仕事に向かう。パソコンにひとたび向かえば目の前の仕事に集中できるのだが、休みの日に娘を1人にしていることに心苦しさを感じていた。
先週土曜は、夫が友人との予定に娘を連れて行くそうで、珍しく朝起きて娘と2人出て行った。
ママ遊ぼうと言ってくる娘も、パパ起きて〜と言われても起きずに寝ている夫にイライラすることもない。なんと快適な空間。思いっきり仕事ができる。
そう、気づいてしまった。
土曜が仕事で、娘が休みなのに一緒に遊べないことが苦しいと思っていたけど、そうじゃなかった。わたしがいなくても娘が誰かと遊んで楽しそうにしてるのであれば、苦しくない。
さらに、いつもの仕事はまだやりたい!をここまで!と強引に切り上げて仕事を終わりにしている。好きな仕事に対して、120%も100%もやりきれていない状態。60〜70%の省エネ戦を続けている中で、夫と娘が帰ってこないのをいいことに、やりたかったプラスαの仕事を思いっきりやった。
久しぶりに感じた達成感。
土曜も休んで家族と一緒に過ごしたいから仕事を変えたいのか?
仕事を変えなくても、わたしのモヤモヤは解決ができるのかも?
やっぱり、今の仕事好きだな。好きだからこそ思いっきりやれないことが苦しいな。
連絡しても返事も帰ってこないので「夜ご飯も食べてきてね!」とメールを送り、1人で喫茶店で夕飯を食べながら考えた。
いつもは省エネで働きながらも、週一くらいはガツンと仕事ができる日があるとモヤモヤはおさまるかもしれない。
そこは夫含めて家族の話し合いが必要になるんだろう。今のままでは後悔すると、先週上司に仕事を辞めたいと話したばかり。辞めることが少し現実的になってきたら、今の仕事が好きだという気持ちもまた湧いてくる。
「好きだと思えるうちに辞めて新しい道を歩き出そう!これまでも家族会議したけどうまくいかなさったから今苦しいんだぞ。」
「そんなのきれいごと、一生かけてこの仕事を全うせよ!この仕事続けれるよう、もう一度家族会議して体制を整えるようがんばれ。」
わたしのココロがささやいてくる。
娘が大きくなるまでのあと5年くらい、家族で沢山思い出作りたい。あと10年もすれば80代となり生きていないかもしれないジジババとの想い出も沢山作りたい。
そんな時にムヒカ元大統領の言葉も響いた。
「お金のかかる生活を維持するために働くより、自由を楽しむ時間が欲しいんだ。」
40歳、まだこの先の人生は長いと感じるけれど、いつか自由な時間を過ごしたいと思っていても、今の延長にそれはない。
そして、おばあさんになって自由な時間が欲しいわけでもない。
じゃあ、いつ?
今でしょ。
また、わたしのココロがささやいた。
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