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【退職エントリ】日系化粧品会社(データアナリスト)

ガースーです。

世の中は感染症で大変な中ですが、1年10カ月勤めた化粧品会社を4月末で退職し、5月から外資系の食品メーカーでストラテジストとして働くことになりました。

備忘録も兼ねて、現職で何をしてなぜ退職するのかを書きたいと思います。

またデータアナリストといっても、サードパーティーや事業会社など立場によって何をしているかは千差万別だと思いますので、事業会社でどういったレベル感でどのようなことをしていたのかを書くことで、これから事業会社でアナリストとして働くことを検討されている方に何か参考になればと思っています。

以下の内容を簡単にまとめると以下3点かと思います。

1) 業務内容としては、市場規模推定やビジネス機会の発見分析などマーケティング戦略ではなく、事業戦略視点での分析がメイン
2) 事業会社では誰でも分かる・理由が分かるというロジック型分析が重要
3) 事業会社においてRが出来るなどプログラミング人材は希少価値が高い

何をしていたか

業務内容
市場規模の推定・ビジネス機会の発見・市場規模予測・新製品売上予測などなど、データを活用してマネジメント層に示唆出しをする、ということをメインに行っていました。ですので、個別のブランドマーケティング戦略というよりは事業戦略を考えるといった方が適切でしょうか。
前職は外資系のリサーチエージェンシーにいて数多くの企業の調査分析をサポートしていましたが、その経験と比較をしても勤めていた会社はかなりレベルの高い分析業務を行っていたと思います。

"レベルの高い"ということで、数理モデルや機械学習を・・のようなことを想像される方もいると思いますが、スキルセットとしての意味合いではありません。事業会社では、数字に対しての説明責任が求められる部分が多いため、例えばいくら小難しい分析手法を使い精緻な予測が出来たとしても、その数値の背景や要因を説明できないと物事が前に進んでいかないのです。。
(この部分は事業会社で分析業務を進めるという意味合いでは大変いい勉強でした)
ですので、ロジック型で分析を行うことが非常に大切でした。この意味において、私個人も文系出身にも関わらず事業会社でそこそこ活躍できたのはこうした特徴が事業会社にあったからかもしれません。
(ロジック型の分析とは、簡単に言うと分析結果の理由を相手に説明できるということです)

また分析ツールはエクセルを使うこともありましたが、基本的にはRを使って行うことが多かったです。
(分析の再現性や正確性を考慮すると個人的にはこういったプログラミング統計ツールが有用かと思います)

Rってなに?インストールしたい!という方は以下を参照ください。

チーム
分析チームは計4人いました。会社の風土もあったのでしょうか、皆さん物腰の柔らかい方が多く、良い人ばかりでした。

ただ分析チームとして最低限の統計知識やRでのプログラミングが出来たのは実質は私1名のみでした。私自身も当時はR初心者レベルでしたので、Rや分析手法について相談できる相手が社内にいなかったことは、結構しんどかったです。
特に日系の事業会社であればどこもある程度はこうした状況かと思いますが、事業会社でスキルを伸ばしていきたいと考えている人は、自学するよりほかはないです。

待遇
待遇はまあ悪くもなく良くもなくといったところでしょうか。日系大手企業の30歳の給料という感じでした。
ただ上述の通り、分析スキルを持った人材は全社を見渡しても少なかったので、その分希少価値が高いと思われ、かなりいい評価をもらえてたと思います。転職先の選び方もそうですが、いかに希少価値が高いと思わせるかというのは社内の評価においても重要だと思います。

追伸:20年5月で新しい会社で働くのですが、この4年間で給与が倍以上に推移しているので、普段から考えていること・会社の選び方についてまた別のnoteにまとめられればと思っています。

なぜ退職するのか

現職に大きな不満はなかったのですが、熟慮の上特に以下2点の理由によって転職を決断しました。

ヘッドハンティング
前職で担当していた外資系食品メーカーの方から「うちで働かないか?」と声を掛けていただいたのが理由の1つです。
人として尊敬でき、組織として非常にフラット、少数精鋭で優秀な方が多く、いつかこんな会社で働いてみたいと思っていたので、まるで初恋の人に好きって言われている感覚でした。笑
熟慮に熟慮を重ねましたが、こうしたお声がけに心を揺さぶられて決断に至った部分は大きかったです。

英語×意思決定
今後のキャリアを踏まえ、どういうスキルセットを伸ばしていくかを考えた際に、やはり英語力は必須でした。英語が出来る出来ないで、転職先はもちろん、本やネットの情報などあらゆる可能性が狭まります。英語を勉強するではなく、英語で仕事をするという環境に身を置くことで、将来のキャリアのオプションを増やせればと思っています。

また転職先の外資系メーカーはチームの人数が少ないため、自ら意思決定をする場面が多々あると考えています。意思決定には責任が伴いますが、そのために質をより高める、モチベーションがより高まる、といった仕事上のメリットも大きいと思っています。

最後に

初noteのためなんだかつらつらと書いてしまいましたが、以降も転職の思考法やRを使った文系データアナリストとなりの統計分析についてnoteやtwitterなどで発信していければと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!

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