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はじめまして 〜なぜ数学教師が砂丘にホテルを作ろうとするのか〜

誰でもが知っている日本一のすなば「鳥取砂丘」。

そこで過ごす特別な一夜をみなさまにご提供する「サンドホテルproject」の実現に向けてボクは動き出しました。

サンドホテルは、砂の中にある、砂でできたホテル。
そこから、砂が織りなす圧倒的な風景を望みます。

「なぜ、そんなホテルを作ろうと思っているのか?」というお話です。


塩見拓博と申します。鳥取県で高校の数学教師をしています。

今回noteを始めるにあたって、ボクがサンドホテルを考え始めたときのことを思い出してみようと鳥取砂丘で星を見ながらひとり寝転がってみました。

そう。サンドホテルを考え始めたきっかけはボク自身の『ワクワク』でした。


昨年コロナによる影響が世の中に蔓延し、全然身動きが取れない状態になり、一方、どこも人だらけで旅行にも行けない。

連日のニュースで県ごとのコロナ数が表示される中、鳥取県のコロナ数の圧倒的に低いこと、しかし、そしてそれは人口最小県の強みであることに気付きました。

「これは鳥取の魅力の一つになり得るのでは?」

ナチュラルにソーシャルディスタンス。
加えて、豊かな自然、美味しい食事、温かい人たち。

そして、鳥取といえばやはり砂丘。

実際、ボク自身が最初に鳥取砂丘にいったとき『ワクワク』しました。
でも、正直に言うとそれだけでした。

まわりのお土産屋さんは閑散としていて、2階には空き店舗。
誰も乗っていないロープウェイ。

ぜんぜん『ワクワク』しません。

「どんなふうにしたらみんなが『ワクワク』するんだろう?」

そんなことを考えていると、ボクは以前から全てが氷でできたアイスホテルに泊まってみたいと思っていたことを思い出しました。

死ぬまでに1度は行きたい場所として紹介されたり、宿泊すること自体が思い出深い体験となっている。ボク自身は生粋の寒がりですし、不便なところもあるとは思うのですが、それにも関わらず、そこで特別な体験はしてみたいと思ったのです。

その体験を思うと、ボクは『ワクワク』しました。

そんな特別な体験を鳥取で生み出せないだろうか…
そんな『ワクワク』を鳥取で生み出せないだろうか…

と、考えていると、

「砂に囲まれた場所で、砂でできた宿に泊まり、時間の経過によって様々に表情を変える砂の風景を思う存分楽しむ。そんな宿ってあるかな?」

と、思いつきました。

そして『ワクワク』してきました。

ただ、「これはボクだけの感覚なのかも?」と、鳥取砂丘で実際に聞き取り調査をしたり、賛同者を呼びかけたみました。すると、やはり「サンドホテル」には『ワクワク」してくださる方がたくさんいらっしゃいました。

どうも行けそうな気がしてきました。




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