「現場監督エッセイ」現場監督の立場から①
学習院大学山岳部 平成4年卒 原田昌幸
学習院山岳部としてインドの未踏峰に登る。 私が遠征隊への参加依頼を受けてから、その目的は一貫していたものの、ひとことでは言い表せない紆余曲折を経て、ようやく出発まで漕ぎ着け、そして初登頂という成果を得て帰ってくることができました。
山岳部のリーダーであり、今遠征の隊長でもある吉田周平から最初に話を受けたときの懸念、山岳部山桜会はおろか登山からも離れている自分に依頼をしなければならないほど学習院には人がいないのか、 また、計画が急に過ぎること、参加メンバーを見渡したときの経験値の少なさ、遠征期間中のクラブ運営の問題と、他にも様々な課題が見え隠れする遠征計画でした。 それでも参加の承諾に至ったのは、現役学生が主体となって作り上げられたこの計画と意欲のある学生たちを応援したいと思ったからです。
不安材料を内包したまま進められた計画に、私と同様の懸念を抱きながらも「行かせてあげたい」という気持ちは他のOB,OG諸氏からも伝わってきました。 そのために為すべき課題をクリアするよう、限られた時間の中で隊員たちは頑張っていたと思います。 ただし、私も含めて、それら全てが完璧にこなされた訳ではなく、未消化のまま出発に至ってしまったことは、改めて反省しなければならない点であると思います。
当初は山岳部有志による小規模な海外山行の体であったと認識しています。 これがいつの間にか対外的にも立派な登山隊と昇華し、現場監督を任された私としては戸惑いを隠せざるを得ないのと同時に、その責任の重大さをあらためて痛感させられることになりました。
「BC以上は活動されず、監督として指揮をとって頂くだけで良い」との依頼が、いざ会って話を聞いてみると「ロープを繋いで歩いてほしい」、最終的に遠征が承認される条件として、BC以上の行動には必ず同行しなければならない事態となりました。 ここに監督としての責務を越え、一アタック隊員として頂上まで離脱できないというプレッシャーが重くのしかかることになります。 最優先の留意事項が体調管理です。
「「隊員エッセイ」楽しむ力は、困難を乗り越える力」から
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