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聞いてもらえますか!「おかしな長(ちょう)について」 〜あなたは何様のおつもり?〜

あなたには役職が付いていますか?

さまざまな役職がありますよね。
社長、部長、課長、係長など。
支社長、支店長、次長、副長などもありますよね。

ところで、
あなたには、年長者の部下がいますか?
あなたは、年下の上司に仕えたことがありますか?



〜 Don't worry ! Be happy ! 〜 その17
職場で日々奮闘している勤め人(サラリーマン)の仲間たちを応援します!
悩み多き仲間たちへ「はたらきかたのヒント」をお伝えします!

今日は、「おかしな長(ちょう)について」聞いてもらいます!

私は、30年近く勤め人(サラリーマン)生活を送っています。

たくさんの、
年長者の部下を持つ者達を見てきました(敢えて「者達」と言いました)。
同じく、
年下の上司に仕える方々を見てきました。
「反対の立場」とか「立場の逆転」と言うのか?
どのように表現をしたらいいのかとても難しいのですが、
この二人の関係はとても複雑なのです。
今回は、
勤め先で感じている、この複雑な関係において「おかしいな」とずっと思い続けていることをお話しします。

年長者の部下を持つ「おかしな長(ちょう)」

まず、私の勤め先のことを聞いてもらいます!

年長者の部下を持つ「おかしな長(ちょう)」
まずは、
この事態が生じる構造を私の勤め先で考えてみたいと思います。

私の勤め先は、
従業員千数百人規模のどこにでもある普通の金融機関です。
近年は、
同業者との競争が厳しく、お客様の取り合いを必死に行っています。
そして、
この同業者間の厳しい競争に勝ち残っていくために、絶えず厳しい業績目標(ノルマ)が課せられています。

最近は、
とにかく業績を上げることが、役職を上げることの第一条件となっております。
そのうえで、
人事考課で上席からの高評価を得ることが第二の条件になっております。

要領良く数字を作り、要領良く上席に取り入ればいいのです。
経験年数なんて全く関係ありません。
その結果として、
『年長者の部下・年下の上司』
というような事態が生じるのです。

年功序列が崩れて成果主義と言われる現代において、
このような事態がけっして悪いと言っているわけではないのです。

言いたいことは、
最近、年長者の部下を小馬鹿にしたり、無能扱いにしたりするヤツが多くなったということなのです(敢えて「ヤツ」と言いました)。
年長者の部下を持つ「おかしな長(ちょう)」が、出現しているのです!

あなたには、
年長者への敬意というものはないの?
あなたは何様のおつもり?

こんな長(ちょう)がいましたよ!

私が出会ったおかしな長(ちょう)について聞いてもらいます。

営業課長の『O』
営業成績は人並みだったが、人付き合いの良さだけで上席者に可愛がられて若くして営業課長となった。
体の調子が悪くて営業職を解かれ事務職に配置換えとなった年長者を、常に呼び捨てにしていた。
あなたは何様のおつもり?

営業課長の『K』
営業成績を上げることだけに必死。コンスタントに業績目標をクリアし若くして営業課長となった。
真面目にコツコツ営業活動を行うものの、営業成績の上がらない年長者に対して、
「あなた何年営業やっているの?」
「やる気ないなら辞めれば?」
「いつまで経っても役職付かないよ」
と、仲間たちがいる前で平気で罵声を浴びせていた。
お客様には笑顔を振り撒くが、営業の仲間たちには全く笑顔を見せなかった。
あなたは何様のおつもり?

次長の『A』、『S』。
年長者の事務課長を「Iさん」と呼んでいた。
役職で呼べばいいのに、
課長であることを認めていないかのようだった。
『S』に至っては、なんと「ねえねえ、あなた」と名前すら呼ばなかった!
普通に『I課長』と呼べばいいのに。
あなたたちは何様のおつもり?

類似したケースで、
支店長の『N』。
自身より年下ではあるが50歳を超えたベテラン営業課長に対して、「A君」と呼んでいた。
「A君!それはどうなっている?」
これまた、
普通に『A課長』と呼べばいいのに。
学校で先生が、生徒を呼んでいるのじゃないんだから。
あなたも何様のおつもり?

今、ご紹介(笑)したおかしな長(ちょう)には、
悪意が感じられる。
敢えて役職で呼ばないのだから。
悪意がないなら、あなたたちの感覚はとてもおかしい!

なぜ、おかしくなるのか?

私の勤め先だけではないと思います。
多くの勤め人の一番の関心事は、『出世』だけ。
私の勤め先は、それ一色。
毎月の辞令(人事異動)でお祭り騒ぎ。
「誰々が昇格・昇進した(○長になった)」
「誰々がどこに異動になった」

自らの異動先には、
何年入社の誰がいて、そいつの役職は何なのか?そんなことは口に出さなくてもみんなが認識している(敢えて「そいつ」と言いました)。
そいつが自分の役職より上か下かを即座に把握し、次の異動先での態度を予め決めているのです(怒)。

勤め先では、
役職の高い者の順が優遇される。
やむを得ないことだとは思います。
役職の低い者は常に冷遇され、人格まで否定されるような態度・言動を強いられてしまう。
これは、やむを得ないとは思えません。絶対にあってはならない。
「役職の低い者は役職の高い者には逆らえない」という、組織の掟なのでしょうか?
そんなことないですよね。

おかしな長(ちょう)へ

あなたが冷遇している年長者の気持ちをよく考えたほうがいいですよ。
年長者を小馬鹿にしたり、無能扱いにしたりしてはいけませんよ。
敬意を持って接する「器の大きさ」を持った方がいいですよ。
勤め先(組織)を離れたら、あなたたちの関係には上も下もないのですよ。
部下からの信頼を得ることなく、組織の統率は図れませんよ。
いつかは、あなたも年下の上司に蔑ろにされてしまいますよ。

今一度お考えください!
あなたは何様なのですか?
あなたもまた、ただの勤め人ですよね(笑)!


〜 Don't worry ! Be happy ! 〜

当然のことではありますが、
年長者に敬意を持って接する「おかしくない長(ちょう)」にもたくさん出会いました(「おかしくない」は失礼でしたが(笑))。

今日は「おかしな長(ちょう)について」聞いてもらいました!

「おかしくなったらダメですよ!」

よろしければ、拙稿もご参考にしてください!
本稿と似たような気持ちを聞いてもらっています!


まだまだ、聞いてもらいたいことがたくさんあります。
次もまた、聞いてもらえますか!

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