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mono-gatari 出店店舗紹介⑥<京西陣菓匠宗禅>

西陣織の「美」と伝統的な和菓子の「味」の融合


伝統ある西陣織の町、西陣の中心地に本店を構える京西陣菓匠宗禅。
「文明が進化し、職人の意義が薄れてゆく現代社会において、本物の技・味を追求し、後世により良き文化を継承する」を使命に掲げ、日本唯一の上技物あられ処として知られています。そんな京西陣菓匠宗禅にとっての『美味』は「美しさ」と「おいしさ」が融合されたもの。気温や湿度によって膨らみ方や硬さの異なる餅を巧みに操る上技師の技術は、西陣織の美しい世界観を表し、本物の美味を体現する最高峰のあられを生み出しています。

多様な味わいを楽しめるあられ

伝統の継承と新たな在り方の追求


2000年に創業した京西陣菓匠宗禅が大切にしている理念は「例を時ととらえる精神」。これは、西陣という地名の由来となった山名宗全公が、時の関白一条兼良に言われた言葉です。古い物事に執着するだけでは無く、今の時をも大切にし、新しい時代の移り変わりに応じて変化していく。その事がまた、次の時代の先例となり、やがて文化として受け継がれていくという考えです。
京西陣菓匠宗禅の創業前、あられ業界は不況や大手メーカーによる大量生産から生じた価格破壊によって、次々と伝統あるあられ屋さんが店を畳んでいました。手間暇かけて菓子を作り出す職人の技術は、オートメーションによる効率化を善とする風潮に飲まれ、その意義を失いかけていました。その様子に危機感を覚えた創業者の山本宗禅は、「本物の技・味を追求し、後世により良き文化を継承する」事を自身の使命に掲げ京西陣菓匠宗禅を創業。「例を時ととらえる精神」のもと、伝統を大切にしながらも、現代のニーズに対応した技術や商品の開発に取り組んでいます。

京西陣菓匠宗禅の本店では、年間を通じて子供に向けた体験学習を行なっています。体験では、あられ、かきもち、せんべいの歴史、製法を学び、自分で焼いたあられを味わいます。実際に自分自身で熱い思いをして焼いたあられを食べた時の美味しさを感じてもらう事。それこそが、日本元来の菓子であるあられの文化を後世に継承することにつながると考えているのです。
このように、餅米を使用し、醤油や日本独自の素材で味付けした伝統あるあられの継承に力を入れると同時に、常に「あられ・おかき」を研究し、時代に合わせた柔軟な試行もし続けています。

今までにない斬新な食感と風味を持った新しいあられ創りにもチャレンジし、次々と新作を世に出しています。ワインや洋酒によく合う「イタリアンあられ」やコーヒーあられをコーヒーとチョコレートでコーティングした「京のあられショコラ金襴」はその一例。

この他にも、フレッシュなフルーツを用いたわらび餅やフルーツ大福などの独自の和菓子を開発。若者でも食べやすい独自の和菓子を切り口に和菓子に興味を持ってもらうことで、あられだけでなく和菓子をも後世に残す活動をしています。

あられや和菓子文化を継承し、その新たな在り方を追求する京西陣菓匠宗禅。日々の研究を通じて、手の温もりのある商品や技のある商品の素晴らしさを日本に、そして世界に伝え続けています。

イタリアンあられなど、新たな味わいへの挑戦

今回のmono-gatari2022では、先ほど紹介した「イタリアンあられ」と和三盆や柚子胡椒など日本独自の素材を使用したあられを販売する予定です🌱
こだわり抜かれた素材と最上級の職人の技が生み出す京西陣菓匠宗禅のあられ。「美しさ」と「おいしさ」の融合である本物の『美味』をぜひ体験してみてください!

京西陣 菓匠宗禅

住所:〒602-8493
京都府京都市上京区寺之内通浄福寺東角中猪熊町310-2
(カーナビでは、京都府京都市上京区中猪熊町(なかいのくまちょう)310-2 で検索して下さい。)
電話:075-417-6670 / FAX:075-417-6671

【物販営業時間】

営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜日・火曜日(祝祭日を除く)

https://souzen.co.jp/


mono-gatari 公式サイトで、出店者を確認しよう!


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