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息子へ。 『素直に謝ることができる人(おとこ)になれ!』

いつでも素直に言えるかな?
「ごめんなさい」と。

間違ったことをしてしまった。
人に迷惑をかけてしまった。
咄嗟(とっさ)の「ごめんなさい」は、すぐに言うことができるよね。

では、
後々に謝るべきだと分かった時はどう?
速やかに「ごめんなさい」と言えるかな?
時間が経つと謝りにくくなってしまうよね。

結構あるよね?
謝ることに少し勇気が必要になるケース。
「できれば謝ることなく、このままでやり過ごしてしまおう。」と考えてしまう。
「さっきは、ごめんなさい。」と言いづらくなってしまう。

いろいろな事情があることはよく分かっている。
先延ばしをしてしまおうとする気持ちも分かっている。
しかし、
どんなことがあったとしても、謝らなければいけない時は、潔く頭を下げること。

『素直に謝ることができる人(おとこ)になってほしい。』



〜 Dear my son !   Don't worry !  〜  その9

息子へ。
ただの勤め人(サラリーマン)であるあなたの父が、これからの厳しい時代を『生き抜くためのヒント』を記しておく。

「2,000字程度の文章だから、3分だけ集中して読んでほしい。」

相手に許してもらうには、
適切なタイミングで、しっかりと気持ちを伝えなければいけない。

「ごめんなさい」の大切さ

冒頭でも記したけれども、
咄嗟の「ごめんなさい」は、すぐに言うことができる。
「しまった!」と思った瞬間、考えることなく自然に言葉が出てくる。
許してもらいたい相手もすぐそばにいる。
ある程度、『阿吽(あうん)の呼吸』でお互いの気持ちを察することができる。
お互いに、後を引くことはさほどない。

一方で、
「ごめんなさい」の、タイミングを逃してしまうことがよくある。
何かを仕出(しで)かしてしまった(大失敗をしてしまった)。
けれども、たまたま誰にも見られていない。
許してもらいたい相手が、すぐそばにはいない。
しばらく起こしてしまったことを、心に留めておかなければならない。
時間が経つにつれて、誤りにくくなってしまう。

そもそも、
『謝る』という行為に、誰もが抵抗感を少なからず持っている。
進んで行いたいものではないのだ。
「ひどく怒られてしまうかも知れない」、「許してもらえないかも知れない」などと、頭の中で想定されることがぐるぐると回る。
許してもらえれば、気持ちは楽になるのだけれども。

それでも、
謝らなければならない時は、しっかりと謝らなければならない。
先延ばしすることなく、一つ一つけじめをつけていくということは、これからの長い人生においてとても大切なことになる。
自分自身の『生き方の指針』につながってくる。

社会生活でよくあること。

はたらき始めて(社会人になって)から、30年近くになった。

社会生活を営むうえで重要なことは、『謝るべき時にはしっかりと謝る』
ということ。信頼関係を築くにはとても大切なこととなる。

社会では、素直に謝れない人が多い。
自分のミス(誤り)をミスと認めたがらなくなってしまう。
ミスをどうにかしてやり過ごそうとする。
本来は、
ミスが小さいうちにしっかりとミスを認めて、謝ることが大切だ。
小さなミスが大きくなって、いざ謝るときには手遅れに近い状態になってしまう。
必ずと言っていいほど、「なぜもっと早く謝っておくことができなかったのか」ということになる。

困ったことに、
ミスを人のせいにする人もいる。

なぜこのようになるのか?
良くも悪くも、たくさんの経験を積むことで、自分を正当化したり、言い訳をしたりする術(すべ)が身に付く。
相手の顔色を見ながら、相手と自分との立場関係を考えながら行動してしまうようになる。
「これくらいのことは大したことではない」と自分自身の解釈をするようになっていく。
素直に謝ることができなくなってしまう人がたくさんいるのだ。

記しておきたいこと。

悪気はなくても謝らなければいけないケースがよくあるよ。
その時はそれが正しいと思って行動していたのに。後で誤っていたことに気がつく。

謝るタイミングを逃してしまうことで、後々までも心を悩まし続ける。
そのようなことになってはダメだよ。
後ろめたさを抱えたまま日々を過ごすのはもったいないことだ。
心を悩ます嫌なことや、忘れたいことは早い段階でしっかりと解消させておくべきだよ。

『覆水盆に返らず』
謝った方(ほう)は、
謝った時点で解決できたと思ってしまう。
だって、
許してもらえたのだから。
そして、
時が過ぎればだんだんと記憶が薄れていく。

一方で、謝られた方は、
その場では許すけれども、心のどこかに忘れることなくしまいこんでいる場合もある。いつまでも根に持つ人もいる。
それでも、
迷惑を掛けてしまったのなら、失敗をしてしまったのなら、間違いを起こしてしまったのなら、相手に対して速やかに謝る習慣を身に付けておこう。

『素直に謝ることができる人(おとこ)になってほしい。』


〜 Dear my son !   Don't worry !  〜 

日常生活を営んでいて、「ごめんなさい」や「すみません」を言わない日はないよね。
挨拶と同じ感覚で発したりしているよね。
相手に素直に接していれば、自然に発しられる言葉。

自分に素直であれば、心穏やかに生活することができるよ。

何かがあって、「ごめんなさい」と言われた時は、
相手の勇気を認めて許してあげる大きな心を持とう。
特に相手に悪気がないことが十分に分かるときはなおさらだよ。

最後にもう一度。
『素直に謝ることのできる人(おとこ)になってほしい。』

「あなたならなれるよ。だって私たちの息子なのだから。

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