サナ🎈バリキャリ辞めました

元バリキャリ|小説とエッセイを書くのが好き|『バリキャリ×恋愛』が主なテーマ|ワークラ…

サナ🎈バリキャリ辞めました

元バリキャリ|小説とエッセイを書くのが好き|『バリキャリ×恋愛』が主なテーマ|ワークライフバランスを求めてブラックな大手を退職|自分や友達の経験をもとに書いていきます

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自己紹介と作品紹介【随時更新】

初めまして、バリキャリを辞めたサナです。 小説を書くのが好きで、noteへの投稿を始めました。 この記事では、自己紹介と、私が書いている・今後書く予定の小説についてのご紹介をしていきます。 自己紹介経歴 都内の大学を卒業後、誰もが知る超大手(海外の人も知ってる)で働きました。 働き方の面ではかなりブラックで、残業が毎月50時間以上で常態化し、一人一人の業務負担も重く、「これでは今後結婚・出産は無理だ」と思って、退職を決めました。 現在は、ワークライフバランスを整えな

    • 創作大賞への応募作品を、今日から明日にかけて投稿します! 13話から19話までなので、ちょっと量が多くなります(´・_・`) 共同運営マガジンには入れていませんが、皆さんのタイムラインを荒らしてしまいすみません!

      • 明日、私は官僚を辞める #15「入省時の志はどこに」

         週末の帰省が終わり、また月曜日がやってきた。  桜は退職の意向を人事に伝えるべく、人事担当室長である鈴木に連絡を取った。室長のご都合の良い時間があれば面談をお願いしたいとメールしたところ、すぐ返信があり、早速今日の15時に面談をすることとなった。  職場の人事担当者に退職の意向を伝えるのは、両親に話したのとは比べものにならないくらい緊張するイベントだった。  絶対引き留められるに違いない。それでもちゃんとそれを振り切って意向を伝えられるだろうか。  不安を感じながらも

        • 明日、私は官僚を辞める #14「反対と、賛成と」

           父の一言目は桜の予想通り、けしからん、だった。 「小説家になりたいなんて、そんな馬鹿げた夢を未だに持っていたのか。今更そんなもののために人生を捨てるなんて馬鹿馬鹿しい」 「小説家になるということがそんなに馬鹿げたアイディアだと、お父さんはどうして思うの? どの職業に就こうと私の自由でしょ」  今日こそ父に対峙して、自分の意見をちゃんと主張するのだという強い意思を持ってこの場に臨んだ桜は、並大抵のことでは後に引かない。父がどれだけ機嫌を悪くしようと、怒ろうと、言うべきこ

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        記事

          明日、私は官僚を辞める #13「10歳の頃の夢は小説家?」

           土曜日。実家に帰省した桜は、早速10歳のときに書いた小説を探すことにした。キッチンで作業する母の前に顔を出す。 「お母さん、私が小学生の頃学校からもらったプリントとかってさ、段ボールで保管してなかったっけ?」 「してるわよ。桜の段ボールは押し入れの下の段にまとめて入れているはず。何か探してるの? 家に着いたばかりだから、まずはゆっくり休んだらいいのに」 「うん、ありがとう。ちょっと探してるものがあって。見つけたら休むね」  母に声をかけてから、桜は足早に押し入れに向

          明日、私は官僚を辞める #13「10歳の頃の夢は小説家?」

          明日、私は官僚を辞める #12「両方とも叶う未来」

           聖奈が桜の難しい顔に気づいて、あえて軽いテンションで声をかけてくれた。  「桜ちゃんはしっかりメリットとデメリットを整理して考えてたから、あとはそれを踏まえてどうしたいかだと思うよ。ね、瑞希ちゃん?」 「そうね。頭で考える段階はもう終わったかなって感じがする。最終的には頭じゃなくて心で判断して決めるものだもんね、こういう人生がかかった選択というものは。でも、選択する瞬間には片方を選んでもう片方を諦めたと思ったとしても、今後の人生で、思いがけない形でもう片方まで実現するか

          明日、私は官僚を辞める #12「両方とも叶う未来」

          明日、私は官僚を辞める #11「官僚には向いていないのかも」

          「というわけで、桜なりに色々考えたわけね」  ここは、桜たちの省の近くにあるカフェ。気候の良い時期にはテラス席に座るのだが、今日はまだ3月初めということで風が冷たい。桜たちは屋内のテーブル席に案内され、注文した料理が出てくるのを待っていた。  桜が考えたことをおおまかに説明する間、瑞希と聖奈は難しい顔をして聞いていた。二人とも真剣に話を聞いてくれて、桜は嬉しかった。 「そう、ここ二日間ほどで考えてみて、私は何でこの仕事を続けてるんだろうっていうことが分からなくなってしま

          明日、私は官僚を辞める #11「官僚には向いていないのかも」

          明日、私は官僚を辞める #10「辞める? 続ける?」

           ブログコンテストの担当者である佐々木と電話をした日の夜。桜は机の上にノートを広げて、難しい顔をして考え込んでいた。  桜の前にはどんな選択肢があるのか。そして、それぞれのメリットとデメリットは何か。整理しようと思ってノートを開いたのだった。  一つ目に書いたのは「受賞を辞退すること」だった。  何も大ごとにならないというメリットはあるが、その代わり、自分の文章を世の中に広めることはできない。  二つ目の選択肢は、「官僚を続けながら書籍化と連載をすること」。  国家公務

