学習院山桜会

学習院大学山岳部・学習院高等科山岳部のOBOGの現役支援の会です。 学習院大学山岳部、…

学習院山桜会

学習院大学山岳部・学習院高等科山岳部のOBOGの現役支援の会です。 学習院大学山岳部、学習院高等科山岳部の各種情報を発信していきます。 どうぞよろしくお願いいたします。 お問合せ先(gac.1919letter@gmail.com)

マガジン

  • があこの山旅

    百名山を踏破。今度は百高山でも楽しんでこようかな!? 日本、ほかアジアの山を楽しむ「があこ」の山旅です。

  • 日光光徳小屋からのおたより

    「オール学習院の山登り」の象徴(シンボル)でもある「光徳小屋」の管理人から、光徳小屋と光徳小屋の周辺の魅力を紹介いたします。

  • 光徳小屋

    奥日光の光徳の地に、初代の小屋は1939(昭和14)年11月に完成。 1951(昭和26)年4月に焼失するも、同年11月に二代目小屋完成。 1980(昭和55)年10月に老朽化から三代目小屋に。 今年で85年目の山岳部の心の故郷である光徳小屋の投稿をまとめています。

  • 山桜会

    私たち山桜会は、学習院大学山岳部と学習院高等科山岳部の支援組織です。 山桜会の最近の行事等の投稿をまとめています。

  • 日本山岳会

    私たち学習院大学山岳部は、日本山岳会の傘下団体です。 過去19回の海外登山に参加しています。 また、科学委員会での活動等も含めて「自然と登山を愛する若者を増やす」ことに注力しています。 写真は、2004年のムスタン登山隊でのチブ・ヒマール峰(6650m)初登頂時の柴田由布子隊員(当時、4年生)です。

最近の記事

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自然と登山を愛する若者を増やしていこう!!

学習院山桜会 会長 加藤洋 学習院大学山岳部 昭和57年卒  私たち学習院山桜会は、学習院大学山岳部・学習院高等科山岳部のOBOGの現役支援の会です。OBOGの活動、学習院大学山岳部、学習院高等科山岳部の各種情報を発信していますが、何よりも「自然と登山を愛する若者を増やす」ことが目的の会です。  このたびの、日本山岳会学生部さんのプンギ峰遠征隊は、輝く笑顔にあふれていました。 おめでとうございます。 「ネットに転がってない登山を」日本の大学生5人 標高6524m…ヒマラ

    • 「フクロウがやってきたお話」 「日光光徳小屋からのお便り」2010.10 ②

      光徳小屋 四代目管理人 堺惠子  ある日の散策で見つけたサルノコシカケの行列。 しっかり育ってくださいね。 そしてワタスゲ。 これは花ではなく実なんだそうです。 花は小さく目立たなくて、白い実の絨毯が素晴らしい♪のです。  小屋前の小川を渡り、でべそ山の山麓を光徳沼へ・・・ 山桜会の皆様すでにご存知の、苔むした石の合間を澄み切った湧水流れる小川沿い。 笹の低いこの時期に逃せないハイキングコースです。  夏休みに入り、奥日光のハイシーズン。 修学旅行の生徒さんの声が斜面の

      • 「フクロウがやってきたお話」 「日光光徳小屋からのお便り」2010.10 ①

        光徳小屋 四代目管理人 堺惠子  4月。 すっかり雪解けと思われた日光光徳小屋は、やっと地面が現れたと思うと雪。 例年になく晴れと雪の繰り返しが多く、もう雪も終わりねとすっかり斜面が現れた月末、またまた20㎝超の雪。 雪に埋もれた光徳小屋は夏の静けさとは違った、透明感のあるキンとした空気が漂います。 そして斜面にはクリスマスツリー群。  美しい雲。光を受けた質量感、モノトーンのグラデーションに心が溢れます。 そして自然界には決して同じ形がないことに、いつもいつも感動します

        • があこの山旅(百高山③南アルプス 小太郎山)

          8月お盆後半、大雨で槍ヶ岳を諦め、北岳方面に転戦しました。甲府に前泊、鳥のモツ煮と、山梨の銘酒などを堪能し、早朝、奈良田に向かいます。 御池小屋からは直射日光に体力を削がれます。  ようやく現れた頂上と景色に感謝です。 分岐までもどると、12時半を過ぎており、ガスも降りてきてしまったので、北岳は断念して、広河原に下山することになりました。 16キロの山旅でしたが、9時間近く要しました。 人の少ない山旅も刺激的で、楽しかったです 「があこの山旅(富士山2024)」から

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        • があこの山旅
          4本
        • 日光光徳小屋からのおたより
          68本
        • 光徳小屋
          133本
        • 山桜会
          30本
        • 日本山岳会
          9本
        • 2014年 インドヒマラヤ遠征隊
          94本

        記事

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          日本山岳会学生部プンギ遠征隊、無事に帰国、ご苦労様です!!

