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出版する私の想い

20211110日 
私は、北参道にある(株)幻冬舎ルネッサンス新社へ足を運んだ。
そこで、私の拙著輝ける方法の打ち合わせが行われた。
私が幻冬舎のコンテストに送った文章(輝ける方法の原案)を最初に読んで頂いた編集者、出版プロデューサー編集者、今回私の担当になる編集者と私の4人で今後の展開の打ち合わせをした。

打ち合わせというより、私の熱い想いを語った……


今から1年前くらいのこと、私はコピーライターになりたい一心で勉強をしていた。受講する講義や課題に追われながら、息抜きにどんなコンペがあるのだろうと登竜門のサイトを見た。
そこで幻冬舎の主催するコンテストが目に入ったのだった。
恋文コンテスト
私はこれを見た時に、『コレ書きたい!』と直感的に思った。自分でもなんだかわからない。でも、『書いてみたい』と頭の中がその事でいっぱいになった。
コンテストの概要を何回も読み直し、今まで書き溜めていた文章の内容が当てはまるのか、考えに考えて書き始めた。
ようやく書き上げた文章13,000文字以上。今までこんなに書いたことはなかった。こんなに書ける自分がいるのだと自信もついた。
そして、2021728日に願いを込めて応募した。

結果発表は8月末。今か今かとサイトを開いてみるも発表がない。幻冬舎ルネッサンス新社へ問い合わせてみると
多数のご応募を頂き選定にお時間を頂いております。来週には…”
と返信があった。その翌週、結果発表が掲載されたがそれは、私の作品ではなかった。
『それもそうだ。そんなに上手くいくはずがないか

その1ヶ月後のこと。
コンテストのことも祭りごととして、もう忘れかけているときに、幻冬舎ルネッサンス新社の編集者の方からメールを頂いた。
その内容は、私の作品は2次選考を高評価で通過したことや、広く一般読者に向けての出版の方があっているのではないか、と書かれてあった。
作品講評も頂き、
《唯一無二の表現が強いフックとなって作品をけん引しているため、何度も読み返したくなるような中毒性を秘めている》
《身近な方との思い出を想起させるような本作は、出版されれば老若男女問わず大きな反響を得られるでしょう》
とても光栄なことが書かれてあった。
そして、最後の一文を読むとこれは自費出版なのだと分かった。

最初は、詐欺ではないかと半信半疑だった。
コピーライターの先生にも相談をしたり、ネットで調べたり、知れば知るほど私にとって未知の世界のことでとても悩んだ。
しかし、選択するのは他ならない自分だ。出版するか、否か……

私は、決めた。
20211024日に本契約をし、1110日初めての打ち合わせの日を迎えたのだった。

ここまでに至る経緯と伝えたい想いが溢れ出て、自分でも興奮気味に話しているなと感じた。今まで初対面の人に自分の想いをぶつけているのは、初めてのことだった。

私の想いとは、
自分の意図としたことではない事が起こったとき、
(別居、離婚、会社倒産、病気)
理不尽に被害を受け、余儀なく悪い方向へ進路変更されてしまったとき、
(交通事故、DV、虐待、殺人未遂)
もし、あなたがそんな状況で人生につまずいたとき、
絶対、希望は捨てないで!
絶対、輝ける何かを持っているはずだ!
元気付けたい、元気に生活して欲しいという想いだった。

たとえば、
コロナ過で飲食業界の人たちが、大変な状況でずっと営業できなくて生活にも困っていた。最近になって3回目の緊急事態宣言が解けた。(202110月の話)
ニュースの特集で居酒屋の店主が焼き鳥を焼く時にうれしそうに
「大丈夫かな? ちゃんと焼けているかな?」と言ってお客様に焼き鳥を出していたのが、印象的だった。
お客様も「美味しい」と言ってニコニコ、お客様の顔を見て店主もニコニコ笑っていた。
こういった些細な幸せが、たくさんたくさん増えればいいなと思う。

苦しいのはずっと続く輝くのは一瞬だけだけど、そこに価値があるのではないかと思っている。
苦しくても、どんなに時間がかかっても良い。
希望コツコツとやる継続を忘れなければ道は開ける。必ず、良い方向へと向かっていく。理想論かとそういうふうに思う人がいるかもしれないが、ネガティブには考えず、
『私は自分を信じきる!』ということをずっと心の根底に持っていたい。

自分のこれからの人生固定観念を外していく生き方をしようと思う。
私は、何かと人とぶつかって生きてきたように思える。多分それは、自己中心的な人間だと周りから思われていただろう。
人と意見を合わせて物事に取り組むことは、私が一番苦手としていることだ。だが、それでは生活が成り立たない。仕事も家庭もやらなければならないことは、やらなくてはいけない。
しかし、自分の考えを言うということを上手く伝えられず今まで押さえていたから、何に対しても心の中で反発して、結果、人とぶつかることが多くなったのだと思う。
「そんなの無理に決まっているよ」大半の人が言う言葉。
「普通はさぁ」だの「これはこうなんじゃない?」と決めつける人が多い。
私は、どこからが無理に値するのか、普通とはどこからどこまでなのか、聞きたい。
私の基準はみんなと違う。もうそんなことで、人とぶつかり合うのはバカらしくなった。自由に言い、自由に行動する。人には迷惑をかけない。ただ、それだけのことだ。

それから、未来の子供達を育てる父母へ。
もうずいぶんと前のことだが、私の高校受験の進路相談時に美術の先生から美術学校を選択してみないかと言われたことがある。
私は3人兄弟の末っ子、一般サラリーマン家庭で育った。
そんなにお金の余裕もなく、姉が私立高校に行き、どれだけお金がかかるものだと親が知ったものだから、私は、県立のしかも自転車で通える範囲の学校を選んだ。その方が良いと言う親の意向に何の疑いもなくそっちを選んだ。
家庭環境もその子の一生を左右するものだと後から知った。
あの時、自分の意思があって、これをやりたいという気持ちで学校に入っていたら今はどんな暮らしをしていたのだろうと思う。
何をするにもお金のかかる世の中。
今は就学支援という制度ができているから、未来ある子供達の芽を潰さないように育てていってもらいたい。


契約をするか否かで迷っていたときに、出版プロデューサー編集者の方にこんなことを言われた。
「0から1を作る事はあなたにしかできないことです。
どうあがいても私たちにはできないことです。
小説や文章を書く人は、その著書にその人の人生が詰まっていることだと思うのです」

この言葉に共感した。殺し文句だなとも思った。
でも、結局その言葉で心を動かされた。

拙い文章
どれだけの人に想いが届くのか
知りたい。

やっと、自分の想いを出せる場所を見つけた。
これからも、私の想いを一生懸命、書き続ける!




先週、担当編集者の方から連絡を頂いた。
カバーデザインを依頼したこと、最終校正段階に入ること、制作が順調に進んでいて、当初11月末に配信予定だったのが9月末に早まったこと。
だんだんと現実味を帯びてきていることを実感する。

並行して、毎週火曜日noteにショートストーリーを投稿している。
より多くの皆様に、私の想いが詰まったお話を読んでもらいたい。

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