見出し画像

【334球目】考えていること

2023新卒採用の最終面接も佳境に入っています。

来春卒業の大学4年生とお話をしていると、こちらも気づきや学びが数多くあります。そして、この頃、自分は何を考えていたかな、そんなことを思ったりもします。今日は、少し昔を振り返ってみようかなと思っています。

大学4年生から社会人へ

大学の時は、一生懸命に野球をしてました。

なので、就職活動の開始もとても遅かった。福岡のホテルで行われた会社説明会で衝撃を受けて、そのまま会社に入った訳なのですが、その時に自分がやりたい事や、目指していることがあったかと言うと、無いです。

高い志はその時点ではありません。

会社に入ってからは、とにかく数字を上げることに必死でした。最初の1年間は、数字を上げる方法も良く分かっていないので、随分と無駄も多かった気がします。ただ、目の前の事には一生懸命でした。成果が出る、出ない、いつも常に良いという訳ではありませんが、決められたことを必死にやっていた。その決められたことを必死にやっていたことが次につながった気がします。

社会人2年目-3年目

決められたことを必死にやっていくことから、計画を立てて進んでいき、検証を行い改善をするといういわゆるPDCAを意識します。

後輩や部下も出来て来たので、指導の際にはさらに意識をします。今まで決められたことを必死にやってきた所から、次は必死にやりながら、何が悪いのか、問題なのか、そしてそれをどうすれば改善すればいいのかを考えていきます。ある時、だいぶ前にもnoteに書いたことがありますが、事務員さん不在時に契約書類を作成しなければならない事態が起きます。

事務員さんに電話で聞きながら、それを行いました。

2、3回それが続くと、聞かずにできるようになりました。結果、時間外の事務員さん代行は私になりました。その結果、何が起きたか。書類不備が撲滅されました。まずは自身の不備から。そして、後輩、部下の不備が撲滅へと進んでいきました。そういった経験がとても自分の身になっています。問題点を見つける、そして、それを解決していく。目の前のことを必死にやるに加えて、新しい視点が出来ていきました。

社会人3年目以降

26才で最初の会社を退職して、名古屋へ行ってからはそれまでに身に着けた力の応用の様な気がします。名古屋の会社で改めて一般常識を教えてもらいました。

その中で、
目の前のことを必死にやること。
問題を見つけること。
その問題点を解決していくこと。
これを繰り返し行うことによって自分の力を少しずつ高めていきました。

まとめ

目の前のことを必死にやることは大前提として、問題を見つけること、そしてそれを解決していくことは、今の三陽工業でいう所のシンカです。

役職がついている人にはこの、問題を見つけること、を求めています。問題が明確であれば、それに対して立ち向かっていけばいいのです。しかし、仕事において、これが問題ですよ、そんなことを教えてくれる人や環境は稀です。もちろん、お客様や社員の声でそこに気付くこともありますが、日常ではこれを役職者がやらないといけません。

そして、その見つけた問題を解決していく

これは自分1人で解決する必要は全くありません。周りを巻き込んで、必要な部分はお願いをして、そして解決していけばいい。それを繰り返していくことによって、自身も会社も成長をしていきます。この問題を見つけて解決する力。これをどれだけの仲間が持っているか、それが会社の強さなのでしょう。そして、リーマンショックの後に三陽工業は大きくシンカしました。
このコロナ禍においても大きくシンカしています。いわゆる外圧がかかる際には、その問題点を見つけることがやりやすくなります。

有事の際の動きを平常時でもいかに行うことができるか。

スポーツで言うと、練習の為の練習ではなく、試合の為の練習をいかに行っていくことができるか。三陽スタンダードではそのシンカを価値と捉えています。そして、その価値は働く社員やお客様にとっての価値です。これからも様々な問題を見つけ、解決していき、シンカを継続していきます。

本日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!