（8/15）現役は東面のルート工作と整備
学習院大学山岳部 ４年 吉田周平（BC組）
学習院大学山岳部 平成4年卒 原田昌幸（買い出し組）
8月15日 （金） 晴れのち雪時々雨
BC組：
【 6:00 起床 8:00 ～ 16:00 東面ルート整備 】
昨日と同様東面のルート整備をして上へ上がっていった。 落石をさけながら安全なルートを探っていくと、東面を大きく回るようになった。 途中大きな岩があり、日和田の松ノ木ハングに似ているため、松ノ木ハング岩と呼ぶことにした。 この松ノ木ハング岩を折り返し地点に時計回りに回ると、距離はあるが確実に上部に上がって行けることが分かった。 雪稜にのる最後の喉の部分が近づいてきたが、ガラ場の中では１番急で核心部となることが予想された。 5300m付近まで上がったところ天気が悪くなってきたので下降開始。 降りている途中で雪が降ってきた。 一旦やんだか、その後湿った雪がたくさん降ってきた。 ガラ場に雪が乗ると滑りやすく、ペースが上がらない。 BCに着くまで雨具が濡れるほど降られてしまった。
買い出し組：
【 3:30 Kargil発 ～ 15:00 Padum 】
まだ暗い内にホテルを出る。 あまり気分がよくなく、後ろの座席で横になろうかというところで何故か同乗者二名。 二人とも明るくなる前に降りていったが、身体の調子は悪いまま。 最初の休憩でチャイを辞しトイレ（屋外）にたったところひどい下痢。 インドでは2回目になる。 油に馴染めなかったのがもう一度来た。 ひとまずロペミンを飲んでみるが、おそらくはそれが吸収されないうちに、今度は嘔吐。 車の後ろの席で横になったままRangdum。 下痢はおさまらず、食欲もない。 とにかく水だけは飲んでおく。
Padumが近づくにつれ天気が悪くなってくる。 降雨。 Padum到着時には止んでいた。 河に流された荷の紛失証明を発行してもらうため徒歩にて警察署に赴く。 警察には翌朝もう一度立ち寄ることとなった。 困ったことにPadumで最後の連絡をすると本部の永田監督にメールで伝えていたのだが、二軒しかないサイバーカフェのいずれもシャッターが閉まっている。 結局、翌日も通信をすることができず、中途半端な情報を残してBCに向かうことになってしまった。 晩飯は食欲が出てきたものの胃のことを考え暖かいスープで我慢する。
「（8/14）現役は西面の偵察の後、東面のルート工作」から
「（8/16）積雪で現役は休養日、OBはTestaまで移動」へ
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