          明日、私は官僚を辞める #10「辞める? 続ける?」

          世間の常識を疑ってみたら自分の本心に気づけた

          世の中にはたくさんの常識があり、それらは私たちにとってはいつの間にか当たり前のものとなっています。 しかし、常識を常識として受け入れて、そのまま自分の判断の基準にしてしまってよいのでしょうか? ときには、その常識を疑い、本当にそれに従って生きていいのか、立ち止まって考えてみる必要があるのではないでしょうか? 世間の常識に対して疑問を感じたケースがいくつかあるので、今日はそれをテーマにして書いてみたいと思います。 ▪️成績が良ければ東大か医学部に行け?学校や塾では、成績が

          世間の常識を疑ってみたら自分の本心に気づけた

          明日、私は官僚を辞める #09「オファーは圧倒的熱量で」

           翌日のお昼。約束した時間ぴったりにスマホの着信音が鳴った。2コールほど待って、その間に気持ちを落ち着け、桜は電話に出る。 「お世話になります。XXXブログコンテストを担当しております佐々木と申します。このたびは誠におめでとうございます」  電話口で佐々木と名乗った女性は、落ち着いた声をしていた。まず、授賞式の日時や場所、当日の流れについて説明を受ける。その後、話はV出版から書籍化および今後の連載のオファーがあったことに移った。出版予定部数や連載の期間、収入の目安などにつ

          明日、私は官僚を辞める #09「オファーは圧倒的熱量で」

          明日、私は官僚を辞める #08「予期せぬ通知」

           年が明け、一月も過ぎ、はや二月も終わりに差し掛かる頃。  桜は無事に小説を書き上げてコンテストに応募した。ただ、応募できたこと自体に満足したので、その後軽く燃え尽きてしまい、しばらくは更新が滞っていた。しかし、最近になってまた執筆意欲が戻ってきたので、今度はまた別の長編小説への挑戦を始めた。  応募したコンテストの結果のことは特に考えなかった。結果に期待していたわけではないし、仮に入賞できたとしても、桜はただでさえSNS利用に注意が必要な国家公務員だから本名の公表は難し

          明日、私は官僚を辞める #08「予期せぬ通知」

          明日、私は官僚を辞める #07「せっかくなら応募してみる?」

           安田とは大学時代からの知り合いだ。三年生のときに同じゼミに所属していて、グループ発表で同じグループだった。それ以来、顔を合わせれば話す仲になった。ゼミ仲間数人で飲みに行くことも何度かあった。  そのゼミは官僚志望者の学生が多いことで有名だった。桜も安田ももれなく官僚志望だったので、就活の面接会場でも安田を見かけたときは雑談した。  同じゼミに所属し、同じ省庁に内定した。  そんな二人の関係が変化したのは、四年生の秋のことだった。  当時の桜は、彼氏とうまくいっていなか

          明日、私は官僚を辞める #07「せっかくなら応募してみる?」

          明日、私は官僚を辞める #06「書き始めました」

           翌日の朝六時。スマホの無機質なアラームの音で桜は目を覚ました。  もう十二月も半分が過ぎ、布団から出るのが惜しい時期になってきた。しかし、布団でぬくぬくとするよりも他にやりたいことがあるのだ。桜はえいやっと起き上がった。  しっかり目を覚ますために冷たい水で顔を洗い、気持ちも切り替えるためにパジャマから着替える。  お気に入りのマグカップに白湯を入れ、ノートパソコンを取り出し、とあるアイディアをメモした手帳もそばに置いて、桜は机に向かった。 「よし、今日も始めるぞ」

          明日、私は官僚を辞める #06「書き始めました」

          明日、私は官僚を辞める #05「物書き、始めます」

          「手塚室長、別件でご相談があるのですが、あと数分だけよろしいですか?」  女子会の翌日の月曜日。桜は瑞希と聖奈からの「文章を書く業務に挑戦してみる」という提案に乗るべく、上司である室長の手塚に話をもちかけてみることにした。  とある案件について手塚に説明をする予定がもともとあったので、そのついでにといった感じで話を持ち出す。 「いいよ、どうしたの?」  手塚はにこやかな表情を崩さず、桜の続きを促した。  手塚は普段、桜の背後の窓際の席に座っている。  普通人間は、背後

          明日、私は官僚を辞める #05「物書き、始めます」

          得意だから頑張るより、好きだから頑張りたい

          何かに取り組んでみよう、頑張ろうとするとき、そのモチベーションはどこから出るのでしょうか。 そのことが好きだから? それとも、もともと得意だから? これまでの私の場合、「もともと得意だから頑張る」とタイプでした。 でも最近は、「好きだから頑張る」タイプに変わりたいと思っています。 そして皆さんにも「好き」タイプをおすすめしたくて、この記事を書いています! ◾️勉強は、得意だから頑張れた 私は幼い頃から、自分は勉強が得意だという自覚がありました。 高校一年生で東大

          得意だから頑張るより、好きだから頑張りたい

          初めて休日出勤した日、私はめいっぱいおしゃれをした

          オレンジ色の街灯を背景に、夜の道を歩いている私。 適当に自撮りしたので顔や上半身は右半分ほどしか写っていないが、私は小ぶりのイヤリングをして、お気に入りのベージュのノースリーブニットを着て、ゆるく髪を巻いていた。 ――これは、私のスマホの写真フォルダの奥底に眠っている一枚の自撮り写真だ。 撮ったのは201X年の8月。日曜日だったことを今でも覚えている。 そう、この日、私は人生で初めて休日出勤をした。 当時の私は働き始めて1年目で、4月から3か月間の研修を終え、8月になる

          初めて休日出勤した日、私はめいっぱいおしゃれをした