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vol.5 初めて、世界で独りぼっちだと思った。 - 福岡県 糸島より - 

瑞々しい自然が生きるまち、糸島。
芥屋の大門(けやのおおと)という海蝕洞を見に、このまちへやって来た。

今日は風が強くゴーゴーと海が鳴いている。

駐車場から徒歩3分、海の近くに建てられた鳥居を横目に、地図に記されている船着場まで急ぐ。


山を越え、
島の反対側へ周り、




生き物といえばトンビとハエと私しかいない、
荒々しい海岸沿いを走る、走る、走る、走る、走る。


夢中で駆け抜けた先には港。
夕方だからか、人の気配は全くしない。

この時初めて、世界で一人ぼっちだと思った。


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