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「vol.2」三田に残る選択をした、人生の道しるべとなったもの

若者の転出超過が続いている、兵庫県三田市を舞台に市内の団体や企業が抱えるミッションを学生が一緒に考える体験活動を通じて、自分や地域の可能性を考え、若者が「三田市に残る」「三田市に関わり続ける」という選択肢を持つことを目的とする、その名も【スモカモスプロジェクト】
スモカモス概要についてはこちらの記事を!♩

2回目のインタビューはスモカモス2期生で、3年目のスモカモス運営にも携わったかなです!

ースモカモスに入ったきっかけを教えて!
2022年、桜が満開の春、新三田駅前の空き地で3日間行われた、びゅうてぃふるのいず(https://www.instagram.com/beautiful_noise_/)でスモカモスを運営する一般社団法人イヒの寺井さんに出会いました。3日間のイベントをほとんど1人で企画・運営を行う、寺井さん。初めて寺井さんに会った時のワクワク感は忘れられません。その時、「この方と関わったら、人生もっと楽しくなるやろうな。」っていう直感で、寺井さんとの関わりがスタートし、スモカモスも知りました。
また、大学2年間コロナでずっとオンライン授業だった時に、たまたま三田市と関わる授業を履修し、そこから三田市の人の温かさに触れ、三田の人を好きになり、「もっと三田に関わってみたい!知りたい!」と思うようになりました。
人に興味をもち、その人が暮らすまちやその人のしていることを「もっと知りたい!関わってみたい!」と思ったことがスモカモスに参加したきっかけです!


びゅうてぃふるのいず 一般社団法人イヒとの出会い
三田にこんなにも面白い人が沢山いるんだと強烈な「ワクワク感」を感じた日でした。


ースモカモスに参加する前はどんな人だった?
好奇心旺盛で、何にでも挑戦する一方で、自分に自信がなく、対話することに恐怖感を抱いていました。上手く自分の想いを言語化すること、それを人に伝えることが苦手でした。

ースモカモスの活動体験先での活動は?
‟食”を通して人との繋がりが広がったり深まったりする時間がとても好きだったこともあり、三田市内にあるフリーズドライを製造する食品メーカー「コスモス食品」を選びました。
また、両親が野球好きで、幼いころからテレビの前で野球観戦をしていました。野球に関して詳しくはないものの、野球というスポーツの観点から三田のことをもっと知りたいと思い、関西独立リーグの1つでもある、「兵庫ブレイバーズ」を選びました。

ースモカモス活動体験先では何をしたの?
コスモス食品では、‟COSMOS FOODS MARKET”という1年に1度本社で行われる大型イベントの企画を考えました。
実際に、①企画立案、②コンセプト決め、③経営陣に向けたプレゼンテーション、④開催に向けた企画準備を行い、実際に次年度の4月に開催しました。
①企画立案の段階では、社員の方と一緒に、100個アイデアを出してその中から、3つ企画を絞りました。②、③では、決まった3つの企画に対して、ターゲットや理想像などを言語化し、最終的には社内経営陣6名の方にプレゼンテーションを行いました。
4月には2000人以上の来客者の方に、私が考えた企画に触れ、体験してもらうことを経験し、努力の成果が目に見えた瞬間でした。スープや企画を通して繋がる人との繋がり、見えるお客様の表情を見て、心が満たされたと同時に、記憶に残るイベントを作ることのやりがいを体感しました。

スモカモス期間中は何度もプレゼンを行うので、鍛えられます!

兵庫ブレイバーズでは、「チームを応援してもらうためには地域活動が大事!」ということを社長の方に教わり、ファンづくりを強化するための施策案を他の球団と比較しながら考えました。また、協賛を獲得するためのBtoB資料の作成も行いました。野球の過酷な練習以外にも地域の人との繋がりを大事にする同年代が存在することは、自分にとって刺激的な出会いになりました。

ブレイバーズファン感謝祭にて

ーとても印象的だった場面は?
コスモス食品で自分が考えた案が企業の大型イベントで実際に実施できたがやはり一番印象的です。企画に対して「楽しかったです。」「美味しかったです。」「有難う。」などシンプルな言葉でも直接伝えてもらうことで、「頑張ってよかった」と感じ、自分の成功体験の1つにもなりました。記憶に残るイベントづくりの裏側を間近で実際に社員さんとつくり上げた経験は大学ではできない貴重な経験になりました。

また、中間発表会や成果発表会では、発表した内容に対して地域の方々やコメンテーターの方々がコメントを書いた付箋をくれるのですが、その中で「これから三田をよろしくお願いします。」という付箋を頂きました。その付箋を見たとき、自分の活動、成果に対して認められ、また信頼が生まれたと実感したと同時に、三田で役割りを持てたことが嬉しく、鳥肌がたったことを覚えています!

