【127球目】素直で真面目で一生懸命
中小零細製造業や製造派遣業で真面目に一生懸命働く人達が報われる世界を創る。
これが三陽工業の存在意義です。
ここから「日本のものづくりに私たちの力」をという理念があり、「日本の製造現場を元気にする」というビジョンがあります。
そして、日本の製造現場を元気にする為に、みんなに元気になってもらう、みんなの人生を豊かにする、その為に、仲間を増やすという行動へと繋がっていきます。
仲間を増やすためには、自分自身の任された作業を全うすることから始まり、周りを応援する仕事にどれくらい取り組むことができるかに繋がっていきます。
作業改善もその1つ。これは技術の軸です。
それ以外にも、新しく入ってくる仲間の不安を取り除いていく、慣れたころにやってくる不安を取り除いていく、いわゆる心の軸を伸ばしていく、この2つの軸で考えていく必要があります。
三陽工業が今まで成長してきたのは、技術の軸もさることながら、心の軸による所が大きいです。そして、その心の軸はこれからも伸ばし続けていく必要があります。
素直さとは
素直さってなんでしょうかね?
「はい、はい」と聞くことが素直なことでしょうか。
決してそうではありません。
私の考える素直さとは、
自分の考えと違うと感じた時にでも、まずはそれを受け入れてみる。
受け入れた後に、考えて、そしてやってみる。
もちろん、考えて、やらないこともある。
考えてやってみて、違うと思えばやめればいい。
違うと思わなければ、それを自分の習慣になるまでやり続ける。
そして、自分自身に1つの新たな習慣ができる。
そもそも自分では考えもつかなった習慣が。
こんな感じです。
イエスマンは素直ではありません。
仮に、私に対して意見を言ってきたとすれば、もちろん議論にはなるでしょう。その議論の末に、そこから学ぶことができ、自身で思考し行動へと繋げることができれば、その人は伸びますよ。
素直でない人。
誰から、何も言われても思考も行動も変わらない人。
間違いなく損してますよね。
なぜなら、自分の思考以上のものは生まれてこないのですから。
自分がスーパーマンで誰よりも考えるレベルが高くて、誰もが考えないことを思考できるならばそれでもいいかもしれません。
でも、出来る人ほど、周りの意見を取り入れることは上手だと私は思っています。
そこにあるのは素直さ。
素直であること、自分自身でも大切にしていますし、三陽工業でも大切にしていることです。
真面目で一生懸命
有名な童話に、うさぎとかめの話があります。
足の速いうさぎが、のろまなかめに負けてしまう話です。
「この話には続きがあって」とか、「かめには実は身代わりがいた」とか、ネットに様々な考察が載っていて、それはそれで面白いですが、ここでは純粋に足の速いうさぎが途中昼寝をしてかめに負けたという話を前提に進めます。
うさぎは何を見ていたか。
かめです。
かめを見て、余裕だなと思い、途中で手を抜いた。
結果、負けてしまいます。
それに対してかめは何をみていたか?
うさぎを見ていた?
いや、違いますよね。
そもそも足の速いうさぎには追いつけないですから、うさぎは見ていません。目の前を見ながらゴールを目指していたことでしょう。
見ていたものが違います。
うさぎ・・・・かめ=競争相手
かめ ・・・・ゴール=目標
です。
競争相手を見て、それに勝てばいいと思っていたうさぎと、目標に対して自分のできることを一生懸命にやったかめと、見ていたものが違うのです。
社内でたまに言います。
同業他社は同業他社ではない。
もちろん、競争になることもあります。
しかしながら、見ているところが違います。私たちは日本の製造現場を元気にする会社になるために日々シンカをしています。
昨日の自分たちを超えていくためにシンカをし続けています。
競争相手を気にしている訳ではありません。
そういう観点ではかめですね。
まとめ
日本の教育を受けてくると、誰かと比較しがちになります。
誰かと比較して優位に立つ、劣等感を感じる、もちろんライバルがいて頑張れることもあります。
私たちの目指しているものは、そうではありません。
過去の自分を超えること。
そして、会社としても同じことが言えます。
三陽工業には、過去の自分を超えていきながらシンカしている人が数多くいます。
入った時のその人と比較して、今は見違えるようになっている人がたくさんいます。
そんな仲間を1人でも多く作っていきたい。
1人でも多くの仲間が、過去の自分を超える行動を取れる環境を創っていきたい。それが仲間を増やすことに繋がり、結果として日本の製造現場を元気にすることに繋がると確信をしています。
そして、私が言っていることも未来においては変化をしているでしょう。
それこそがシンカです。
不変なのは、三陽工業が日本の製造現場を元気にする会社であること。
真面目で一生懸命は働く人達が報われる世界を創ろうとしていること。
これは不変です。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!