【39球目】コロナ禍に考えること
またもや緊急事態宣言が発令ですね。
1年が経過しても収まらないどころか、悪化しているようにも感じます。
今日は、このコロナ禍において考えていることを書いていきますね。
オンライン対応
三陽工業では、工場でのものづくりや、お客様先でのHR事業と、どうしてもテレワーク対応ができない部分があります。
逆にテレワークが可能な管理系業務においては、昨年からテレワークを実施しています。まだまだ限られた業務ですが、今日もまた進歩しながらその業務の幅を広げていっています。
それと同時に、コロナ前までは対面が当たり前だったことがオンライン対応になっています。
面接、研修、商談等。
オンラインで可能なものについては全てオンライン対応です。
今週から2022年新卒採用においても、説明会から最終の私の面接まで全てオンライン対応となっています。
対面でのメリットは、たしかにあります。
逆にオンラインでのメリットもあります。
面接だと特に感じるのが、過度の緊張をしないこと。
いつもの自分の家での対応になる訳ですから、適度な緊張感はあるかもしれませんが、対面よりは軽減されますよね。
それにより、いつもの自分が出せたり、言いたいことや聞きたいことが素直に出てきたり、そんなメリットは確実にあります。
リーマンショックとの比較
リーマンショックの時は、製造業に大打撃がありました。
逆に飲食やサービス業には、そこまでの影響がありませんでした。
今回のコロナ禍において、製造業は一定のダメージを受けたものの、回復のスピードも速く、現状ではコロナ前と同等の稼働をしている工場が多数あります。
それと比較して飲食やサービス、観光は、まだ真っ暗なトンネルから抜け出せずにいます。
リーマンショックとコロナ禍において共通していること。
それは、今までとは異なる時間軸が走りだしたこと。
そう考えています。
日本の経済を大きな視点で見た時に、戦後から高度経済成長、そしてバブル経済、バブル崩壊までは1つの時間軸でした。
経済は右肩上がり、不動産は価格が上がるもの、株価も多少の上下はあれど右肩上がりのトレンド。
それがバブルで一旦崩壊。
ただし、それまで過去の成功体験の繰り返しで新たな成功を作ってきたこの社会においては、新たな思考と行動に意向するまでに、とても時間を要します。
失われた10年と言われたものが、失われた20年になり、もうどれだけ失われたのか分からない。
失われた〇〇年。
この表現こそが、過去を引っ張っている象徴だと感じてしまいます。
もし、バブル崩壊していなければ、この10年はもっと明るくて輝いていたのに。そんな思いの表れですよね。
崩壊したものは仕方がない。
新しいものを創っていくんだという気概があれば、そもそも失われた〇〇年という表現にはならないでしょう。
たとえ、同じ状況であっても次のステップの為の〇〇年という方がしっくりきますけどね。
私自身が、過去に捕らわれない性格をしているかもしれません。
嫌なことは、一晩寝ると軽くなるタイプです。ストレスやプレッシャーを好む方なのですが、それでもしんどい時はあります。
そんな時は、寝ると軽くなって開き直れます。
リーマンショックもコロナ禍も、時代が変わる点であることは間違いないです。それを理解した上で、この真新しい世界でどう考えて行動していくかが大切な所ですね。
で、どう考えて行動していくの?
正解は・・・・
ありません。
これが正解です。
矛盾していますが、今までは特にバブル崩壊前、リーマンショック前までは数多くの問題がそもそも存在していました。
その問題を解決するにはどうしたらいいかを考えて行動していれば良かった。そして、その問題が数多く、かつボリューム満点だったので、様々な業界において、多くの企業が生き残ることができた。
では、今の世界はどうなのか。
そもそも何が問題なのか。
それを決めることが大切になります。
成熟した社会で起こりうる必然です。
例えば、日本という国が今できたばかりだとすれば、何が問題ですか?
まずは衣食住。食料どうするの? 着る物どうするの?
家は。水道やガス、電気は? 移動手段は徒歩?
山ほど問題が出てきますよね。
でも、今の社会での問題点ってなんでしょうか?
もちろん、地球温暖化や地域間格差等、大きな問題は様々ありますが、衣食住足りている人、それを得る為の環境はそこそこ整っていませんか?
人と接していると、その人が抱えている問題点は千差万別です。
相手の話を傾聴し、問題を抽出して仮説を立てる。
そこからは高速でのPDCAです。
高速PDCAは時としてDCDCDCDCになります。
これ社内でもよく使います。
それの繰り返しができる人が必要になってきますし、常に答えが異なる訳ですから、思考力と行動が必要になってきます。
今日はすきな言葉で終わります。
体は食べたもので作られる。
心は聞いた言葉で作られる。
未来は話した言葉と行動で創られる。
本日もありがとうございました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!