付箋を貰って嬉しそう。(笑)

ースモカモスに参加してどう変わった?
一言でいうと、自分の人生が180度変わりました!
国際問題に興味を抱いていた自分が、まさか国内、ましてや自分が住む地域にどっぷりと浸かると思ってもいませんでした。けれど、地域にどっぷり浸かり、人との繋がりを築いていく中で、自分の人生が豊かになっているなとひしひしと感じるようになっていました。
グローバルではなく、ローカルで見つけた自分自身の幸福感が、
「ただ大学があるまち、三田」から「自分が居心地よく暮らせるまち、三田」に変わったのだと思います。これは、スモカモスでまちや人、企業との繋がりを広く、そして深く築けたからだと思います

ー今後三田との関わり方は?
この4月からはスモカモスで出逢った事業所である、コスモス食品で働きます。三田で働くという選択をした自分自身にもびっくりなのですが、三田での活動を通して、大好きな人、まち、企業に出逢い、暮らしを築いていく中で、三田を離れることを惜しいと感じるようになりました。もちろん、東京などの都会生活に憧れはあるものの、大好きな人、まちに囲まれながら、私は社会人になり、新たな人生を歩んでいきます。
「田舎でも働くって楽しい」「田舎だからこそ感じることができる人との繋がり」「田舎だからこそ成長できる」など、‟三田市で働く”から見える新たなまちの魅力をこれからは感じていきたいと思っています。そして、自分の人生を歩んでいくまち三田で、自分が活き活きと幸せに暮らせるよう、自分自身がまちを作っていきたいと思っています。
私が描いた大学2年生から現在までのストーリーを、もっと多くの若者に描いて欲しい。「三田市で働き、三田市で暮らす」という選択肢をもつきっかけを私が先駆者として作っていきたいと思っています。

この時は、自分が三田で働くとは思ってもいなかったです!(笑)

ーぶっちゃけスモカモスは就職に役立った?
直接的に役立ちました!!(笑)
スモカモスがあってこその今なので、スモカモスでのご縁には大感謝です。

スモカモスには応援してくれる方が沢山います。

ー今後の進路は?/今していること、頑張っていることは?
三田市で4月から働きます。そして正式に三田市民になります!
今後三田市で働くからこそ、もっと色んなワクワクを吸収していきたいと思っています。
そのため、現在は東京を拠点とする一般社団法人のインターンをしており、3月には東京でイベントを開催予定です。スモカモスで得たノウハウをこの活動で活かしつつ、色んな学びを吸収して三田にもって帰りたいと思っています。そして三田以外での自分の居場所も作りたいなと思っています。

一方、三田ではオンライン移住ツアーの開催や、3月後半に市長提言などを行います。悔いのないように大学生活を終えようと、今しかできないことに沢山挑戦しています!

ー来年度のスモカモス参加に迷われている方に一言お願いします!
自分次第で、見える世界が変わります。
「なんでも挑戦!」精神をもってみてください!きっと出逢ったことのない、自分やまちの変化、仲間に出逢えるはずです!

スモカモス事業所の皆さんと


スモカモスメンバーと一緒に作ったイベント

スモカモスで出逢った仲間は一生ものです!

ーあなたにとってスモカモスとは?
「人生の道しるべを教えてくれた場所」

いかがでしたか?スモカモスでの出会いをきっかけに、三田に残るという選択をしたかなのストーリー。出会いを大切にしていれば、人生何が起こるかわからないな・・と改めて記事を書きながら感じました。
最後まで読んでいただき有難うございました。
次回もお楽しみに!


Instagram:
三田スモカモスプロジェクト(@sumokamos_obog) • Instagram写真と動画
一般社団法人イヒ(@ihi.local) • Instagram写真と動画

●スモカモス3期生中心に、【学生と市内企業を繋げるマッチングイベント開催】

インスタ:学生×企業 マッチングイベント!(@3nda_matching) • Instagram写真と動画


恐縮ながら、ここで宣伝させてください🙇
●三田市での活動:【「2月24日(土)」第8回三田市移住体験オンラインツアー】三田市の先輩移住者が、”チャレンジできるまち”をテーマに、三田の魅力を中継でお伝えします!


●三田市外での活動:【「3月10日(日)」青春障害突破展@有楽町マルイ】障害をテーマに、社会変革に取り組む若者が集結し、障害のある人とない人がさらに調和していく理想的社会の実現を加速する機会の創出を目指します。


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