          学習院山桜会 会長 加藤洋 学習院大学山岳部 昭和57年卒 青山学院大学、中央大学、東京大学、立教大学の山岳部の皆さま、無事帰国、ご苦労様です。 また、日本山岳会学生部の関係者の皆さま、ご苦労様でした。 盛り上がってくると「いいね!」です。 大きなプロジェクトの後も、山行は謙虚に慎重に楽しんでください。

          日本山岳会学生部プンギ遠征隊、無事に帰国、ご苦労様です!!

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          「ふたご座流星群と積雪期の奥日光のお話」 「日光光徳小屋からのお便り」2010.04 ②

          光徳小屋 四代目管理人 堺惠子  雪の上、光徳小屋近くにしっかりとラインができたお客様の足跡。 ウサギは跳ねた足跡♪ そして本棟をぐるり、管理棟をぐるり、テンでしょうか、キツネでしょうか? 縁の下を確認してるような足跡が「光徳小屋の床下にもぐりたぁい!」と叫んでいます。 そして寒波が立て続けに押し寄せた頃、光徳小屋には侵入者が! トガリネズミ目モグラ科の哺乳類「ヒミズ」です。  捕まえて見ると結構かわいいのですが、もう!! 家の中をテッ!テッ!テッ!。 カサカサカサ。 う

          「ふたご座流星群と積雪期の奥日光のお話」 「日光光徳小屋からのお便り」2010.04 ②

          「ふたご座流星群と積雪期の奥日光のお話」 「日光光徳小屋からのお便り」2010.04 ①

          光徳小屋 四代目管理人 堺惠子  3月初旬、小道の雪はすっかり融けて、白い世界に黒い蛇が姿を現したかのように地面を走りました。 小鳥の声もさえずりにかわり、すっかり春が来たようで、積雪量はがくんと35㎝まで落ちました。 ところが甘いね!とばかりに雪を連れてやってきた寒波が積雪量を二日間で75㎝に逆戻りさせました。  暖冬と言われながらの今シーズンでしたが、着任後初めての積雪量115㎝を記録し、最低気温はマイナス14.5度でした。 やっぱり日光光徳小屋の3月は冬だったんだな

          「ふたご座流星群と積雪期の奥日光のお話」 「日光光徳小屋からのお便り」2010.04 ①

          「倒木更新とワタムシのお話」 「日光光徳小屋からのお便り」2009.10 ②

          光徳小屋 四代目管理人 堺惠子  6月のある日、小道を入ると白く光るものが一面に。雪?なんだろうと車から出てみると小さな虫。ワタムシの子供たちが飛んでいたのです。 手にとったらすぐにも潰れそうな柔らかさです。 一面舞っている集団は木漏れ陽の光に反射してとてもきれいでした。 秋の終わりに移動する時、ユキムシと呼ばれ、ユキムシを見たら10日ほどで雪が降るんだそうです。 そういえば昨日1匹飛んでいるのを見つけました。えっ!?もうすぐ初雪・・・?  雨の多かった今年、光徳小屋周辺

          「倒木更新とワタムシのお話」 「日光光徳小屋からのお便り」2009.10 ②

          「倒木更新とワタムシのお話」 「日光光徳小屋からのお便り」2009.10 ①

          光徳小屋 四代目管理人 堺惠子  4月、雪解けの季節・・・。ところが今年はエイプリルフールの1日に一気に20㎝の降雪。 どうしたことかと思っていると、粗い雪はあっという間に融けて、緑が見え始めた斜面は春が勢いよく走ってくるようでした。 神様の気まぐれだったのでしょうか?  雪がなくなって鹿もお目見えした頃、光徳小屋裏に、なぁんとなく気配を感じて出てみると、うわっ!猿の軍団が大きな木3本に鈴なり・・・ 見事でしたが、一斉に降りて向かってきたらちょっと怖い。 中善寺のスーパー

          「倒木更新とワタムシのお話」 「日光光徳小屋からのお便り」2009.10 ①

          「冬の「自然のかたち」三選」 「日光光徳小屋からのお便り」2009.04 ②

          光徳小屋 四代目管理人 堺惠子  また、光徳小屋周辺の鹿は、秋まで夜な夜な斜面に出没し、多い時は15頭もの姿がありました。 冬になり雪が降り始めると、除雪された小道を鹿道と決めたようにいくつもの足跡が見られましたが、徐々に雪が積もってくると笹を食べに小道から雪の中に入りかけ、「うおっ!深い!」とばかりに小道に戻ったような形跡があったり、小道脇の笹を雪から掘り出して食べたような跡があったりすることが随分と続きました。 ところが一気に積雪量が70㎝となった日からぱったりと足跡が

