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小さな冒険の一歩が、君を大人にしていく。/ 家族でキャンプに行ったら、働くことの喜びを味わって帰ってきた話。

おはようございます。またキャンプにきています。肌寒い空気を、朝の日差しが暖めてくれて、心地好いです。(今朝書いたものをアップします)

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あんバターバケットと、あんクリームチーズパンの直火温め。網を持ち上げないと焦げます。深煎り珈琲とあんこのほのかな甘みがたまりません。

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娘の冒険の話

8時頃、目を覚ましてゴロゴロしていた娘が、テントからでてきました。ポシェットと水筒を肩にかけています。

わたし「おはよう。トイレ行こうか」

むすめ「ううん」と首を横に振り、「ひとりでいってくる」

わたし「水筒重いから置いていったら?」

むすめ「ランニングもするから水筒もいる」

わたし「へ〜。ひとりで?」

むすめ「うん。ひとりでいってきたい。」

わたし「いってらっしゃい。なんかあったら大きな声で呼んでね。

娘は「うん」と言いながら、背を向けてとっとこ歩きだしていました。

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テントサイトを下ったところにあるトイレへ向かう姿を見守りながら、「こうして巣立っていくんだな」と。

ひとりでスタスタと歩いていく娘。上のテントサイトから娘の姿を目で追うわたし。もう大丈夫か、と珈琲とパンの時間。ときどき、下の広場に目をやると、水筒を下げた娘が周囲をキョロキョロと見回しながら、草を摘んだり何かを近づいて見たり、広場で走り込みをしていました。走っては、水筒の水を飲む。軽く足踏みしては走る。再来週の運動会に向けてランニングしてくると言っていた娘、広場を何往復も走っています。

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広大な草っ原をノヒノビとひとりで楽しんでいます。時折り、こちらを見て手を振ってくれます。わたしの方は、しばらく娘の様子を眺めては、チェアに腰をおろして、パンと珈琲を楽しみました。

最初はひとり、周りを見回しながら、時々後ろを振り返っては手を振りながら、下の広場に降りて行った娘。2回目以降は、広場とテントを何往復も歩いたり走ったりしていました。

最初の一歩はドキドキするもんだよな。そのドキドキをひとりで乗り越えていく。娘がひとりで歩く道、ついては行けないけれど、しっかり見届けていたい。そんなことを思った日曜の朝。


しばらくすると、走り込んでお腹を空かせた娘がテントに戻ってきました。

「お腹空いた、カレーが食べたい!」と言うので、昨夜のカレーを出汁でのばしてうどん麺をいれた、朝からカレーうどん。

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めちゃウマです。パンでお腹いっぱいのわたしも、カレーうどんもいただきました。

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キャンプにくると、いつも娘はお友達を見つけて一緒に遊ぶのですが、今回は歳の近い子どもがいなかったので、ひとりで散策することにチャレンジしたようです。

朝起きて、ひとりでトイレ、ひとりでランニングしたことで、イケる!と思った娘。朝ごはんを食べた後も、ひとりで下の広場に行ってくると去っていきました。



働くことについて家族で考えた話

このキャンプ場が大好きな我家は、お客さんが多いときには、夫が荷物運びや薪運びの手伝いをしていました。今回はキャンプ場始まって以来の、大盛況。夫はいつものように荷物運びの手伝いへ。わたしと娘も、何かできることはないかと考えました。わたしにできることで、お客さんもスタッフさんも嬉しいことってなんだろう?いつもお世話になっている炊事場とトイレを掃除をすることにしました。娘もじぶんで考えた結果、草むしりをする!と決めました。

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荷物運び。娘が取材と言いながら追いかけて写真を撮ってきてくれました。

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草むしり

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根っこが繋がった草見つけたよ~と。

スタッフさんも「助かります〜!ありがとうございます〜!」と声をかけてくださり、娘の草むしりの手が止まりません。


働いたあとは、皆でテントサウナで汗をながし、外気浴をして気持ち好い時間を過ごしました。

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それぞれが役割をもって働くことで、お客さんの楽しいキャンプが創られている。言われたことをやるのではなく、何があれば人が喜んでくれるか、嬉しいか、助かるか、悲しまないかを想像して動くこと。働くって本来こういうことだよなと思いました。

娘はすっかり草むしりにはまり、「また草むしりにいきたい~」と寝る間際まで言っていました。わたしも夫も、身体は疲れているものの、なにものにも変えがたい充実感に満たされて帰宅しました。

仕事をしてお金をもらう。お金を使って楽しい時間をつくる。楽しい時間とは、家族で自然に触れる、キャンプご飯、キャンプ場での出会い、一体感を感じながらその空間をつくること。

家族でキャンプに行ったら、働くことの喜びを味わえた週末となりました。

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月がのぼる様子が見えました

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