「冬の「自然のかたち」三選」 「日光光徳小屋からのお便り」2009.04 ②
光徳小屋 四代目管理人 堺惠子
また、光徳小屋周辺の鹿は、秋まで夜な夜な斜面に出没し、多い時は15頭もの姿がありました。 冬になり雪が降り始めると、除雪された小道を鹿道と決めたようにいくつもの足跡が見られましたが、徐々に雪が積もってくると笹を食べに小道から雪の中に入りかけ、「うおっ!深い!」とばかりに小道に戻ったような形跡があったり、小道脇の笹を雪から掘り出して食べたような跡があったりすることが随分と続きました。 ところが一気に積雪量が70㎝となった日からぱったりと足跡が