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エストニア。November 6, 2017


こんにちは!3度のメシより建築が好きなサノ☆ユタカです。

わずか26歳で国際コンペを勝ち取った日本人建築家の田根剛のチームが建てたエストニア国立博物館。

10年かかって昨年完成したこいつを見てきたっす。

博物館空撮-thumb-540xauto-264544

これはネットで拾った空撮画像だけどヤバいでしょ。


旧ソビエト時代の軍用の滑走路とジャンプ台のような建物を繋げたデザインはこっちに来てエストニアのクルーと仕事をして彼らの歴史や国に対する考え方を知るとより感動するっす。

博物館4-thumb-540xauto-264509

博物館5-thumb-540xauto-264489

滑走路-thumb-540xauto-264491

博物館3-thumb-540xauto-264493

博物館斜め-thumb-540xauto-264495

ガラス模様-thumb-540xauto-264496

博物館2-thumb-540xauto-264498

博物館夕方-thumb-540xauto-264500

博物館バック-thumb-540xauto-264502



俺は仕事のついでに見たけどこの建物はわざわざ行く価値ありっす。この土地を含めてずしんと感じるものがあるぜ。ぜひ行ってみるべし。
ちなみに田根剛への辻仁成のインタビューは続きもおもろいっす。



この博物館の中身はエストニアの歴史と文化が様々に紹介されているんだけど常設展会場を入ってすぐにあるのがSKYPE社長が若い頃に使っていたボロボロになった椅子。これは笑ったす。

スカイプいす.JPG



エストニアと言ってもイメージわかないだろうけどバルト3国のうちの一つの小さな国でたぶん一番有名なのはSKYPE。国を挙げてIT系企業の育成に力をいれてるみたいっす。



常設コーナーには今回サノ☆ユタカが仕事をしている現地プロダクションALLFILMSが制作を請け負ったインタラクティブな展示品もあったす。これはベッドの上に寝転んでその様子を投影させるもの。

ベッド-thumb-540xauto-264505


中に大きなレストランと奥にあって目立たないカフェがあるんだけど滑走路を臨む窓に面したカフェはオススメっす。

なぜか博物館の目の前に1軒家を逆さまにしたびっくりハウスみたいな場所があって別料金で中にも入れるんだけどこれは正直邪魔だったな。かなりあの建築の景観を損ねてたっす。

逆さ-thumb-540xauto-264507


一応中はチェックしたけどね。

ちなみにこの博物館のあるタルトゥは首都のタリンから車や電車で2時間半くらいの街。東大みたいな国立の大学があって日本でいう筑波みたいな学園都市っす。


タリンでサノ☆がイチバンおもろいと思う観光は元KGBの秘密基地をみるツアー。俺たちはそのホテルの屋上をロケハンするついでに見せてもらったんだけどホテルのワンフロアーが丸々基地になっていてソ連が撤退したあとにもその当時の破りすてられた書類や配線を切られた無線機などが残されていてホテルの看板の裏のフィンランドまで見渡せる監視台とか超アガるので絶対に行くべし。
この最初の写真は秘密の小部屋の入口のドアで中には何もないって書いてあるっす。案内してくれたおばちゃんの頭が写ってるのはご愛嬌。

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部屋-thumb-540xauto-264513

紙くず-thumb-540xauto-264517

ガスマスク-thumb-540xauto-264515

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エストニアはソビエト連邦から独立するまでにドイツやデンマークや至る国に占領されてきた歴史のある新興国家っす。
タリンの街並みは人の住む建物も教会もロシア調からドイツ調、北欧調など様々で観光客から見ればいろんな文化が混ざっていておもろいっす。

見晴らし-thumb-540xauto-264521

ロシア協会-thumb-540xauto-264523

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観光客-thumb-540xauto-264527

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治安もめちゃくちゃ良くて夜に1人で歩いていても全然怖くないしぼったくりなんてことも全くないっす。
ユーロ圏ではかなりの物価の安さでロシアからも周辺のフィンランドなどからも安いからって理由の観光客が多いらしいっす。
食べ物はイメージではロシア風のまずいメシだったけど全然問題なく食べられるっす。ロシア料理のレストランももちろんあるけど他はスカンジナビアとヨーロッパのミックスみたいな感じ。ドイツよりいいと思う。ビーツが効いてるエストニア風ホットドッグうまかったす。

ホットドッグ-thumb-540xauto-264546



夏はパーティーも多いし白夜に近い状態で夜中まで明るいから最高っす。観光で行くなら絶対に夏がオススメっす。

タリンには東京からはヘルシンキまで直行できてそのまま乗り継ぎで来るのが一般的なパターンだけど今回は撮影のロケハンだから海からタリンが見たかったので1泊して日の出前にヘルシンキをフェリーで出航。海の上で日の出を見ながらタリンに向かうもあいにくの天気で海からのロケハンは失敗。ぼんやり2時間あまりでタリン到着っす。
クラブも結構色々あって週末は朝までやっているところも何件もあるっす。ロシア系のバーで8時半まで飲めるところもあるっす。U-berもバッチリ使えるから1人でも夜中でも全然遊びにいけるっす。俺は記憶がなくなるほど飲んでたけどちゃんと1人でホテルに帰れてたのでたぶんスゲー安全だと思うっす。
イーストロンドン的な街、Telliskiviの昼は古着屋夜はクラブって箱で出ていたこのクリスタルなんとかってバンド。地元のインストのバンドでへぼいtoeみたいでよかったす。なんちゃって山崎くんいい感じっしょ。

クリスタル-thumb-540xauto-264531

山ちゃん.JPG

週末のクラブは5軒くらいハシゴしたけど小さい箱ではアンダーグランドテクノがかかっていて割と客はまばら。大箱に行くとジャングルとかドラムンベースとかがかかってて若いコでめちゃ混み。この日はUKからドラムとラップのユニットが来ていたっす。

へっぽこクラブエストニア-thumb-540xauto-264539

ラッパーuk-thumb-540xauto-264537

ちなみに先月末までエストニアで起業すると往復航空代無料っていうキャペーンを国がやってたっす。変わってるよね。

夜の博物館-thumb-540xauto-264541

年内にもう一度撮影で行くんだけどほんとうは天気のいい夏に船で行きたいっす。まじで。

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