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37歳、オトコの涙が誰かのケツに火をつける

三連休、オトコの涙を続けて見た。


まずはこちらのシェフワングランプリ。

何気なくつけたら決勝をやっていたので、決勝だけ見させてもらった。(それまでの予選も色々あったはずなのだけど)


ハンバーグに革命をおこす。
という内容で2人のシェフが戦った。


今までの私なら、ぼけーっと見ていただけだろう。
でもなんか、note創作大賞のことが思い返された。

料理と文章と、ジャンルは違えどトップをめざすという意味では似てるところがあるなって思った。

万人受けする料理は作れない。
1人は絶賛するのに1人は酷評する。


今までないものを創る。
《革命》をおこさなくてはならない。

自分では革命をおこしたつもりでも、「これは革命とは言わない」と切り捨てられる。


簡単じゃないよね。
勝利したシェフも、満場一致で大絶賛、とはいかなかった。


そして決勝で敗れたシェフの目には涙が浮かんでいた。

37歳。私とほとんど同い年。
悔しくて泣けるほどの挑戦をしたんだ。
すごいことだと思う。



そして翌日。

コパ・アメリカの試合⚽をリアルタイムで観戦した。

こちらは、準々決勝あたりから追っていた。
二男がサッカー好きだから一緒に観戦していたのだ。


むかえた決勝はアルゼンチンvsコロンビア。
なんと75分遅れでのスタートだった。
(一流の選手は試合のスタート時刻に合わせて食事量や準備運動をするというから、75分もの遅延は選手への負担が大きいらしい)


ところが、アルゼンチンのスーパースター、メッシ選手が怪我をして途中退場してしまった。

ケガをした直後はしばらくプレイを続けていたけれど、反対足も負傷してピッチを去った。


ベンチでメッシはずっと泣いていた。
足首がパンパンに腫れていた。


結果的にはアルゼンチンが勝利し、敗れたコロンビアの選手も涙を流していた。


メッシ選手もまた、37歳。


メッシも、シェフも、そして私も、もういい大人。
大人になってから、何かに夢中になって、うまくいかなくて悔しくて涙を流すなんて、なかなかできないと思う。



そんな瞬間を見られたことも。
全力で立ち向かって、敗れた姿も。

見ている私の、お腹の底でグツグツと煮えるマグマに刺激をもらった。


全力でやっても報われない時もある。
でも全力出さずにうまくいかなかったらその方がいやだ。


奇跡は諦めない奴の頭上にしか降りて来ない!!
"奇跡"ナメんじゃないよォ!!!

イワンコフ(ワンピースより)



37歳のオトコたちへ。
その涙が誰かのケツに火をつける。


ありがとう、と言いたい。



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