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武器よさらば。デザイナーの定義。

 さっきまで朝コンビニ行ってアップルパイのパンを買って食べて、僕がデザイナーとして新たにできる事は何かなあと真剣に悩んでいました。。ブックカバー作っておしまいで良いのかなあと。例えばプロモーションのビデオを作ってみるとか、LINEスタンプを作ってみるとか。コンビニプリントを用いた方法とか。そんなことを考えていたら結構時間がかかってしまっていました。おはようございませんzzz。デザイナーをしたりSANTABUNNYとか言う名前で絵を描いている半分寝太郎こと久藤です。わーわーゆーとります。

 僕、作家業とは別に、デザイナーとしてのTwitterのアカウントを持っているのですが(@atsushikudo910)、作ったのが去年頭というのと、結構色々なお仕事に公平性を持たせたいと気を遣っているのと、1チームのスタッフでしかないと言うので、あまり気合い入れてなかったのですが、先日発売された真島ヒロ先生の『Mashima HERO’S』のブックデザインをやったことをツイートしたら、それを見てくれていた書店員さんがすごく表紙を気に入って下さって(そもそも絵が格好イイからっ!)、「より目立つところに置いておきました!」的なメッセージをいただきました。素直に嬉しいなあというか、発信して良かったなあと思ったのであります。これで1人でもこの作品を楽しんでもらえる、出会える機会が増えたのなら役に立ったなあというのが本音です。Twitterは僕の中では割ともうリミットが来ているSNSと思っていて、飽きちゃってる部分はあるのですが、書店員さんが結構気合を入れた面白い書店POPを写真でアップしたり、作家さんが途中の段階をアップしたりしていて、とはいえコミュニティがちゃんと確立されているんだなと思いました。先日のエアコミティアにしかり、マンガに関していえばまだまだ可能性があるのかなあと思っています。なので、ちょっと僕からの発信も消極的にならずに頑張ってみてもいいのではと思います。

 この先というか、現在進行形で僕のデザイン担当作品の話をできる範囲ですると、熱海を舞台にした、はっとりみつる先生の『綺麗にしてもらえますか。』5巻が夏に発売されます。先日初めてSkypeで表紙の打ち合わせをしました。いきなり本番は心配なので、担当編集さんからいくつか案を持ち合わせましょうと言うことで、結構思いついたものは片っ端から全部PDFにしてお送りしました。「これは、、ムリだろう、、笑」というのも含め。このご時世、オンラインでの打合せなので、淡白になってしまうかなというのもあったので、非効率なラフはやっぱりあった方が結果良かったなあというのがホンネです。じゃあ、その3者の中ラフから表紙になったかといえば、そうならないのが、面白いものですね。特にはっとり先生とのお仕事は、毎回着地点が出来上がるまで、わからないのです。僕もレイアウトに苦しむのでしょう・・(ホント入稿までカメレオンだから!)。実際どうなるかは発売をお楽しみに!(1〜4巻、このお家時間でぜひ〜

 こっそり熱海のお土産を先に通販で買ってムシャムシャ食べつつ、背景を海岸の写真を背景に考えましたが、Skypeの使い方に超不安だったのと、ZOOM飲み会じゃないので、その辺は超普通にやりました(そらそうだ)。

 ちなみに僕が描くラフは激ユルです。作家さんにオーダーするラフって結構難しくて、あんまりかっちりイメージ持たせちゃうと、打ち合わせの振り幅が小さくなってしまいます。そのまま描いちゃう作家さんもいるので、出来る限り手は抜くのですが、よって激ユルです。基本僕は机に向かって思いつくタイプで、ブレストの会議で話しを推し進められるタイプのデザイナーではないのと、落書きとか好きなんで、書き始めちゃうと結構描いちゃうんですよね、、、

 あ、基本的にラフは紙と鉛筆で書きます。雑誌の記事を作るときも手書きのラフでなるたけ整理してからレイアウトするようにしています。PCでいきなりだとサイズ感がつかめないのと、何をどこにレイアウトすれば良いのかを考えるのに時間がかかってしまうので、書いちゃいます。ケツを決めてしまう、、、よくメモに”今日やることリスト”を書くことで、今日の仕事は最低限どれをやるのかを明確化するじゃないですか。そうアレです。

 PCでのレイアウトもこれをやっておけば、何を一番最初に伝えなきゃいけないのかが決まってラクです。なんでもメリハリなので、小さい要素はそんなに手をかけなてもイイのです。ちなみに僕の場合はそんなに使う書体(フォントと言います)は結構少ないです。言いたいことが伝われば良いので。例えばたまーにメインコピー(メインで言いたいこと)が変わってしまう場合があるのですが、そういうことも稀にあるので、急患のときはゴシックと明朝の2種類で済ますこともよくあります。あらかじめちゃんと目的を決めておけば、あとあとの修正もラクラク。とはいえ、僕の参加しているお仕事は基本片手で足りる、そんなに人数がいないというのもあって助かってます。

 色んな人が絡むプロジェクトになると、チェックする人も増えて、結構対応が大変で、絶対的な信頼のある権力者が居ると、ひっくり返っても信頼があるので、納得するのですが、全く横並びになっちゃうと10人チェックする人がいれば10通りの注文が入り、20人いれば20通り。20人いれば真逆のことを言っててどっちがどっちなんだ状態(笑うしかない)。しかも大体の伝言ゲームをメールでやるので、あれはなんとかならないのかなあと思います。(もうチャットやろうよ〜プンプン)

 なんか最後は誰に向かって言っているのか、グチみたいになってしまいましたが(笑)、デザインの仕事って「=レイアウトする」だけではなく情報やアイデア集めする時間が圧倒的に多く、どれくらい身動きが取れるかが生き残れるかポイントかなと思うので、コロナで土地という財産が負債になっちゃったし、AIが発達するので、Macを捨てても闘えるような人こそが、これからは「デザイナー」と定義される時代がやっと来たと結構マジで思っています。

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