三角無関係

日常的にあんまり深い関係性のない3人の交換日記。

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最近の記事

短歌がわからない

短歌を書いている友達の地元へ遊びに行った。おすすめされた色んな短歌集を広げながら「短歌って五・七・五・七・七だけかと思ってたけど違うんだ….」と思いながら、読み始めたら結構面白くて、気づいたら3冊拝借して帰ってきた。読みながら情景が浮かんでくる。こんな短いものなのに写真を見ているようだなと思うものもあれば、フッと笑える日常でこぼれ落ちそうな感情出力もあって、なんか短歌ってルール緩いし全然よくわからないけど…面白いな….なんだこれ….と感動している。 もしかして面白かったり、

    • おにぎりアンガーマネジメント

      こんばんは。 いざ日記を書こうとするとネガティブな出来事のほうが すらすらと書きやすいと気づいたこの頃です。 というわけで最近の自分的負の感情シリーズ2本立てでお送りします。 ①姉さんの助言 今年もGW終わった。GW前は業務面で5連休を 無事に迎えられるかどうか若干ビビっていた。 さてGWの中日の平日、割と業務で圧かかってるなという日。 束の間の休憩中にSNS開く。 不特定多数の中日もぶっ通しで休みの人たちの楽しそうな姿を目にする。 そしてなんか嫌な気持ちになった。断じ

      • 「なんとなく好き」を分解すると、「本当に好きなもの」が見えてくるという話

        中高時代、『攻殻機動隊』や『イノセンス』、『パーフェクトブルー』といった一見しただけでは理解するのが難しい(と思われる)作品にかぶれていた。 いわゆる厨二病というやつである。 ただ、自分としては「小難しそうな作品を観てる俺かっけぇww」といった感覚はなく、なんとなく好きだったのだ。 今でこそ老若男女問わず誰もがアニメを見るようになったが、当時はアニメは子どもが見るもので、いい年してアニメを見てるなんでやばいやつ、といった風潮がどこかあった。ましてやOVAなんてもってのほか

        • そんなこと

          GW、思いもよらぬコロナ感染でどこにも行けなかったので、YUKIの新譜「こぼれてしまうよ」を繰り返し聴いていた。 YUKIの言葉はいつも、『本当のこと』だ。 その『本当のこと』は、大人になってしまうとすぐに見えなくなる。 最近、人の大事な気持ちを、目の前で手遊びするような人間と鉢合わせた。誠意なんて一つもない、そんな人にムカついていた。 「冗談」と突き刺された言葉が、喉の奥まで食い込んでいる。言い返したいムカつきは、言葉になることはなく、笑うことしかできなかった。 悔し

        短歌がわからない

          帰り道の日記

          数日、終電間近で帰宅する日が続いた。 夜静かになった帰路でなんとなく上を向き、街路樹の緑とその向こうに夜空があって、新芽の香りがしたりした。 余白の時間が足りなかった分、己の思考や感情が一気に流れ込んでくる夜道だった。1日の中にある葛藤とか疲労とか、空を見上げて感じる新芽の香りとか、宇宙規模だと自分の1日は非常にちっぽけで、そう思ってやり過ごすほうが楽な時もある。 ↑ここまで普通に日記ですが、先日、夜に空見上げる→宇宙って広いな→自分てちっぽけ。ということを再認識しました。

          帰り道の日記

          ”無限“の先にあるものとは。 映画『Powers of Ten』

          あれは大学浪人をしていた頃だっただろうか。 通っていた予備校に、少し変わった講師がいた。 座学よりもアートや映画、旅などの面白さを伝えることに熱心なその人は、予備校講師でありながら「勉強してる暇があったら映画館と美術館に行け」が口癖だった。 自分が主宰をするネイティブアメリカンとドイツ人アーティストによるライブペイントや、満月の夜に個人宅の庭先で行う民族音楽ライブに生徒たちを招待するなど、授業の時間以外にもさまざまなことに触れる機会を提供してくれた。 受験期の若者たちの興

          ”無限“の先にあるものとは。 映画『Powers of Ten』

          In the mirror

          ここ半年、英会話のオンラインレッスンをイラン出身でトルコ在住の先生に英語を教えてもらっていた。 授業内容は至ってシンプル、好きなネトフリのシリーズを一緒に同時期に追いながら、1話ごとの話の要約と感想、そこからのディスカッションを約60分間かけて行うといったもの。 習得、というよりも言語は体得。「伝えたい」という気持ちから発展してきた言語というツールを勉強するには、有効的だなと思う。 最近は、先生とブラック・ミラーのシリーズを一緒に追っていた。シニカルなSFアンソロジー。1