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mono-gatari 出店店舗紹介⑤<NPO法人加音>

 自閉スペクトラム症の人たちの個性が輝く場所


自閉スペクトラム症の人たちの仕事の場、自己表現活動の場として2009年に誕生した加音西京極作業所。利用者さんたちは、創作活動やトーンチャイム演奏を通じて伸び伸びと活動しています。開所当初「お絵描きクラブ」だった創作活動は、「かんでんコラボアート」や「きょうされんグッズデザインコンクール」などで入賞する利用者が出るほどにまで成長。トーンチャイム演奏では、障害特性に合わせた楽譜を作って練習し、近くのカフェやスーパーで地域の人々に向けて演奏活動を行なっています。そんな、きらりと輝く自閉スペクトラム症の人たちの個性を存分に活かした活動は、作業所と地域を繋ぐ架け橋となっています。
(演奏会の様子や作品を作る使用者さんの様子が写っている写真が欲しいです。)

彼らの個性と地域との繋がりが組み合わさって生まれた作品


「利用者さんがプライドを持って仕事に向き合う姿と『得意!』を活かして素敵な作品を生み出しておられる様子に魅了されている」。そう話すのは、加音の所長をされている北村雅子さん。加音が開所した当時は、まだ自閉スペクトラム症の障害特性に合わせた作業所がほとんどありませんでした。そのため、自閉症スペクトラムの方々は頻繁にパニックを起こしてしまい、作業のできない困った人だと思われていました。その様子を見た北村さんは「自閉スペクトラム症の方々も、工夫次第で丁寧な仕事ができる。この事実を認めてもらい、より多くの工賃を稼げる場所を作りたい!」と思い、加音を立ち上げました。

それから約13年。周辺に工場や大学がある立地を活かし、仕事や創作活動を通じて地道に地域の人々との関係性を築き上げてきました。そんな加音で制作・販売されている作品の中には、地域との繋がりがあったからこそ生み出されたものもあります。嵯峨美術大学と協力して作り上げられた「リングノート」はその一例です。このノートは、嵯峨美術大学の学生が、利用者さんの描いた絵を基にデザインを手掛けたもの。学生はデザインをするにあたり、加音に何度も足を運び、約1年かけてリングノートを完成させました。

完成したリングノート

また、竹炭の持つ消臭効果と吸湿効果で靴をさわやかに保つ商品「にほひとりますえ」では、放置竹林問題に取り組んでいるNPO法人から仕入れた「京竹炭」を使用。裁縫は利用者さんたちが一つ一つ丁寧にミシン縫いしたもので、環境問題と障害者支援という異なったNPOが連携して生まれた製品です。

にほひとりますえ

「障害をお持ちの方の輝く個性が、音と同じようにひとつずつ加わって素敵なハーモニーになって欲しい」という想いが込められた「加音」では、自身の個性を惜しみなく発揮し、活動する利用者さんの笑顔で満ちています。

加音の事業者さんたち

今回のmono-gatari 2022では、先ほど紹介した「リングノート」と「にほひとりますえ」を販売します。利用者さんの個性と地域との繋がりが化学反応を起こし、生み出された唯一無二の商品をぜひご覧ください🌼
ご来場お待ちしております!

NPO法人 加音
HP:https://npo-kanon.org/


mono-gatari 公式サイトで、出店者を確認しよう!


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