見出し画像

お賽銭の仕組みと変わらない道理。

お寺やお宮さんには大抵 賽銭箱があります。今回はこの賽銭の仕組みを掘り下げながら、現代の賽銭箱について戦略的に提案しております。
はじめての有料記事にチャレンジ!皆さまのヒントになれば幸いです。


1,お賽銭とは?そもそも

✅ウィキペディアでは以下のように説明されてます。

賽銭(さいせん)とは、祈願成就のお礼としてに奉納する金銭のこと[1]。元は金銭ではなく幣帛などを供えた[2]

「賽」は「神からを受けたのに感謝してる」の意味[3]。「祭る・祀る」の語義は「飲食物などを供えたりして儀式を行い、神を招き、慰めたり祈願したりする」[4]

Wikipedia

✅本来は、感謝の気持ちが賽銭であり、神仏に飲食物や物品を供える(御供)ことをいい、お金ではなかったわけですね。

✅祈願するときに、お賽銭を上げて頼み事をするのは半分間違ってるわけで、投げ銭などはもってのほかです。

✅これからは、お願いするときには、お賽銭ではなしに、ちゃんと祈祷料を納めましょう。日頃の感謝の気持ちが、お賽銭だと覚えておきます。

✅恥ずかしながら、坊主のくせに今まで知りませんでした(@_@;)

2,賽銭箱の価値とは何か?

✅いきなり本題に入ります。では賽銭は、賽銭箱を置く側(つまり神社や寺院など)の目線からすれば、どうなの?ということです。

✅初詣やお祭り、お彼岸やお盆などには結構入ってます。これは容易に想像つくでしょうが、坊主の実感としても間違いありません。

✅寺社の規模にもよりますが、比較的小さなお宮さんでも毎月の縁日にお参りの数が半端ないとこは、びっくりする金額です。

✅ところが檀家寺(檀信徒・門徒が護持している寺)とかは、意外と賽銭箱の中にはあんまり入っていません。(こんなこと暴露していいのかな)

✅村々の氏神さまも、氏子してた経験からいって賽銭箱の中身には期待できませんでした。なぜなら町内会とかで維持経費を出してたからです。

✅では賽銭箱の価値とは何か?といえば、ずばり黙っていても一日中開かれている「お気持ちの受け皿」と申し上げておきましょう。

✅神社の祈祷料(お初穂料)などはちゃんと金額を明示してありますし、寺院のお布施などもだいたいの相場?が決まってたりします。

✅そこへいくと、お賽銭は通貨であれば、一円でも百万円でも金額は様々でまったく礼のひとつもいわれません笑

✅お坊さんの托鉢と一緒です。あれ、はつにお金をいれても坊さんは原則として頭を下げません。その方の功徳であり供養だからです。

✅礼を言われるようじゃ、功徳やご利益にならねえ、などとふんぞり返ってるのではありません。人間が人間に差し上げるものじゃないからです。

✅神仏への「お気持ちの受け皿」お賽銭箱。よくできた仕組みですね。

3,賽銭箱の仕組みつくり

✅ひるがえって、わが念水庵は「檀家0,知名度0,由緒0,信者0(家族・友人を除く)、ご利益0」などなど0づくし。

✅これで賽銭箱が置いてあっても、まったく期待できません。ゴミや鳥の糞の受け皿にはなるでしょうが笑

✅しかし、来月着工の参禅堂には、しっかり賽銭箱を置きたいと思ってます。工事完成後に観音さまをお祀りしますので、護持(維持)のための必要経費に充てたいからです。

✅寺院の収入形態には大別して「檀家寺」「祈祷寺」「観光寺」があります。それぞれ「お布施・会費」「祈祷料など」「拝観料」です。

✅ウチはこのいずれにも該当しません。それでも経費はかかります。いつまでも私の給料から出していては、わたしの自己満足で終わります。

✅そこで考えたのです。賽銭箱を作ってはどうだろうかと。収入源は余程ご奇特な方が現れない限り「賽銭箱」に頼らざるを得ません。

✅維持するのに必要な収入の柱を「賽銭箱ひとつ」に絞れば、その方法は無限にあります。それが最もシンプルな仕組みだと考え至ったのです。

4,収入の柱とする理由

✅賽銭箱にお金が入ってくるやり方はそれこそ無限にあるのですが、その前に、なぜ収入の柱(ドル箱=円箱)が賽銭箱なのか明確にします。

✅賽銭箱は自動販売機と同じですね。しかも電気代がかかりません。わたしの経営上の師匠(金持ち父さん)は、お堂が建ったら賽銭箱を寄進しようと言ってくれました。(結構するんですよ賽銭箱は)

✅それが大きなヒントでしたね。師匠の言うとる意味がようやくわかったのです。定額制の会費とか、サブスク的なものを考えてた私の盲点でした。

✅師匠は、岐阜県にある商売繁盛で有名な神社(おちょぼさん)に連れて行ってくれました。大変な参詣者の数と、とても不便な場所にあります。

✅「商売はコレやで。どんなに不便なとこにあっても沢山の人が参るやろ。神社そのものはこんなに小さい。そやのに見てみいな、この有り様」

✅「この神社も最初からこんなに集まってた思うか?」これが基本や、と繰り返し教えてくれてました。ご利益(智慧)を先に与えていたんですね。

✅おかげ参り。ご利益を戴こうという人より、お陰様でとお参りする人が成功する道理を分かりやすく教えてくださいました。

✅賽銭箱を収入の柱にすると決めれば、これからすることは明確になります。意図が明確であれば方法は無限にあります。

5,noteやブログ等は賽銭箱になるか?

✅これは、すでに多くの方がすでにやってますから、ここでとやかくは申しません。広告収入より有料記事や電子書籍のほうが賽銭箱に近い。

✅しかし賽銭箱といえば、投げ銭(ギフティング)の方がより近い。いわゆる推し活ですね。これは今やトレンドかもしれません。

✅ギフティングは投げ銭ですからイコール賽銭箱ではありませんが、先に価値を与えるっちゅう意味では、正解に近いかもしれません。

✅ようするにコンテンツというか価値そのものを高めることは重要です。ためになったり、役に立ったり、楽しかったり、憧れであれ、何であれ。

✅じつをいうと、この間少々お高い「有料記事」を買いました。しかし価格以上の価値がありました。私にとっては目からウロコだったからです。

✅反応が恐ろしい(笑)ので、ここでは紹介しませんが、まんまやってみたら、すぐに効果がでました。ノウハウもピンキリで私が無知だっただけかもしれませんが、私のような人は多いと思うので価値ありと断言しときます。

✅ユーチューバーやVチューバーが分かりやすいですね。中身のないものは見る気にもなりません。目に留まる仕組みを作っていてもです。

✅ここまでの結論。昔ながらの手法を活かした技術で、お金を稼ぐことは可能です。ここからは有料にした理由である「秘密」を暴露いたします。

6,ある賽銭箱の仕掛け

✅ここまでは、ごく一般論ですから退屈だったかもしれません。ここからは各論です。「賽銭箱」に現金を入れて頂くための具体的な方法です。

✅わたしがかつて会計係を務めていた寺院が作った昔ながらのシステムを紹介いたします。これはある意味王道ですが、正道でもあります。

ここから先は

814字

¥ 1,000

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?