          「冬の「自然のかたち」三選」 「日光光徳小屋からのお便り」2009.04 ②

          「冬の「自然のかたち」三選」 「日光光徳小屋からのお便り」2009.04 ①

          光徳小屋 四代目管理人 堺惠子  着任から3年目。 「あんな寒いところに・・・」などとつぶやかれるのもなんのその。 昨シーズンから操作をマスターした除雪機で、約700mの小道をバンバン除雪。 冬中、四駆のRAV4は難なく光徳小屋まで往復しました。 「いやぁ、昔の積雪量とは全然違うからね。」 などと地元の方たちから言われながらも、「私たち、結構たくましいでしょ!酷寒の山小屋に住んでいるなんていうイメージは全然ありません!」と心の中でつぶやきながら・・・  斜面に根付いた3本

          「冬の「自然のかたち」三選」 「日光光徳小屋からのお便り」2009.04 ①

          があこの山旅(富士山2024)

          7月28日、前回の大町温泉「薬師の湯」で入手した三代目があこも一緒に、富士山にチャレンジです。 今回は10人のメンバーが集まりました。 今年から山梨側のゲートチェックが、格段に厳しくなり、16時過ぎると、通過には、宿泊証明書提示が必要となります。お宿は、いつもの六合目「星観荘」にお世話になります。 朝3時に起床して、3時半に出発です。 5時頃には明るくなります。 9時半に、があこ隊が登頂し、後続を待ちます。 登頂後のお楽しみは、頂上売店での、味噌ラーメンです。1200円

          があこの山旅(富士山2024)

          があこの山旅(百高山②)

          梅雨明け前の7月7日、北アルプス後立山、蓮華岳にチャレンジです💪30年前の記憶だと針ノ木雪渓は早くに後退、消失するイメージでしたが、今回はかなり良い状態のところを登降できました。 前日、信濃大町の宿「竹乃家」で宿泊、地元のお酒「大雪渓」を味わいました。 天気は晴れ、風強し、扇沢から針ノ木雪渓を登ります。 蓮華岳まで、通常は、なかなか足を延ばさないものです。稜線は風が強いものの、北アルプスのパノラマ、剱岳の遠望も楽しみながら、頂上に到着しました。 頂上からは、登りと同じル

          があこの山旅(百高山②)

          「アナグマとシロバナノヘビイチゴに感動」 「日光光徳小屋からのお便り」2008.10

          光徳小屋 四代目管理人 堺惠子  日本中が異常気象だった今夏、日光光徳小屋も雨が多く、30度を超えた日はたったの2日と言う涼しさでした。 戦場ヶ原では、9月中旬に霜が降り、数日前には氷が張りました。 日光光徳小屋でも9月28日の最低気温は1.7度となり、すでにストーブが活躍を始めました。 秋晴れも心もとなく、紅葉が始まった中で秋空の中くっきりとした男体山は長居をしてはくれません。  昨年は駄目と言われながらも、後半で素晴らしい紅葉となりましたが、今年の秋色の変化はどうなる

          「アナグマとシロバナノヘビイチゴに感動」 「日光光徳小屋からのお便り」2008.10

          「たくさんの訪問者(動物たち)に感動」 「日光光徳小屋からのお便り」2008.05 ②

          光徳小屋 四代目管理人 堺惠子  時は戻りまして昨年9月、すでに秋の気配の中、日干し中の雨傘に寄っては離れを繰り返し、ひらひらと優雅に舞う1匹の蝶々。 なんと翅が透けているのではありませんか。 知らなかった!アサギマダラの翅は絹のように美しく透けるんです。 日光光徳小屋で初めて見つけた1匹でした。  台風の洗礼を受けた後にやってきた紅葉は心なしか元気がなく、今年は外れ?と地元でささやかれ始めたのですが、10月中旬からの冷え込みで一気に加速。 例年にない美しさとなりました。

          「たくさんの訪問者(動物たち)に感動」 「日光光徳小屋からのお便り」2008.05 ②

          「たくさんの訪問者(動物たち)に感動」 「日光光徳小屋からのお便り」2008.05 ①

          光徳小屋 四代目管理人 堺惠子  3月下旬、奥日光は木々の枝先が赤みを帯びて、いろは坂を下るにつれて色合いは増し、もうすぐ春!の気分です  今シーズンは、1月に雪が少なく楽々越冬?と楽観していたところ、2月に入り毎日のように雪が降り続き、最高積雪量は98㎝にもなりました。 気温はマイナス10度を下回る日が続き、降り積もった雪は融けずにどんどん積もっていきました。 ところが、3月に入り、春の日差しにあっという間に嵩を下げて、あちらこちらに土が現れたのには驚きでした。 今年の

          「たくさんの訪問者(動物たち)に感動」 「日光光徳小屋からのお便り」2008.05 ①