適応障害休職からの復職④夫の反応

「えっ?出勤したほうがいいんじゃない。休んだあとが気まずいやろ」

メンタルクリニックの診断書、校長の反応を伝えた時の夫の反応でした。

翌日、私は、出勤しました。 
校長から、
「よかった。今日来なかったら、迎えに行こうかと思ってた。家まで。」
と言われました。心臓が、ぎゅっとしました。

メンタルクリニックの先生から、仕事に行くな、何のための診断書だ!と、言われました。
同席した夫は、医師の「仕事をやめたほうが」という言葉に反応しました。
「頑張ってなった先生なのに、簡単にやめろなんて!」

でも、医師の、家庭に居場所がなくなると、失踪することもありますよ。

という言葉に、口をつぐんだ。



それでも、翌日、私は仕事に行った。
校長から迎えに来られたくなかったから。
前年度、うつ病で休職した同僚の家まで迎えに行き、連れてきていた姿を見ていたから。
逃げられない。逃げ場はない。

でも、大好きな教室の中でも、吐き気がするようになった。
授業がうまくできなくなった。
声が出なくなった。
お便りが書けなくなった。
時間割りが組めなくなった。
腰が痛く、歩けなくなった。

それでも、校長の言葉が頭に残り、2週間、仕事に行った。でも、ある日、ベッドから起き上がれなくなってしまった。

そこで初めて、夫が、もう、仕事に行くな。と言い、校長に電話をかけた。

医師のアドバイスで、何か用事がある時は、夫を介してしてほしいと伝えた。

それでも、校長から電話が来た。
「ご主人、仕事中でしょ。直接話したほうが早いと思って。今から、学校に来れる?話がある。」

私は、言われるまま、学校に向かった。
断ることができなかった。断る力が残っていなかった。

今、考えると、安定剤を服用している中の運転だったので、本当に危なかったと思う。

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